2011-05-31

桐たんす同窓会 NO2

 (桐たんす同窓会 NO1からの続きです・・・)

 安中(群馬)から琵琶湖西岸、滋賀県大津市の雄琴温泉まで距離にして約480キロ。
 目一杯高速道路を使えば、約6時間というところです。
 しかも、大津ICは高速道どこまでも走っても1000円という名神高速の最終IC。(次の京都東ICから別料金が発生します。)
 くりまんじゅうの最寄ICである「松井田妙義」ICから通常料金だったら万札が飛んで行っちゃう「9550」円ですので、これはとてもありがたいことです。(でも、来月でこの休日特別割引も終わっちゃうそうですね^^;)

 朝、8時半、指先確認、忘れ物なし、準備OK。
 ぶ~ことチャップが見送る中、颯爽とくりまん号に乗り込んで、エンジン掛けてイザ出発。
 いやっ、お出掛け前のグズグズぶ~こがいなければ、ちゃっちゃか出発可能なのです。(こんな余分なこと書くとまた怒られます。^^;)

 ただ、朝食を食べずだったので、「腹が減っては戦は出来ない」とすぐにコンビに寄りました。原市のセブンイレブン。いい気分。

 大盤振る舞い^^;、ちょっと高級なこだわりおむすび「紅鮭切身」と普通の「ベーコンエッグ」おにぎりを2つ買いました。(笑)
 でも、こだわりおむすびってその価格の差がちゃんと分かるおにぎりですよね。大好きです。
 普通のおにぎりの「ベーコンエッグ」ってのは初めて食べました。
 でも、お米にベーコンエッグってのは正直言って、微妙。(笑)
 でも、偶然「おにぎり」フェアとかやっていて、150円以下のおにぎりは100円。それ以上のものは150円ってことで、2つであわせて250円也!
 まぁ、なので文句は言えませんです。

 飲み物はコレです。
 ぷにゅぷにゅ容器が特徴の「いろはす」。
 ちなみにこの「いろはす」っていうネーミング。
 「いろは歌」の最初の三文字と、健康と環境を志向するキーワード「LOHAS (ロハス)」の掛け合わせだそうです。(まっ、どうでもいいような四方山話をすみません。^^;)

 で、「いろはす」の「温州みかん」
 甘いんだけれど、甘すぎず、飲みやすくて後味もさっぱりしているので、最近、ちょっと気にっています。(笑)
 まぁ、こいつもまた、どうでもいいお話ですが…^^;

 R18を西に走って約十数キロ、上信越道「松井田妙義」から高速へと乗り込みました。

 群馬長野国境の碓氷峠で一番長い「八風山」トンネルです。

 あっ、言っておきますが、よい子皆さんはこういう写真を撮るような真似をしてはけません。^^;
 ノーファインダー撮影なので違反にはならないと思いますが、それ以前にデインジャー!!
 ちなみにコンデジのような原則ディスプレイ表示部を見て撮るカメラは仮にノーファインダー(ディスプレー)撮影であっても警察官に見つかれば切符を切られる可能性があります。
 道交法では「手に持って画面に表示された画像を注視した場合」が規制対象なので・・・^^;

 長いトンネルを抜けて気分も一新。
 なので、佐久PAでこれ買っちゃいました。
 いやっ、長旅なのでエネルギー補給しなくちゃなりませんのでネ!
 でも、ここのソフトクリーム、神津牧場のやつで美味しいんですよね。全国あちこち(のSA等)で食べたソフトクリームの中でもかなり上位に入ります。
 でも直接、神津牧場で食べるやつに比べるとさすがにちょっと劣りますけどね…^^;

 更埴JCで上信越自動車道から長野自動車道に乗り換えて、最初に寄ったSAがここです。
 標高592m「姨捨サービスエリア」。
 深沢七郎の『楢山節考』にも取り上げられている姨捨伝説の姥捨の地です。^^;

 眼下には日本一の大河、千曲(信濃川)が流れる善光寺平が広がっています。
 でも、この日は温かすぎてちょっと靄ってました。
 遠くが見えないので、見える景色だけ・・・^^;

