秋山郷からひたすら山坂道を下り込み、信濃川と平行して走る国道117号に出たのは既に日が落ちきった頃でした。
そのまま国道で十日町に向かいます。
目的は「へぎそば」を食べるため!(笑)

元々はこの地方の郷土料理的な蕎麦だったのですが、10年ほど前に突如ブレーク!
くりまんじゅうも7,8年前に偶然、初めて食べてその美味しさに驚きました。
いや、偶然、十日町で見かけたお蕎麦やさんの駐車場に停まっている車が皆、「品川」とか「横浜」とか都会のナンバーだったので、疑問に思って調べてみたんですけどね。
で、少ししてから、改めて訪ねてみたのがこちらのお店。(笑)

十日町周辺にはへぎ蕎麦をだすお蕎麦やさんが何軒もあるのですが、とりあえずくりまんじゅうが食べたお店の中では「ナンバーワン!」と思うお店。
いつも混んでいるのですが、この日は比較的空いていて並ぶことはありませんでした。


へぎそばが大(5人前)・中(3人前)・小(2人前)。そして一人用は「小ザル」「ザル」と「大ザル」のどれかを選ぶ。
あとはてんぷらが普通の「てんぷら」と「野菜のてんぷら」があるだけです。
今回は「へぎそば大」とてんぷら2人前をお願いしました。(アンド、父親は日本酒1合か!^^;)

あっ、こちらは薬味が「ワサビ」ではなく「カラシ」が基本。
これが不思議とへぎ蕎麦には合います。

ちなみにテーブルの上には浅葱(あさつき)が置いてあります。(写真撮り忘れました。^^;)
蕎麦の薬味としてお好みで囓るというものらしいですが、癖が強いので「通」じゃないと囓れません。^^;

