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2013-10-30

夕焼け

 西の山並みに陽が暮れた後、何の具合か年に一、二度、ありえないような色合いの夕焼けが見られることがあります。
 刻一刻と変わる情景、移りゆく色彩。その一瞬。


 10月11日の夕刻がそれでした。

 < Nikon D700 + AF-S NIKKOR VR28-300mm F3.5-5.6G >

2013-08-23

祝・全国制覇

今日は余分なことは書きません。
余分な写真も貼りません。

「前橋育英、優勝おめでとう!」

2010-08-02

切手と封筒

 ネットをプラプラしていて偶然、見つけた封筒と切手。

 いやっ、この発想、このセンスには参りました!
 出典はここ! http://twitpic.com/1lfkqq

 脱帽でございます。
 でも、こんな発想があると切手の柄もどんなのがあるのか気になるよね。
 夢無限大!(笑)

 こちらは「切手のないおくりもの」!^^

 色んな人が歌っていたので誰の歌か知りませんでしたが、しかし、これも財津和夫さんがオリジナルか・・・
 やっぱ凄いやこのオヂサン!(笑)

2010-07-22

LOVE*LOVE ムックとラムの物語

 ♂のイエローラブ、ムック10才
 ♀の黒ラブ、ラム8才

 神様の導きで2匹は8年前に出逢い、ムックは小さな小さなラムを優しくいたわり、ラムは頼もしいムックにいつも寄り添い、そして2匹はいつしか仲良く素敵なカップルになりました。

 そんな2匹の物語… 是非、ご覧下さい。




 いや、参りました。
 youtubeで偶然見つけた動画だったのですが、なんだか物凄く感動しちゃいました。
 ムックとラムの寄り添う姿がたまらくいいです。
 別に悲しいわけでもなく、楽しくほのぼのとしているのに、なんだか心の一番やわらかいところに伝わってきて、見ていて自然と涙が出てきました。
 仲のいいラムとムックはもちろんそうですが、そこに飼い主さんの溢れる愛情を感じて、作り物じゃない「まこと」の愛みたいな姿を拝見した気が致します。

 チャップももうすぐ2歳だし、ムックがラムに出遭った歳とほぼ同じ。
 う~ん、もう一匹飼おうかな・・・^^;

 お時間があればこちらもどうぞ!^^



 「ムックとラムの子供たち」です。

 ※素晴らしい映像を見ていただきたかったので今回はくだらん写真は貼りません。^^;

2010-05-22

泣けます・・・

 昨日、文化センターでの写真が撮れず、苦肉の策として松鶴家千とせの動画を「youtube」から見付け出して来たのですが、「youtube」へ入り込むとヤバイです。
 なにがヤバイってやたらと見てみたい動画が眼に留まり、ついそれらプチッって再生してしまう。
 一本が4、5分程度のものでも、ちょっと見ているつもりで、すぐ30分くらい時間が経ってしまいます。
 ついでにサイドバーに関連動画がリストアップされてますので、それをプチ、プチ、クリックしているといつの間にか当初の動画とまったく関係のない動画へたどり着いちゃったりもするのです。

 で、『松鶴家千とせ』からいつの間にかたどり着いた先がこれ!

 はっきり言って、泣けます。
 違った意味で、ヤバイです。
 仕事中とか見ない方がいいです。
 「オレ、泣いたことなんかないモンね!」って強がっている人はこっそり一人でご覧下さい。

 では、泣いちゃってください。

 泣けない人は…
 まあ、そんな人です。(汗)

 明日は茨城から『オリバーファミリー』が群馬へとやって来ます。
 が、しかし、天気予報ではあいにくの雨!
 ば~べきゅうとかやるつもりなので、晴れなくてもいいから、降らないことを祈っています。皆も願って!^^

 では、また。

2009-10-17

チャップとオリバー Vol.2

 同じ時に、同じ場所で、同じ母親のお腹からこの世に生まれ出できた2匹の小さな茶色のラブラドールレトリバー。
 けれど、人間の勝手な都合で一匹は茨城に、そしてもう一匹は群馬へと引き裂かれてしまった兄弟犬の「チャップ」と「オリバー」 …
 そんな二匹の再会。

 それはある意味、奇跡だったのかも知りません。

 切っ掛けはブログに付いた1通のコメントからでした。
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 オリバーママさんのコメント...

