2011-11-14

両親を連れてNO.7

両親を連れてNO.6からの続きです…)

 奥志賀から雑魚川林道を下りこんだ先が秘境「秋山郷」です。
 秋山郷は、東に苗場山、西に鳥甲山という2000mを超える大きな山塊に挟まれた細長い道筋国道405号沿いに点在する12の集落の総称。
 しかもここは上信越国境のど真ん中、当然、超豪雪地帯であったりします。


 秋山郷を世に、初めて紹介したのは、江戸時代の文人、鈴木牧之という方。
 牧之は文政11年、 59歳の時初めてこの地を訪ね、後年、「秋山記行」を著しました。


 この中で、巧みな文体と挿し絵で秋山郷の美しい自然と、この地峡ならではの習俗などを紹介したそうです。
 そこには江戸時代後期、信越秘境に生きる人々の様子や生活が生き生きと描かれているそうですが、江戸時代の「秋山郷」なんて想像を絶します。


 また、この地は平家落人伝説の里。
 まっ、人里離れた山奥の地にはありがちな伝説ですが、昭和の初めに秋山郷を測量隊が訪れた時、村人から「源氏はまだ栄えているか?」と尋ねられたという逸話も残っているそうです。


 田圃を中のこの細い道を進めば、「蛇淵の滝」へ行きます。


 「蛇淵の滝」その名前の由来なんぞ、あまり興味はないかもしれませんが、観光協会の資料によれば(笑)「その昔秋山郷の熊取名人がこの付近に熊を追ってきて、川にかけられた丸太を渡り終え、ふと後ろを振り向いたところ、それは丸太ではなく大蛇であり、恐ろしさのあまり一目散に山道を逃げ去ったということで、以来この滝を「蛇淵の滝」と呼ぶようになった」と言われているそうです。と一応書いとく!(汗)


 この季節、滝の周囲はあたり一面が真っ赤に紅葉し、まるで絵葉書のような景色が広がるってことですが、既に夕刻。しかも、以前、一度行っているので今回はパスしました。
 どうせ行っても真っ暗でしょうし…^^;




 ふと見上げるとジェット機が!(笑)


 ちなみに寄ったのはここお食事・おみやげの「山源」さん。
 理由は父親が「あそこに寄ってくれ!」と言ったから。(笑)
 でも、目的は食事でもおみやげでもなく木工品を見る為です。


 そう、秘境・秋山郷の伝統工芸をかたくなに守り続ける職人集団、山源木工。^^)v
 とにかくそういうのが好きな父なのです。(結局、何も買わなかったけど(汗))


 両親が木工品を見ている間、くりまんじゅうは外をブラブラ。
 ちなみにぶ~ことチャップは道を歩いてどこかに行ってしまった。なので、写真はございません。(すみません。チャップファンの方!^^;)


 さて、ここは山奥。
 まだまだ細く険しい道が続きますので日が暮れ切らないうちに津南の街へ行きましょう。

 続く・・・

 < Nikon D700 + AF-S NIKKOR VR28-300mm F3.5-5.6G >


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