てっきりブログにアップ済みかと思っていたら、すっかり忘れていました。(^^;
先月、貫前神社に行った時、帰り際、その東隣にあった「富岡市社会教育館」へ寄ってみました。
後から聞いた話で知ったことですが、「富岡市社会教育館」は、市民が日帰りでの各種集いや研修などに利用出きる、いわゆる公民館のような施設だそうです。
けれど、くりまんじゅうの眼にとまったのは、その建物とその佇まいでした。実に風情があるのです。
小さな駐車場に車を停めて、門を潜ると「見学をご希望の方は事務所へ声を掛けて下さい」との案内が出ていました。
そして、玄関に入ると、今度は「ご用の方は太鼓を強く叩いてください!」と…
なかなか洒落ています…
けれど、『頼もう~。ドドドン、ドン、ドン!』とやるには少し勇気が要ります。なにより、館内が「シーン」としていてもの凄く静かなので余計です。(^^;
取りあえず、バチを持ってはみたものの「う~ん!」と逡巡していると、偶然、係りの人らしき青年が廊下を通り、くりまんじゅうを見かけて「見学希望の方ですか?」と声を掛けて下さいました。(ほっ!)
「はい…」
ノートの住所と氏名を書いて、靴を脱いで館内に上がります。
そして、見学者には青年が案内してくれるシステムみたいです。
まずは「富岡市社会教育館」の概略から説明してくれました。
建物は、社会教育館の前身である「東国敬神道場」として、昭和11年に昭和天皇が貫前神社参拝を記念して建てられた総檜造りの近代和風建築物だそうです。
その質素な中にも風格あるたたずまいは、心に安らぎと落ち着きを与えてくれます。
そして、なにより、光と影がなんとも美しいのです。
「写真を撮ってもいいですか?」と訊くと「ご自由にどうぞ!」と言ってくれました。
板ガラスが如何にも古いもので、微妙に湾曲しています。そしてその歪みが実にいい。
なので、光が穏やかでありながらも、微妙な変化を作るのです。(けれど、いつものことですが、くりまんじゅうの写真ではそれが表現できません…(^^;)
日本の情緒が溢れた実にいい景色です。
土地面積は約3000坪、そこに総檜作りでおよそ400坪の建物が建っています。
社会教育館の運営管理は、平成17年4月より群馬県から富岡市へ移管されたそうで、職員は常勤非常勤を含めて現在5名ほどで運営されているというお話でした。
『いやしと元気』をテーマに和文化の継承に役立つ館主催の講座等も積極的に行っているといいます。
教室のように仕切られた部屋がいくつもあり、そこで市民の方がカルチャーセンターのようなものを色々と開いているそうです。
20分ほど、係りの青年が付き添って館内の説明をして下さいました。
「桜の季節がいいです。また、もう少し早ければ、ツツジが綺麗に咲いていたんですが…」
そういう青年に玄関まで見送られ、挨拶をして外に出ます。
確かに桜やツツジの季節は終わっていましたが、庭にはアヤメや菖蒲が咲いていました。
渡り廊下の新緑も綺麗でした。
庭を散策しながら、時折り窓ガラス越しに館内も見てみます。
庭はよく手入れがされていて、歩いていても気持ちがいいです。
水色の作業服を来た左側の青年がくりまんじゅうに説明をしてくれた方です。(ありがとう!)
滞在時間、30分程でしたが、また訪れたい場所だと思いました。
富岡からの帰り道に…
間仁田の「天神川」です。くりまんじゅうの会社(と隣へ)に通じています。
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