 兄弟犬発見!?
 はじめてカキコします。
 なぁ~んとなくカチカチしながらいろいろなブログを見ていたら,写真のキレイなここにたどり着きました。
 で,過去の写真を見ていると見覚えのあるワンコの写真。
 あまりにも我が家のオリバー君に似ているではありませんか。
 だんだんと進んでいくと,チャップ君の本名と血統書の写真を発見!
 鳥肌がたちました。
 我が家のオリバー君の本名は『LOCUS GARDEN JP OLIVER(オリバー)』
 どうやら,ブリーダーさんの名前も同じようです。
 オリバー君は2008年9月1日生まれです。

 2009/05/12 23:56


 (オリジナル記事)
  http://yume-no-nakade.blogspot.com/2009/05/10.html

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 それは、今年の春、5月12日のことでした。

 奇跡はここから始まりました。
 嘘のような作り話のようなお話ですが、事実なのです。
 オリバーママさんとは「いつか再会させられたらいいですね」とメールやブログでやり取りをしながらも、なかなかその機会がなく、季節は夏から秋に。

 そして、ちょうど5ヶ月過ぎた10月12日、そんな二匹がまさに神様の采配で一年ぶりに再会できました。
 チャップにもオリバーにも、そして彼らと暮らす私たち家族たちもとても素敵な一日でした。

 朝、6時起床。
 まだ眠そうなチャップを「おい、これからオリバーに会いに行くんだぞ!」と目覚めさせ、それから一つずつ、忘れ物などがないかと指先確認。
 そして「準備OK」
 9時少し前に群馬を出ました。ぶ~こにしては珍しく、この日はぐずぐずしていませんでした。

 空はとてもいい天気、ガソリンを満タンにして出発進行!

 くりまんじゅうの住む安中市(群馬県)とオリバーファミリーの住む常陸太田市(茨城県)は同じ北関東ですが、地理的にはまさに関東平野の西端と東端であり、大凡200キロの距離があります。
 今では(全線開通はしてなくとも)北関東自動車道があるので、約3時間の時間距離ですが、一昔前なら途方もなく遠い場所でした。(50号激混みしてたし…)
 なので、あちこちの遠出も厭わないくりまんじゅうですが、茨城県はまったく土地鑑がないのです。
 オリバーママさんからメールで教えてもらった連絡先をこれが頼りと必死に紙にメモして…出かけました。^^;

 高崎ICから関越自動車道に乗り込み、約1キロ走って高崎JCで北関東自動車道に分岐します。
 とりあえず、最初のパーキングエリアの波志江PAで朝食&チャップのトイレタイムも兼ねて休憩。

 チャップは一日中車に乗っていても平気な犬なのですが、朝、ちょっとゲリピー気味だったので^^;、その心配だけしてました。

 ちなみに最近、チャップは「助手席」を独占なのでぶ~こはいつも後部座席です。(笑)
 ぶ~こが助手席に座ろうものなら「そこはオイラの席だ!」とぶ~この上に覆い被さり絶対どこうとしません。(ところで、犬もシートベルトしてないと捕まっちゃうのでしょうか?)

 再び北関東道を走り出し「太田桐生IC」へ…とりあえずここが終点。
 ここから東北道「佐野藤岡IC」までの区間、約20キロ強が北関東道として、まだ通じていないのです。なので50号で佐野藤岡を目指します。

 昔に比べれば、比較にならないほど50号も改修されていい道になりましたが、それでもやっぱり混んでいます。
 勿論、信号もあるし、高速がないので太田から佐野の間を走る車はすべてここを通りますから…
 高速なら約10分で通過する距離ですが、なんだかんで約30分。
 特に佐野藤岡IC前に出きている大型アウトレットショップや巨大モールに入りたい車で、インターまであと少しというところで渋滞してました。^^;

 民主党さん、これだけ作っておいて「北関東道を中止する!」とは言わないで下さいね。^^;

 さて、再び、佐野藤岡IC(栃木県)から東北自動車道に乗り込んで北上!
 そして、栃木都賀JCTで再び北関東道に分岐します。
 佐野藤岡からこのジャンクションまでは東北道と北関東道の共用区間になるわけです。
 ここまでくればあとはほぼ高速道。約1時間強というところでしょう。