 姨捨SAから再び走ること約6,70キロ。
 次に寄ったるは松本平の「梓川SA」です。

 駐車場に降り立ち、振り返ると残雪残る北アルプスの絶景が迫っています。
 まさに屏風の様。

 常念岳。標高2857m、日本百名山の一つです。
 安曇野から望むピラミッド型のその端正な山容は実に美しい限りです。
 しばし山を眺めながら、芝に腰を下ろして簡易灰皿片手に一服。
 そして、トイレ休憩後、「うーん、山はいい」と呟いて再び本線に乗り込みました。^^;

 土曜日とは言え、しかし道はまったく混んでいません。
 スムースな流れに乗り快適なドライブが続きます。
 そして、長野自動車道の終着、岡谷JCで長野道から中央自動車道へと乗り込みました。

 うっ、中央道に入るといきなり大型車が増え始め道を塞がれてしまいました。
 観光バス、トラック、タンクローリーのカルテットがくりまんじゅうの行く手を阻みます。
 ニャロメ!
 まっ、しかし、夕刻6時にまで雄琴温泉につけばいいので、けっして急ぐ旅ではありませんので助手席に置いてあったカメラなんぞを取り出してここぞとばかりにセルフ記念写真です。(汗)

 でも、ここで突然、ふと思いついたことがあります。
 何を思い付いたかと言うと「雄琴に付くまで全部のサービスエリアに寄ろう」ってこと。(汗)
 いやっ、ただ高速を走っているだけでも面白くないし、折角500キロ近く走るのならば、なんらかの課題を持とうと思ったからです。
 けど、だったら「姨捨」の前の「東部湯の丸SA」や高速乗った直後の「横川SA」も寄っておけば良かったと思いましたが、それはアフターカーニバル!^^:
 なので、「まぁ、いいや。そちらのSAは年中寄っているから!なんなら帰りに寄ればいいし!」と気持ちを切り替えることに致しました。^^;

 まだまだ、先が長くなりそうなのでとりあえず本日はここまで。

 続きます。しかも当分・・・^^;

 < Nikon D700 + AF-S Nikkor VR28-300mm F3.5-5.6G >

2011-05-30

桐たんす同窓会 NO1

 昔、昔、その昔。英語で言えば、「long long ago!」
 まだウインドウズもインターネットもなかった頃。
 くりまんじゅうはパソコン通信、略して「パソ通」ってやつをやっていました。


 勿論、正確に云うとするならば、インターネット自体の歴史はかなり古いし、ウインドウズも初期バージョンは85年くらいから既にあったのですが、要するにまだ世間一般的にはまったく普及する前という意味で、です。^^;


 個人で開いている草の根ネットなんていうものから、中小のサイトもあったけど、当時、2大勢力を誇ったのがNECが運営する「PC-VAN」と富士通の運営する「NIFTY」でした。


 管理志向の高いNIFTYと自由放任主義だったPC-VAN。
 その個性は違いましたが、どちらとも最大会員数は100万人を突破していたはずです。
 そしてくりまんじゅうはどちらのネットワークサービスにも加入していました。
 (あと日経mixっていうのも加入していたし、千絵さんちのQポラネットのIDも頂いてました。(笑))



 パソコン通信なるもの。
 通信を利用して情報をやりとりするという意味では今のインターネットと大筋は同じなのですが、基本的にはまず運営のサイトの会員になり、IDとパスワードを持たないとそのサービスは一切利用できません。


 今で云えば、「Mixi」に近い形態と言ったらいいでしょうか。
 あっ、しかし商業ネットですから、会員になるには勿論、有料です。電話代も使った分だけ掛かります。


 一旦、ネットワークの中に入ってしまえば、そこで行われることは電子メールであったり、電子掲示板(SIG・フォーラム)であったり、OLT(オンライントーク)・チャットであったり、OSL(オンラインソフトウエアライブラリ)であったりと、現在のインターネット上の利用法と然程変わることはないのですが、但し、あくまでサービスを利用できるのは、そのネットワーク内だけであり、また、その会員に限定されます。
 いわゆる、クローズド型タイプなネットワークなわけです。


 また、ウインドウズの現れる前ですから、「GUI(グラフィカルユーザーインターフェース」じゃなく、全て文字だけでコミュニケーションを取ります、というかとらざるを得ません。
 それは当時既にGUIであったマックであっても同じです。



 実際、くりまんじゅうがパソ通始めた頃(80年代後半)なんて、やっと300bosの音響カプラから1200bpsのモデムに変わった時期ですから、まさに激オソ!

