2011-09-29

関西印

 夏休みに実家(大津市@滋賀県)に帰省した義妹が「これ、つまらないものですけどお土産に…(笑)」と言って紙袋をくれました。
 「わざわざ悪いね」と言いつつ、それを受け取り、中に入っているものを見ると数種類のカップ麺でした。
 「な、なんでお土産がカップ麺やねん!」と突っ込みを入れる前に義妹の意図に気が付きました。


 ご覧下さい。こんなヤツです。(笑)
 そう、ポイントは「関西」マーク。
 いやいや、よく気が利く義妹です。(笑)
 日々「ブログネタない~」と嘆いている義兄への気の利いたお土産です。
 ようするに「ブログネタにしなはれ!」っていうことでんねん。(汗)

 渡り舟に助け舟!よっしゃ、がってん承知の介!


 ということで、とりあえず、無印「緑のたぬき」を買って来ました。
 題して「関西VS無印」緑のたぬきです!!!!
 まずは外見での違いは「マルちゃん」マークの斜め下にある「関西」印があるかないか。
 もう一つが蓋を開ける場所に書いてある文字です!


 無印が「だしにまじめ。熟練の技。」であるのに対して、関西印では・・・


 「謹製 なめらか麺仕上げ」です。
 無印がご丁寧に句点の「。」を付けているにも関わらず、関西印はありません。
 そしてこのコピーから受けるイメージとしては、無印は「だし」にこだわりを持っていることを売りにしている様子に対して、関西印では「麺」を売りにしている様子。
 ただ写真では読めませんが、小さな文字で無印が「かつおだしの効いた」であり、関西印が「昆布だしの効いた」になってます。

 では、原材料はどうだ!違いがあるのか!と容器側面の成分表見てみました。


 うひゃっ、細かな文字が老眼にキツイです。^^;
 でも、どう目を凝らして見比べてもご一緒のご様子。(何度も見比べてようやく関西印には「粉末こんぶ」が入っていることがわかりました。^^;)
 はっきりとした違いはその下の「調理法」が無印が「赤字」であるのに対して、関西印は「黒字」なことです。
 気短な江戸っ子に対して注意を強く促す意味で「赤字」。しかし、商売の街「大阪」を中心とする関西圏。やはり「赤字」は「アカんがな!」ということなのでしょうか!^^;


 続いて成分表を比べます。
 こちらが無印の方で1食あたり486Kカロリー。


 対して関西印は・・・
 おぉ、1Kカロリー少ない485キロカロリーです。13ヶ月毎日食べた時に一食分だけ、関西印の方がヘルシーです。^^;
 たん白質、脂質、炭水化物、ナトリウム(塩)、各ビタミンは微妙に違います。
 しかも塩分に至っては無印2.5gに対して関西印2.4gですから率にして約4%違います。
 いやっ、これは期待が持てる差です。


 蓋を開けて中身を見比べます。
 うーん、わからんです。(笑)
 てんぷらには一切差異が見えません。
 でも、てんぷらの下にあった粉末スープの袋の色に差がありました。


 無印が「緑」色に対して・・・


 関西印は「黄緑」色(笑)
 微妙な濃淡の違いですが、比べてみればはっきり分かる違いです。
 分かりますか?^^:


 粉末スープを容器にあけてお湯を沸くのを待ちます。
 キッチンから「ピーーーー!」とケトルが鳴く音が聞こえてきました。
 あつあつの熱湯を注いでいきますが、両方に同量のお湯を入れなければなりません。湯量を間違っちゃうと塩分濃度などまったく比較になりませんから・・・


 容器の側面に引かれているラインぴったりに注ぎます。
 素早く蓋を閉じて待つこと三分、期待に胸がワクワクします。
 そして、いよいよ実食です。


 結論から申しましょう。しかもハッキリ!
 いやぁ、ワカランです。(笑)

 いや、カップ麺マニアの方とかよっぽど舌が肥えていて味覚が鋭い人には分かるのかもしれませんが、普通の人は多分、分からないと思います。(でも、舌の肥えている人、こんなの食べないでしょうし…^^;)
 出来上がりの見た目もまったく一緒です。
 一般的には濃淡があるっていう汁の色もまったくわかんな~い!
 もち、人間ってのは不思議なもので、前もってこちらが無印、こちらが関西印と先入観を持って食べると「うん、無印の方が少ししょっぱい!かもしれない」と思うのですが、目をつぶって食べると、もはやどちらがどちらかまったくわかりません。
 はい、少なくともくりまんじゅうには分かりませんでした。^^;
 舌先に神経集中させて、交互に食べ比べると確かに微妙な違いはある気はするのですが、その差で両者を判別することはできませんでした。
 一緒に食べていたぶ~こは「いや、無印の方が甘い感じがするよ!」としきりに言っていましたが、「じゃあ、眼を閉じて食べてみて!」と食べ比べたら、自信たっぷりに「こっちが関西風!」って言って軽く玉砕しました。(笑)