 空いている北関東道をひたすら茨城に向かい東に進みます。ここから先、実はくりまんじゅうは初走行でした。
 ちなみに北関東道ってサービスエリアとかまったくないのですね。

 「もうすぐだよ、チャップ!着いちゃうよ、チャップ!」と興奮気味のぶ~こがチャップに声掛けますが、チャップは「は?」という顔してました。

 友部JCTで常磐自動車道に分岐して、再び北上約20キロ。
 那珂ICで高速を降ります。そして、国道349号線を約10キロほどひた走るわけです。

 ICから市街地まで走る辺りの景色は長閑です。とっても長閑…
 なので、「車も停められない大都会だったらどうしよう!」と思っていた田舎者のくりまん夫婦は安心すると同時に親近感も沸いてきました。

 道沿いには「西山荘」への案内板がちらほらと…
 そう、オリバーご家族の住む町は、あの「この紋所が目に入らぬか!じゃじゃ、じゃーんじゃーん!」でお馴染みの「水戸黄門」様がうっかり八兵衛と住んでいた「西山荘」のある場所なのです。
(ちなみに、西山荘までオリバー一家のお宅から直線距離なら約500mでした^^;)

 そして、ついに待ち合わせ場所であったスーパーの駐車場に到着。
 車から下り、ひとつ大きく深呼吸してオリバーママさんにTELしました。

 受話器から聞こえてきたオリバーママさんの声。もちろん、初めて聞く声です。
 軽く挨拶を交わして、「今、迎えに行きますので…」というお言葉に電話を切ると一分もしないうちに、スーパーの駐車場を散歩させていたぶ~ことチャップの姿を見つけ、「チャップ~!」と雄叫び上げて走ってくる親子のお姿。
 オリバーママさんと長女のあかりちゃんでした。

 あぁ、文字ばっかじゃんつまらん!早く写真とか出せ!という声が聞こえて来ますが、実わ、今回、オリバーファミリーのプライバシーもあるので、写真公開はしないつもりです。
 すべて「絵」にします。(笑)

 待ち合わせ場所から徒歩1分。
 すぐにオリバーの待つ、オリバーファミリーハウスに到着です。

 そして、ついにオリバーとチャップの再会が叶いました。

 「あれ、なんか見たことある顔してるけど、キミ、誰?」(お)
 「オイラはチャップだよ!」(ち)
 「ふ~ん」(お)
 「チミこそ見た顔してッけど、誰?」(ち)
 「ボク?ボクはオリバー!一千年の未来から、時の流れを越えてやってきた。流星号、応答せよ、流星号。来たな!よし、行こう!のオリバーだよ。」(お)
 「へぇ、チミ、未来の国からやってきた知恵と力と勇気の子かぁ!ってオマエ、古すぎ!そんなギャグかましても、くりまん父ちゃんの世代じゃなければ、意味わかんないよ。それに「オリバー」と「ジェッター」って最後の「ー」しか一緒じゃないじゃん!」(ち)
 「………」(お)


 ちなみに元歌はこれ!^^;
 http://www.youtube.com/watch?v=9JztR0AYxNg

 (ちぇっ、ギャグのセンスないヤツ…)(お)

 と、互いに言ったかどうかは定かではありませんが、その後兄弟は大興奮の大暴れで兄弟相撲が始まってしまいました。

 はっけよいのこった!

 激しい張り手がいきなり入りました。

  馬乗りになります。
 さて、どっちがどっちだか分かるでしょうか…^^;

  実は上から覆い被さっているのがチャップです。
 「チ*チ*が顔に当たってるよ~、やめてけれぇ」(ばい おりばあ)

 「こんにゃろ、こんにゃろ、こんにゃろ!」と全体重掛けて押し潰そうとしてました。

 肉付きは言うに及ばず、骨格も二まわりくらいチャップの方が大きいので取っ組み合いではチャップに分があります。
 青春アミーゴ、「地元じゃ負け知らず~♪」のオリバーだったそうですが、同じ血を引くデカブツ犬にはたじたじでした。
 けれど、単なるじゃれあいで、どんなに激しく絡み合っても互いに、噛んだり、威嚇したりはまったくしません。きっと分かってるんです。