 電話回線によって送られてくる文字がモニタでリアルタイムに読めるくらいの速度だったのです。


 仮に現在光通信の速度が100Mbpsとすると、その差はExcelでも立ち上げないと計算出来ません。(笑)
 ざっと見積もっても約9万倍くらい違います。^^;
 この差がどのくらいかというと、仮に現在1秒でダウンロード出来るモノは、当時ならば約25時間、まる1日以上掛かることになります。
 今、考えると笑っちゃいます。


 なので、画像とかも送受信できなくはないのだけれど1枚送るのにもの凄い時間が掛かり実用的に文字(キャラクタ)以外送れなかったのです。


 で、そんなパソ通で何をやっていたかというと、まぁ、陰では色々とやっていたけれど^^;、一番メインだったのは当時日本で一番愛用されてたという?管理工学研究所というソフトハウスが開発していた「桐」というRDBの情報交換でした。


 RDBというのは「リレーショナル・データ・ベース」の略で今でいう「Microsoft Access 」とか「FileMaker」と同じような類のソフトウエアです。


 思い切り端折って言っちゃえば、コンピュータ言語でプログラミングするより早く簡単に、まぁ、事務系であればどんなものでも作れてしまうソフトと云えばいいかもしれません。
 勿論、それを構築するスキルがあれば!という前提ですが、まっ、あまりそこは深く踏み込みません。
 あまり一般的な方が使うようなソフトではありませんし・・・(汗)


 当時、とにかく「朝から晩まで」ネットに浸りこんでいたものです。^^;
 掲示板なのにまるでチャットのような書き込みをしてました。
 斬新で新鮮だったのですよね。
 だって、日本全国のまったく見知らぬ人たちとそこで知り合い、そこで様々な情報交換が出来るわけです。


 勿論、文字だけのやり取りですから、時には口論もあれば、ケンカもする。
 でも、それもまた楽しみの一つだった気がします。


 そして、そんな仲間たちがネットを離れて実際に会うのが「オフ会」
 くりまんじゅうはそれほど頻繁にオフに出席したわけでもありませんが、PC-VAN、NIFTYの両方をあわせると5、6回ほど出たかもしれません。
 飲み会が主体ですが、ご一緒にゴルフなんかもよくしたものです。


 しかし、あれから十数年。
 時は流れウインドウズ版の開発の遅れた「桐」はもはやマイナーな存在になり、またインターネットの普及によってPC-VANやNIFTYも閉鎖され…毎日そこで情報交換していた人とも徐々に疎遠になってしまいました。


 今年の春。
 突然、「桐タンスの同窓会」なるお知らせが舞い込みました。(E-mailで^^;)


 幹事の方々、その面々のお名前拝見すると、うぅ、お懐かしい…
 多分、最後にお会いしたのは15年から18年くらい前でしょうか。
 当時、30代40代だった方々も、いまやアラフィフ、アラカン。^^;
 自分のことは棚に上げ「皆さん、オッサンになっているのだろうなぁ~」と思わず目を細めたりしたものです。


 しかし、同窓会の開催、場所は滋賀県大津市の琵琶湖湖畔。時期は5月の21~22日の土日。


 いやっ、以前ならば迷わず「出席!」とすぐに返信しましたが、正直、「うっ、遠い。」と一瞬、躊躇ったのも事実でした。いやっ、群馬から約500キロ弱あるのです。(汗)
 しかも、5月の半ばってのは仕事的にも一年で一番忙しい最中で猫の手も借りたい!って時。


 なので、「可能な限り出席します」と恐縮ならが、少し中途半端なお返事をさせて頂き、日程調整、体調管理をしながら当日を待ちました。^^;


 そして、いよいよ5月21日土曜日がやってきました。
 天気は快晴。気分は上々!
 ガソリン満タン、忘れ物なし。
 カメラのバッテリーもフル充電。メモリの空きもたっぷりあり。


 「よっしゃ!行くか!」
 朝、8時半。琵琶湖に向かっていざ出発でした。

 (続く・・・)

