2011-05-28

釣堀

 5月15日、日曜日のこと。

 朝、突然、家に弟が現れて「これから釣りに行くんだけど、一緒に行かない?」と誘われました。
 実は弟は普段、渓流釣りをします。
 渓流釣りに限らず、釣りにハマり込んだ人はまぁ世間の人から見たら「おバカ」を通り越してもはや「ガイキチ」です。(汗)
 で、この渓流釣りってヤツ、ご存知の方はご存知かもしれませんが、真夜中に家を出て朝4時とかに山奥の沢に入り込み下流から上流向かって釣り始めます。
 軽く「山奥の沢」とか言いますが、まあ、普通の人には多分、想像のつかないこれがまたとんでもない山の奥の沢であります。
 リックを背負い、ポケットが無数にあるベスト着て、胸まであるゴム長履いて、水深1mを越すような急流を渡り、壁のような岩を攀じ登って、その姿はフィッシュイングというよりワンダーフォーゲルというかアドベンチャーという感じです。そしてなによりの心配ごとはとにかく熊との遭遇。^^;

 なので思わず「えっ、釣り?」と訊くと「まぁ、釣りって言ったって、親父と息子連れて釣堀だけどね」と云いました。ホッ!

 「釣堀か・・・どこ?」
 「倉渕のカネト水産っていうとこなんだけどね。」
 「ふ~ん、まぁ、いいけど。でも、午後から仕事なんで、自分の車で後から行くわ!」
 「分かった!じゃぁ、先に行ってるね」
 「了解!」

 それから30分くらいした午後9時半頃、安中から地蔵峠を越えて倉渕(@高崎市)へと向かいました。


 いや、まさに五月晴れ。
 暖かな陽光の降り注ぐ素晴らしくいい天気でした。(紫外線は物凄く強そうだけど^^;)




 自宅から約45分弱、釣堀「カネト水産」に到着です。
 くりまんじゅうは初めて行く釣堀でしたが(というより、釣堀行くのが、もの凄く久しぶり^^;)、 権田の交差点から二度上峠の北軽方面に1キロほど進むと看板があり、そこから南の山の中に3キロほど進んだ先にありました。


 けっこう、山奥です。
 でも、鳥さんなんかがいて、とても長閑です。

 この釣堀、そのシステムは大きく分けてふた通り。
 釣った魚の「重さ」で料金を払う釣り方と釣れても釣れなくても「時間」でお金を払う釣り方があります。
 勿論、前者はとてもよく釣れて、後者はなかなか釣れないというのは云うまでもありません。
 誰が考えても自然の摂理、いや商売の掟です。^^;


 こちらは「従量(キロ釣り)」制の池の方。
 時間制と従量制は池の場所が違います。
 けっこう大勢の方がいらっしゃいました。
 団体さんで来ているのか、皆さん、お腹のようでもありましたが、釣り場に入ると皆、友達になっちゃうので詳細はわかりません。^^;


 ちなみに弟や甥っ子は時間制の池の方で釣っていました。
 こちらの池は弟たちの他に一人いるだけでガラガラでした。

 甥っ子、遅れてやってきたくりまんじゅうの顔を見ると生意気にも(笑)「オヂチャン、お父さんもおじいちゃんもヘタクソ!だからボクが釣ってあげるから見ていて!」とチビッコ釣り師出動です。


 弟から竿を奪い取り・・・いっぱしの釣り師気分!