 で、とりあえずしゅうかちゃんが「オリバー、チャップ、仲良くしなさい!」と中間に入ってお相撲はおしまいになりました。

 余りにハッスルしすぎなのでリードでお互いが触れ合うことの出来ない位置にホールド。
 でも、もっと遊びたいな!というオリバーとチャップでした。

 そして、ようやく人間たちは家の中に入ることになりました。

 ということで、本日はここまで。(笑)
 勿論、続く…

2007-12-29

スポーツ観戦で涙

 最近、本当に涙もろくなってしまって困ります。
 例えば、テレビでスポーツを観戦していても、自然と涙腺が緩んでしまうことがあるのです。

 昨夜は「全日本女子フィギュアスケート」を一人で見ながら…

 浅田選手、安藤選手、中野選手…
 氷上のきらびやかな舞台で見せてくれるその素晴らしい演技も勿論、心打たれるのですが、その演技が素晴らしければ素晴らしいほどに、その裏側で行われているであろう、血の滲むような練習、節制の毎日、周囲からの期待、心に篭もる様々な不安…
 演技が終わってみせる「笑顔」と「泣き顔」の下に、そんな諸々がつい見えてきてしまうのです。

 「太り過ぎ」と評され、痩せれば今度は「スタミナ不足」と囁かれ、今シーズンは絶不調…「もう終わった」と言われた安藤選手。
 常に浅田、安藤の影に隠れ、地味で目だたない存在だけれども、「トリプルアクセル」で自分を見せる中野選手。
 逆転されて、あと一歩で、世界選手権の切符を逃した最年長の村主選手。
 周囲の目は勝って当たり前。失敗がニュースになってしまう浅田選手。

 全日本選手権に出場するということだけでも、凄いことなのに…

 「そのジャンプ一つの為にどれだけのものを犠牲して、耐えてきたのかな…」
 「きっと、想像もつかないような沢山のものを抱えてその場に来たんだろうな…」
 「誰かと戦ってるんじゃない。結局、自分と戦ってるんだろうな…」

 そんなことを思うともうダメです。

 「頑張ったね。素晴らしかったよ!」

 演技が終わる度に薄っすらと滲むテレビに向かって一人拍手をしてました。

2007-10-27

神津牧場のソフトクリーム

 ある人と話をしていたら、『神津牧場』のソフトクリームの話になりました。

 「神津牧場のソフトは美味しいですよね」
 くりまんじゅうがそう言うと、
 「私も大好き。でも、うちの旦那は神津牧場のソフトは嫌いだって言って食べないんですよ」
 と言って笑うのです。

 (その昔は牧場に直接行かないと食べられませんでしたが、今では、ショッピングセンターやスーパー、また高速のサービスエリアなどでも神津牧場ブランドでソフトクリームをはじめとして、牛乳やバターなども売ってます)

 「えっ、どうしてですか?」
 と尋ねると、
 「子供の頃、修学旅行で神津牧場に行って、一人一つずつソフトクリームを貰ったんだけど、食べようと思った瞬間、ポトンって落としてしまって食べられなかったんですって。当時はお小遣いは持っていってはいけなかったので、買い直すことも出来ずに、一人だけ食べられなくて、凄く寂しい思いをしたって…だから、40年以上経った今でも神津牧場のソフトは嫌いだって言うんですよ!」
 と仰いました。

 う~ん………

実は2ヶ月ほど前、8月の上旬にくりまんじゅうは二十年ぶり位に「神津牧場」に行ってきました。

牧場に着くなり、子供の頃に食べた神津牧場のソフトクリームの味が懐かしく、すぐに「ソフトクリーム」売り場へ向かいました。


 食券を買い、ソフトクリームの窓口に行くと、そこに大きく書かれた看板がありました。

 「ソフトクリームと落とした方は遠慮なく申し出て下さい。作り直します」


 その時は、「なら、途中まで食べて、落としちゃおうか?」なんて、おふざけ半分、特に気もとめずにぶ~こと笑って話していたのですが、今になって思い切り『納得』&『反省』です。

 神津牧場のソフトクリームはとても美味しいです。特に、現地の牧場直営のソフトクリームの美味しさは群を抜いてると思います。

 けれど、『神津牧場』は気が付いたのだと思います。

 「味も大切、けれど、思い出はもっと大切」

 で、あれば…

 落としてしまって生涯「嫌い」という人がいる事実。
 ソフトクリームは落としやすい食べ物です。特に子供は尚更でしょう。そして、一緒に食べている人が「凄く美味しい」と絶賛すればするほど、幼い心に傷を残すことを…
 悲しい思い出は作って欲しくない。
 だから、もし落としてしまっても、また作り直してくれるその対応は、舌以上に心までを美味しくさせてくれます。

 (そうなんだ…)

 薄っぺらいユーザーニーズとかではない、もっと深くて温かいものをくりまんじゅうは感じました。(勉強させられました)

 やるな、神津牧場!