 お写真は琵琶湖の辺の小さな漁港で撮ったものです。
 とりあえずそれらを先行して貼らせて貰いました。^^;

 < Nikon D700 + AF-S Nikkor VR28-300mm F3.5-5.6G >

2011-05-29

とんかつ 幸楽

 ネタ不足に陥るとつい安易に「食べ物」系に走る。というか頼る。
 「食べモノ」主体のブログじゃないブログにありがちの典型的なパターンです。(汗)
 しかし、本日の「ゆめなか」もまさにそれ!
 ぐはっ、弱ったもんです。^^;

 で、そんなネタ不足の折、この日、伺ったのは「とんかつ幸楽」。
 地元、安中にある唯一のとんかつ専門店といってもいいとんかつやさんです。
 最近出来た今の店…と言っても15年位は経つかもしれませんが、その前の旧店からなので、もう30年は通い続けているかと思います。
 だいたい3ヶ月に1回くらいでしょうか。ということは計算すれば100回以上こちらのお店に行っていることになります。

 そんなくりまんじゅうが断言しましょう。
 はい、突然ですが、ここの「チーズ北京かつ」は抜群に旨いです。(笑)
 ご存知ない方に一応ご説明すると「チーズ北京かつ」は肉の間にチーズと辛子味噌のようなものを挟み込んで揚げてあります。
 この取り合わせが実に絶妙、美味なのであります。
 実際、こいつが好きで通っていると言ってもいいくらいです。
 多分、ここ20年くらい、個人では「チーズ北京かつ」以外を注文したことがありません。(ぶ~こが別の(エビフリャ~とか)を頼んでそれと分け合うことはありますが。)
 まぁ、サイズは若い頃は「大」そして、「普通」になり、今では「小」に変遷はしてはおりますが…^^;

 が、しかしです。
 実は、この日、初めて「チーズ北京」以外に挑戦しました。
 そう、とんかつ屋なのに出て来たるは「フォークとスプーン」でございます。
 何を頼んだかは、まぁ、そのうち…(笑)

 注文をして読書に勤しむのが最近のパターンです。
 ちにみに、今、読んでいる本がこれ!
 百田 尚樹氏の「永遠の0(ゼロ)」です。

 「僕は号泣するのを懸命に歯を喰いしばってこらえた。が、ダメだった。」
 児玉清氏絶賛!

 実はこの本、この帯に書かれた書評の文字に惹かれて読んでみる気になりました。
 でも、この時まだこの「児玉清」という人が先日なくなった俳優の児玉清と同一人物ということを恥ずかしながら知りませんでした。
 訃報を報じるニュースで児玉氏が書評を書いていた事を知り、手にしていた本を見てハッとしたものです。
 誰とも知らずそこに書かれた帯の文字を読み、手にとった文庫本。
 そして、その本を涙しながら読み進めていたある日、突然、亡くなった児玉さん。
 偶然とは言え、縁とは不思議なものです。
 生涯記憶に残る本の一冊になるかもしれません。

 ドーン!(笑)
 やってきました!

 もう一枚、ドーン!(汗)

 さて、今回、オーダーしたのは「タンシチュー」でした。
 まっ、もはやシチューと呼べるシナモノではなく、巨大にブロック肉ですが、でもシチューです。^^;
 芳醇なデミグラスソースに包まれた分厚いタンは実に柔らかく煮込まれていてホークの先でホロリと割けます。
 やや酸味を感じる味付けは好みの分かれるところでしょうが、くりまんじゅうは嫌いじゃありません。いやっ、好きです!^^)v

 ライス。そして大盛りキャベツ!ってところがとんかつやさんの流れですが、ここのご主人、元々は東京の西洋料理さんで修行していたので洋食は強いです。

 折角だから、もう一枚。ドーン!(笑)

 いやっ、正直なお話をすると撮影条件メチャメチャ悪かったです。
 格子戸で仕切られた小さな個室風のテーブル席だったのですが、とにかく暗い。^^;
 一応、真上に蛍光灯の照明があるのですが、光量が少なく、しかも両隣の個室は白熱球でその光が斜めから差し込んできます。
 更に格子戸越しには自然光が入り込み、影は出来るは、カメラの位置によって主な光源が変わってしまいホワイトバランスがシッチャカメッチャカ!な状態でした。(汗)