 まっ、そんなものかもしれません。^^;

 ってういうか、そもそも関西印を付けて売るってこと自体が関西を販売対象にしていないのじゃないのかと思います。
 逆にいえば関東(もしくは関西エリア外)で売る為の関西印!
 関西印をつけながらも実は関東人の好む味付けにしているのじゃないのかと疑ってしまいます。
 確かに製造工場が違うってことは事実なのですが、表記が記号なので都道府県は分かりません。(汗)
 しかし、これ食べて「う~ん、関西風は違うな!」とか唸る人がいるのでしょうか?(汗)
 まっ、いるのでしょうね。宝くじに当たる人もいるのだから…(汗)

 関西印「赤いきつね」も頂きました。
 後日こちらの方も食べ比べてみようかと思います。
 結果は・・・違いが分かれば記事にするし、分からなければスルーになってしまうかもしれません。(汗)

 < Nikon D700 + AF-S NIKKOR VR28-300mm F3.5-5.6G >

 実はその他にもカップヌードルやカップ焼きそばなんかも沢山買って来てくれました。
 それらには「関西」と名は打っていませんが、しかし、逆に名乗っていないものこそ、関西風の味付けなのじゃないかと「緑のきつね」を食べて大いに期待しました。
 そして、製造場所を見ると確かに滋賀工場で製造されたものです。
 「いやっ、こいつは期待できるかも!」と手を叩き、早速、うちにあったカップヌードルみたら…

 とほほ、同じ滋賀工場のヤツでした。(爆)
 関東も関西も同じ工場で作ってるんじゃ、んなもの比べるもなく同じに決まっています。(笑)

 まっ、そもそも滋賀ってのが微妙に「問題」なのでしょうが…^^;

 アップ前に追記

 wikiを見たら次のようなことが書かれていました。

 赤いきつねは各地の好みに合わせて、東日本向け(東北地方・関東地方・甲信越地方・東海地方)、西日本向け(北陸地方・中国地方・四国地方・九州地方)、関西地方向け、北海道向けの4種類が販売されている。
 だしの素材が異なっており、東日本向けパッケージと西日本向けパッケージはそれぞれ側面部分の「E」または「W」で区別できる。
 2001年に西日本向けから近畿地方(関西)向けが独立し、ふたに「関西」の文字を強調したマークが入っている。
 2005年に東日本向けから北海道向けが独立し「北海道限定赤いきつね 北のきつねうどん」として北海道民の味覚に合わせている。関西向け、北海道向けともにフタに書いてある地域名で区別ができる。
 また、「赤いきつね」の油揚げも、東西で味つけを変えている。
 緑のたぬきは東日本、西日本、関西の3種類が販売されている。


 うーん!ってことは関西で販売している「緑のたぬき」や「赤いきつね」には関西マークが付いているんだ。
 そうなんですか?>関西の方
 くりまんじゅうの推理、これまた玉砕です。(汗)
 でも、残っている「赤いきつね」を見ても「E」も「W」もないです。^^;

2 件のコメント:

  1. 関西の人間も、そば食べますがお汁は濃口醤油色ですね
    これうどんだったら「薄口醤油なので、つゆの色違う」これで解決だけど
    最初の写真見るとお汁の色少し違いがあるように思いませんか?>家のディスプレイ古いからかもね(^^)

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  2. おたけさん、おはようございます。

    一枚目の写真。
    ディスプレイのせいではなくて、写真の撮り方のせいです。^^;
    上に照明もあるのですが、左側に窓があり明るさが違ってしまいました。
    現品はまったく濃淡に違いはありません。
    いや、ご指摘を頂き始めて気がついた次第で、まったくもってお粗末な限りでございます。^^;

    今度、コンビニにでもいったらパッケージを見てください。
    本当に関西圏で売っている「緑のたぬき」や「赤いきつね」にはすべて「関西」というマークがついているのでしょうか?^^;

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