 なので、そんな「神津牧場」をくりまんじゅうは応援しちゃいます。

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こんな(サイト)もあるんですね。

2007-10-09

最果ての日本人

もう、二十五年近く前になるかと思いますが、久米宏のTVスクランブルという番組がくりまんじゅうは好きでした。特にその番組の中にあった「最果ての日本人」というコーナーは今でも記憶に強く残っています。

それは、北の果て、南の果て、東の果て、西の果て、世界各地のたった一人しか日本人のいない場所へ番組スタッフが出向き、そこで暮らす日本人の生き方や考え方、そして日々の仕事や生活を取材して、番組で紹介するというものでした。

「日本という小さな国を離れ、今の生活はすごく充実して楽しい」
「日本と違い、ここには本物の自由がある…」
「日本を離れて、一つの悔いも後悔もない。今の自分に満足している」

毎週、番組で紹介される最果てで暮らしている日本人たちは、みな、明るく、ポジティブで前向です。日本を離れてみたからこそ分かる世界の広さ、そして可能性というような話を自信に満ちて語ってくれました。

番組は2、30分のコーナーだったような気がします。
そして、最後に、「これは取材のお礼です」そういって、日本から持参した材料で作った料理を差し出します。最高の材料を最高の腕でということで、番組スタッフには本物の板前さんも同行していました。

「なんですか?」

そういって目の前に置かれた料理に、最果ての日本人は一瞬、息を飲みます。

それは一杯の「お茶漬け」でした。

「お茶漬けですか…」
少しはにかむような笑顔で呟いて、
「へぇ、懐かしいな…これ頂いていいんですか?」
と、箸を取って米を口に入れます。

   ・
   ・
   ・

食べ始めると、一様に、みな、無言になりました。
米ではない、別の何かを噛み締めるように、口だけが小さく動きます。

日本に何一つ未練はないといっていたある人は「まいったな。反則だよ」そう言ったきり、あとは言葉になりませんでした。そして、その頬に伝わる大粒の涙を隠そうともせずにただお茶漬けをかきこんでいました。
また、もう10年以上日本に帰っていないという女性は二口、三口食べるなり、「帰りたくなっちゃった」と言って、そのまま震えるように嗚咽していました。
「美味しいですか?」というスタッフの問い掛けにも、ただ下を向き、無言で首を縦に振るだけの男性もいました。聞いてるスタッフも泣いてました。

モニターでそれを見ながら、スタジオの観客や久米宏の隣に座る横山やすしも涙を流していました。もちろん、くりまんじゅうもテレビの前で泣いてしまいました。

その味に、最果ての日本人が何を感じ、何を思ったのか。味の記憶は強烈です。きっと、たった一杯のお茶漬けの味が、ストレートに、心の奥へ響いたのだと思います。たとえ、どんなに長くどんなに遠く離れていても、やはり自分の原点が「日本人」であることを感じたのかもしれません。そして、世界の最果てで、たった一人で頑張ってきたからこその、その溢れる涙に、見ているものも感動したのだと思います。

海外で試合をして、表彰式で日の丸を見ると、ただそれだけで泣けてくる。あるオリンピック選手がそう言っていましたが、それも分かるような気がします。

でも、今になって思うと、日本の味として、「お茶漬け」っていうのは、凄くいい選択だと思います。故郷の味となると味噌汁などがすぐに思いつきますが、その味は育ったその土地で皆違うでしょうし、母親の味である家庭料理も人それぞれになってしまうからです。その点、お茶漬けは、純粋に日本の米を日本茶で味わう、まさに日本人すべてに共通した「日本の料理」です。

故郷を大切にしたいですね。あらためてそう思います。
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