 お会計を済ませて、お店を出ると既に暖簾が下りていました。
 すみません。しばし食後の読書なんぞも勤しんでしまったもので長居してしまいました。

 ということで、とんかつの幸楽の「タンシチュー」お薦めです。
 でも、やっぱりくりまんじゅうは今後も「チーズ北京」一筋でいくと思います。(汗)

 < Nikon D700 + Sigma 24mm F1.8 EX DG MACRO >

2011-05-28

釣堀

 5月15日、日曜日のこと。

 朝、突然、家に弟が現れて「これから釣りに行くんだけど、一緒に行かない?」と誘われました。
 実は弟は普段、渓流釣りをします。
 渓流釣りに限らず、釣りにハマり込んだ人はまぁ世間の人から見たら「おバカ」を通り越してもはや「ガイキチ」です。(汗)
 で、この渓流釣りってヤツ、ご存知の方はご存知かもしれませんが、真夜中に家を出て朝4時とかに山奥の沢に入り込み下流から上流向かって釣り始めます。
 軽く「山奥の沢」とか言いますが、まあ、普通の人には多分、想像のつかないこれがまたとんでもない山の奥の沢であります。
 リックを背負い、ポケットが無数にあるベスト着て、胸まであるゴム長履いて、水深1mを越すような急流を渡り、壁のような岩を攀じ登って、その姿はフィッシュイングというよりワンダーフォーゲルというかアドベンチャーという感じです。そしてなによりの心配ごとはとにかく熊との遭遇。^^;

 なので思わず「えっ、釣り?」と訊くと「まぁ、釣りって言ったって、親父と息子連れて釣堀だけどね」と云いました。ホッ!

 「釣堀か・・・どこ?」
 「倉渕のカネト水産っていうとこなんだけどね。」
 「ふ~ん、まぁ、いいけど。でも、午後から仕事なんで、自分の車で後から行くわ!」
 「分かった!じゃぁ、先に行ってるね」
 「了解!」

 それから30分くらいした午後9時半頃、安中から地蔵峠を越えて倉渕(@高崎市)へと向かいました。


 いや、まさに五月晴れ。
 暖かな陽光の降り注ぐ素晴らしくいい天気でした。(紫外線は物凄く強そうだけど^^;)




 自宅から約45分弱、釣堀「カネト水産」に到着です。
 くりまんじゅうは初めて行く釣堀でしたが(というより、釣堀行くのが、もの凄く久しぶり^^;)、 権田の交差点から二度上峠の北軽方面に1キロほど進むと看板があり、そこから南の山の中に3キロほど進んだ先にありました。


 けっこう、山奥です。
 でも、鳥さんなんかがいて、とても長閑です。

 この釣堀、そのシステムは大きく分けてふた通り。
 釣った魚の「重さ」で料金を払う釣り方と釣れても釣れなくても「時間」でお金を払う釣り方があります。
 勿論、前者はとてもよく釣れて、後者はなかなか釣れないというのは云うまでもありません。
 誰が考えても自然の摂理、いや商売の掟です。^^;


 こちらは「従量(キロ釣り)」制の池の方。
 時間制と従量制は池の場所が違います。
 けっこう大勢の方がいらっしゃいました。
 団体さんで来ているのか、皆さん、お腹のようでもありましたが、釣り場に入ると皆、友達になっちゃうので詳細はわかりません。^^;


 ちなみに弟や甥っ子は時間制の池の方で釣っていました。
 こちらの池は弟たちの他に一人いるだけでガラガラでした。

 甥っ子、遅れてやってきたくりまんじゅうの顔を見ると生意気にも(笑)「オヂチャン、お父さんもおじいちゃんもヘタクソ!だからボクが釣ってあげるから見ていて!」とチビッコ釣り師出動です。


 弟から竿を奪い取り・・・いっぱしの釣り師気分!

