今日の一曲。第1回目が初めて買ったレコード、そして第2回目が初めて個人的に買ったレコード。さて、では、三回目は何にしようと記憶を探ってみたのですが、なかなか思い浮かばないです。(爆)
まあ、3回目にしてこの有様では、もうそう長くは続かないだろうなぁ…と思案しつつ、「あぁ、じゃあ、あれいくか!」と思って候補に上げたのが、またしても昭和ノスタルジックな森進一、『おふくろさん』。(汗)
でも、ただの『おふくろさん』じゃあダメなんです。
特に最近の『おふくろさん』なんて、まったくもってダメ。見たくも聴きたくもない。
若い頃の森進一。1971年レコード大賞最優秀歌唱賞受賞の時の「おふくろさん」。
ピンポイントでこれ一点のみ。^^;
だけど、さすがにそんなディープなやつ「Youtube」とかにあるのだろうか…と首傾げながら探してみたら、なんとありました。(驚)
スゴッ!しかし、な~んでもあるんですね、『Youtube』(笑)
この年の大晦日、くりまん少年、一人で二階のテレビで『日本レコード大賞』見てました。放送時間は7時からだったような記憶もあるけど、7時半からだったかもしれません。多分、まだ、親父たちは仕事してました。
当時、大晦日と言ったら『レコ大』見て『紅白』を見る。それが日本国民の定番行事でした。で、その後『ゆく年くる年』(笑)
特に『レコ大』は誰が賞を取るのかそれが多くの庶民の関心の的でした。
ちなみにくりまんじゅう、第一回目の大賞受賞曲、『黒い花びら』(水原弘)から第25回目の『矢切の渡し』(細川たかし)まででしたら、多分、全部、憶えていると思います。(汗)
なんなら書きますが、やっぱり面倒なので興味のある人はこれを見て!(笑)
さて、今から40年程前の1971年暮れ、レコード大賞第13回目のこの年、最優秀新人賞は小柳ルミ子の『私の城下町』、そして大賞受賞曲は尾崎紀世彦『また逢う日まで』だったのですが、くりまんじゅう的にはこの時のモリシンの『おふくろさん』のあまりの絶唱ぶりに眼を奪われテレビに釘付けになりました。
何かがのり移ってしまったのではないかと思うようなド迫力の熱唱。
子供心に…こんな魂入って歌を歌っている人、見たことない…と思ったものです。
実際、後にも先にもこれほどまでに「イっちゃって」いるモリシン、見たことないです。
この時のモリシン、単に賞を受賞したという嬉しさだけではない、もっと深い何かを心に秘めていたのではないかとくりまん少年は思いました。
(ただ、今、なんの脈絡も無く、youtubeとかで見るとちょっと引くけど…^^;)
まあ、森進一自身もその母親も苦労のし通しだったらしいので、色々な思いがあったのでしょう。
けれど、翌年、狂信的なファンの女性から婚約不履行、未成年者略取で告訴され、実際には女性の主張していた内容は全て狂言だったのですが、彼女がそうした妄想にとらわれるようになったのは、以前病気療養中の森の母を見舞った際に母から親切に対応されたのが切っ掛けだった事を苦にして、森の母親は翌1973年に47歳の若さで自殺しちゃったんですよね。
ホント、人生色々です。^^;
しかし、71年のレコード大賞各賞受賞曲、wikiで調べてみたら、名曲がずらりですね。
日本レコード大賞:尾崎紀世彦:「また逢う日まで」
最優秀歌唱賞:森進一:「おふくろさん」
歌唱賞:五木ひろし:「よこはま・たそがれ」
加藤登紀子:「知床旅情」
渚ゆう子:「さいはて慕情」
最優秀新人賞:小柳ルミ子:「わたしの城下町」
新人賞:南沙織:「17才」
本郷直樹:「燃える恋人」
欧陽菲菲:「雨の御堂筋」
シモンズ:「恋人もいないのに」
大衆賞:鶴田浩二:「傷だらけの人生」
堺正章:「さらば恋人」
興味ある人はリンク先のyoutubeへ!^^;
しかし、曲を聞いてみても、本郷直樹「燃える恋人」っていうのだけ記憶がない…^^;
あっ、渚ゆう子も憶えているのはどちらかというと『京都の恋』の方かなぁ。
ずっと売れずに何度も改名していた五木ひろしが世に出てきたのはこの年だったのですね。菲菲もこの年デビューか!(笑)
さてさて、つまらない昔話をそろそろこのくらいにしておき、本日のお写真の方はというと6/10の会社近場のお散歩マクロです。
まあ、いつものようにいつものごとく、変わり映えしないところですが…^^;
あっ、マクロですから当然チャップは一緒じゃないです。そろそろ梅雨入り直前の暑い日の午後でした。
でも、本日もまた予定枚数終了みたいです。
こりゃ、楽でいい。^^;
最後に会社に戻り、応接室からガラス越しに一枚…(笑)
さて、明日は何の曲にしようかな?
ということで、今日も以上です。
< Nikon D700 + Tamron SPAF90mm F2.8MACRO >
おはようございます。
返信削除確かに、このころの「おふくろさん」が純粋で真剣に熱唱していますね。
今森進一が歌っている「おふくろさん」より、こちらの「おふくろさん」が遥かに良いですね。
最近では川内康範とのおふくろさん騒動がありましたが、森進一も歌っている内に「おふくろさん」を自分なりに編集して歌ったのが康範の逆鱗に触れたようです。
やっぱり、初心忘るべがらず。でしょうか。
なんでんtoshi さん、おはようござます。
返信削除正直、『おふくろさん騒動』はどちらでもいいような問題に思っていました。^^;
互いの言い分も分かるけれど、反面、分からない気もしたので…(汗)
まあ、上辺だけではない深い亀裂があったのでしょうね。
石川さゆりさんなんかも若い頃の「天城越え」は女の情念モロ出しでもの凄かったけど(笑)、今はさらりと歌ってますね…^^;
まあ、歳と共にその曲の歌い方に変化が出るのは当たり前でそれも分からぬではないですが、若い頃を知っていると少し物足りないということはあります。
初心、忘れべからず…
ブログをはじめた当時の生真面目さや情熱を忘れている自分に反省です。(汗)