すべての種類のタネがちゃんと4つずつありました。
まさに揚げたてで美味いこと美味いこと。蕎麦屋の天ぷらのレベルとしては最上位と思います。

実にツヤツヤ、シコシコでその歯ごたえと喉ごしが素晴らしいです。
久しぶりに食べましたが、『感動』的に旨いです。

3人前の「中」でよかったです。
この状態でくりまんじゅうはギブアップ。
しかし、「人生のうちでもベストスリーに入る旨い蕎麦だ!」と甚く感激していた父親がここから頑張って全部食べちゃいました。(汗)
ペースメーカー入れてる一級障害者(汗)が、「そんなに食べちゃって大丈夫か?」ってほどです。^^;
そもそも地元民に愛された蕎麦なのでお値段も安いんですよね。
4人で腹いっぱい食べて、お酒も飲んで5千円でお釣りが来ました。
車に乗ると「蕎麦と天麩羅は抜群に美味かった。でも、あの徳利は1合入ってなかったぞ!あれで幾らなんだ?!」と怒気交えて言う父親、。(汗)
「はっきり覚えていないけど、お釣りから逆算すると280円くらいじゃないかな・・・」と伝えると「えっ、イマドキ300円もしないのか。そりゃあ、安いな!なら、最高だ!もう一本頼めばよかった!」と言っておりました。(笑)
とにかく、こちらのお店はオススメです。
あっ、ちなみにチャップは車でお留守番でした。^^;
さ~て、辺りは真っ暗ですが、しかし、後は帰宅するだけです。
十日町から六日町へ出て、そこから関越自動車道に乗ってしまえば、まぁ、約2時間弱というところでしょう。冬場じゃないので雪がないので助かります。
ということで、長らくお送りした本シリーズもこれにて終わりです。
ご拝読いただき、感謝申し上げます。m(_ _)m
以上
しかし、今回もまた引っぱったなぁ・・・^^;
< Nikon D700 + AF-S NIKKOR VR28-300mm F3.5-5.6G >
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以前長岡へ行ったときに、駅前のお店でへぎ蕎麦をいただきました。美味しかったです。
返信削除長岡の大学へ講師に来ている人に連れて行ってもらったので、美味しい店だったと思いますが、食べ比べて無いのでなんとも。
同じく駅前で、久保田(日本酒)を買って帰りました。
それまで日本酒苦手だったのですが、端麗辛口の日本酒でいっぺんに日本酒好きになってしまいました。
はりーさん、おはようございます。
返信削除おぉ、兵庫県民であるはりーさんが新潟のソウルフードをご賞味したことがあるとは!!!(笑)
へぎそばは十日町、小千谷あたりが中心ですが、隣町の長岡ならおいしい店も沢山あるでしょうね。むしろ、商売的には長岡の方がいいかも。
久保田…旨い酒ですよね。
百寿、千寿、紅寿、碧寿、万寿。
一升2000円から8000円までそれぞれですが、どの久保田も旨いです。
戦後から80年代初頭まで、他の大手酒造メーカー同様、ベシャベシャに甘いくどい酒を作っていた朝日山酒造が、これからは「量より質」「高品質な日本酒を「幻」にならないほどに全国に供給しよう」と始めたのが、創業時の屋号を冠した「久保田」です。
くりまんじゅうが生涯で一番うまいと思った日本酒は学生時代に同じアパートに住んでいたカツヤくんから「実家(新潟)から送ってきたんですけど、呑んでください!」貰ったお酒。(笑)
それは、当時、幻の銘酒と言われた『越乃寒梅』でした。(その当時はよく知らなかったけれど、すぐ直後に全国的にブレークしました)
しかも、それは店頭で販売されたものではなく、最初に樽から出された関係者だけに振る舞われる一番酒。
ハリーさん同様にそれまで日本酒が嫌いだったのですが、一口くちにした瞬間、頭をハンマーで殴られたような衝撃が!(笑)
「なんじゃあ~、こりゃ~!!!!!」(by 松田優作)
正直、まさに人生観が変わるような衝撃的な味でした。
その後、飲み屋でコップ一杯3000円とか出して寒梅を何度もいただきましたが、まったく別物。以来、30年、あの衝撃的な味には出会ったことがありません。^^;
3D CAD関連の集まりがありまして、長岡へ行ったのです。
返信削除それまでは冬の新潟なんて絶対行かないと思っていたのですが、京都の知人の奥様の実家が新潟という事で、通いなれた道だからとレガシィに便乗させていただきました。
夜の懇親会は、当然新潟の銘酒の品評会です。
地元の人が自慢の酒を持参していただき、久保田も寒梅もそのとき頂いた次第です。
うちの方も灘の酒どころも近いし、近所は西灘と言われるお酒の産地なのですが、正月ぐらいしか飲んだことも無く日本酒は苦手な方でした。
その前の焼酎ブームで酔い覚めが良いこともあり焼酎を少しと言うのが多かったです。
が、端麗辛口とはこんなにもすばらしいのかと(良い酒を頂いたからでしょうが)目から鱗でしたね。
どちらかと言うと味音痴なのですが、旨いものは旨いです。
実は残り物の五合ぐらい入った寒梅もこっそりもらって帰りました(笑)
恐ろしいと思ったのは、行きはすごく良い天気でぽかぽか陽気だったのですが、帰りはなんと大雪。
除雪車が走り回る北陸道を四駆を良いことにオーナーに運転させてゆっくり帰ってきました。
そうそう、九州の知人が「垂直利き酒」をやると申しておりました。
あこがれます(笑)
はりー さん、おはようございます。
返信削除いい旅のようでしたね。
冬の新潟で旨い日本酒を飲む。実に風情があります。(笑)
しかも、大雪に見舞われるっていうのもある意味ラッキー!です。
最近は雪が少なくなったそうですが、それでも太平洋岸側に住む人間にとっては想像外の世界です。
くりまんじゅうも若い頃、ぶらりと一人で真冬の新潟に行って、そのあまりの雪の凄さに人生観が変わりました。(汗)
田中角栄の日本列島改造論のホントの意味が分かったというか…
単純に「こりゃ、不公平だ!」と思ったものです。
まっ、後で知ったことですが、その年は「豪雪」に指定された大雪の年だったのですけどね。
あと、真冬の北陸(福井)に行った時も驚きました。
冬に雷が鳴り響き、雷雨のごとき滝のような雪が降る。見ている間に5センチ10センチと積もっていき、突然、ぱっと止む。
雷は、あちらでは冬の風物詩だそうですが、世の中知らんことまだまだたくさんあるなぁと思わされたものです。
群馬って他県の人からは「雪降る」ってイメージを持たれていますが、それは北部のお話で南部は東京よりも降らないので、雪もまた新鮮なのです。
でも、最近は日本酒飲まなくなりましたね。
日本酒好きが本当の酒飲みと言われますが、ひょっとしてくりまんじゅうは酒飲みじゃないのかもしれません。(笑)