 ちょこざいな!(笑)
 でも、釣れるのか?と思っていたら・・・


 いきなりのヒット!呆気ないくらいに来ました。^^;
 浮きが沈みこみ、竿がしなります。
 すると甥っ子、まるで強引に引き上げました。
 しかし、カツオの一本釣りじゃありまいし、そんなに一気に引っ張り上げたらアカンがなぁ・・・(笑)


 15センチ程度のサイズのレインボー(虹鱒)です。型は小さいですが、食べ頃の大きさともいえます。(笑)
 でも、背後の土の上に吊り上げられ泥だらけです。
 ついでに針を深く飲んでいたので、外すのに少し手間取りました。
 「はい、これ、バケツに持っていって!」と弟に手渡された甥っ子、バケツへと走ります。


 魚臭くなった手を池の水で洗います。
 しかし、どうにも危なっかしいです。
 「落ちるなよ~」と声を変えると・・・


 「大丈夫だよ!」とこの笑顔。
 しかし、いつか落ちるのじゃないかと気が気じゃありませんでした。^^;


 釣れる魚は虹鱒メイン。時々、イワナ、そして山女も上がります。


 池を管理している(と思われる^^;)人の良さそうなオニイサンがここから網ですくった魚を定期的に池に放流します。


 くりまんじゅうも数年ぶりに竿を握ってみました。
 あっ、竿は一本だけ。それを弟、甥っ子、父親、そしてくりまんじゅうで代わる代わる使いました。
 しかし、くりまんじゅうが竿握るとお魚さん、まったくこない。(汗)
 ニジマス君に嫌われているのか、それともくりまんじゅうがヘタなのか!
 ついで、ようやくきても合わせが速過ぎて逃げられてしまう。^^;

 弟の話ではここの魚は「ここだ!」と思うタイミングから、「1・2・3」と待ってあげるくらいがちょうどいいとのこと。
 しかし、そんなに待ったら餌、完全に飲み込んじゃわないか!と思うくらいですが、確かにそのくらい遅合わせじゃないとまず逃げられます。


 時々、連れた魚の数を数えていました。
 で、なんで数を数えているのかと訊くと、その理由は「家族4」+「親族4」+「チャップ1」の分プラス「茨城のオネエチャン2」たちの分だそうです。(笑)
 「だから11匹は絶対に釣らないとダメ!」なのだそうです。

 http://yume-no-nakade.blogspot.com/2010/08/2_24.html
 しかし、この時のお話、くりまんじゅうは甥にした憶えはないのですが、ひょっとしたらア~ちゃん、シュ~ちゃんが話したのかもしれませんね。^^;


 飽きました。
 完全に飽きてしまいました。(笑)
 ご覧の通りの状態です。


 かく云うくりまんじゅうもやはり飽きてしまい300mmフルズームで飛ぶ蜂を狙ってました。(汗)
 しかし、こんものAFでピントなんぞが合おう筈はありません。
 MFで一瞬を狙います。8枚撮って一番ピントが合ったのがこれでした。^^;
 F13まで絞っていますが、背景のボケ凄すぎですね。^^;


 お時間が来て「釣り終了!」です。
 さ~て、何匹釣れたでしょうか?


 結果はなんと、合計ジャスト30匹でした。まずまず大量です。
 いや、実際、2時間で30匹なら中々の釣果と言ってもいいですね。
 料金は2時間、2500円なので一匹あたりの単価にしても80円強です。


 キロ釣りが1キロ1700円ですので、サイズはかなりまちまちですが、一匹平均150gだとしても、30匹なら4.5キロ、キロ釣りならば「7650円」になってしまいます。
 勝った!ガッツポーズ!(笑)


 ただ、30匹という数はワタ(内臓)を取る処理もけっこう手間と時間が掛かります。
 甥も「手伝う!」と云っていましたが、捌くのにカッターを使うので、それはさすがに危ないのでやらせられません。


 弟が捌くのをしばらく見ていましたが、結局、飽きてしまい・・・


 「オヂチャン!ボクはオヂチャンの車で先に帰ってる!」ってことになりました。
 はい、はい。じゃあ、先に帰りましょう。(笑)

 ということで、必死にニジマスを捌く弟と親父を残して、お先に帰らせて頂きました。
 いや、久しぶりの釣堀でしたが、なかなか楽しいものでした。
 そして、甥は「夏、茨城のオネエチャンと一緒にここで釣りするんだ!」と張り切っています。
 勿論、釣った魚はこの場で「塩焼き」「から揚げ」「フライ」として食べられます。

 < Nikon D700 + AF-S Nikkor VR28-300mm F3.5-5.6G >

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