 ちょこざいな!(笑)
 でも、釣れるのか?と思っていたら・・・


 いきなりのヒット!呆気ないくらいに来ました。^^;
 浮きが沈みこみ、竿がしなります。
 すると甥っ子、まるで強引に引き上げました。
 しかし、カツオの一本釣りじゃありまいし、そんなに一気に引っ張り上げたらアカンがなぁ・・・(笑)


 15センチ程度のサイズのレインボー(虹鱒)です。型は小さいですが、食べ頃の大きさともいえます。(笑)
 でも、背後の土の上に吊り上げられ泥だらけです。
 ついでに針を深く飲んでいたので、外すのに少し手間取りました。
 「はい、これ、バケツに持っていって!」と弟に手渡された甥っ子、バケツへと走ります。


 魚臭くなった手を池の水で洗います。
 しかし、どうにも危なっかしいです。
 「落ちるなよ~」と声を変えると・・・


 「大丈夫だよ!」とこの笑顔。
 しかし、いつか落ちるのじゃないかと気が気じゃありませんでした。^^;


 釣れる魚は虹鱒メイン。時々、イワナ、そして山女も上がります。


 池を管理している(と思われる^^;)人の良さそうなオニイサンがここから網ですくった魚を定期的に池に放流します。


 くりまんじゅうも数年ぶりに竿を握ってみました。
 あっ、竿は一本だけ。それを弟、甥っ子、父親、そしてくりまんじゅうで代わる代わる使いました。
 しかし、くりまんじゅうが竿握るとお魚さん、まったくこない。(汗)
 ニジマス君に嫌われているのか、それともくりまんじゅうがヘタなのか!
 ついで、ようやくきても合わせが速過ぎて逃げられてしまう。^^;

 弟の話ではここの魚は「ここだ!」と思うタイミングから、「1・2・3」と待ってあげるくらいがちょうどいいとのこと。
 しかし、そんなに待ったら餌、完全に飲み込んじゃわないか!と思うくらいですが、確かにそのくらい遅合わせじゃないとまず逃げられます。


 時々、連れた魚の数を数えていました。
 で、なんで数を数えているのかと訊くと、その理由は「家族4」+「親族4」+「チャップ1」の分プラス「茨城のオネエチャン2」たちの分だそうです。(笑)
 「だから11匹は絶対に釣らないとダメ!」なのだそうです。

 http://yume-no-nakade.blogspot.com/2010/08/2_24.html
 しかし、この時のお話、くりまんじゅうは甥にした憶えはないのですが、ひょっとしたらア~ちゃん、シュ~ちゃんが話したのかもしれませんね。^^;


 飽きました。
 完全に飽きてしまいました。(笑)
 ご覧の通りの状態です。


 かく云うくりまんじゅうもやはり飽きてしまい300mmフルズームで飛ぶ蜂を狙ってました。(汗)
 しかし、こんものAFでピントなんぞが合おう筈はありません。
 MFで一瞬を狙います。8枚撮って一番ピントが合ったのがこれでした。^^;
 F13まで絞っていますが、背景のボケ凄すぎですね。^^;


 お時間が来て「釣り終了!」です。
 さ~て、何匹釣れたでしょうか?


 結果はなんと、合計ジャスト30匹でした。まずまず大量です。
 いや、実際、2時間で30匹なら中々の釣果と言ってもいいですね。
 料金は2時間、2500円なので一匹あたりの単価にしても80円強です。


 キロ釣りが1キロ1700円ですので、サイズはかなりまちまちですが、一匹平均150gだとしても、30匹なら4.5キロ、キロ釣りならば「7650円」になってしまいます。
 勝った!ガッツポーズ!(笑)


 ただ、30匹という数はワタ(内臓)を取る処理もけっこう手間と時間が掛かります。
 甥も「手伝う!」と云っていましたが、捌くのにカッターを使うので、それはさすがに危ないのでやらせられません。


 弟が捌くのをしばらく見ていましたが、結局、飽きてしまい・・・


 「オヂチャン!ボクはオヂチャンの車で先に帰ってる!」ってことになりました。
 はい、はい。じゃあ、先に帰りましょう。(笑)

 ということで、必死にニジマスを捌く弟と親父を残して、お先に帰らせて頂きました。
 いや、久しぶりの釣堀でしたが、なかなか楽しいものでした。
 そして、甥は「夏、茨城のオネエチャンと一緒にここで釣りするんだ!」と張り切っています。
 勿論、釣った魚はこの場で「塩焼き」「から揚げ」「フライ」として食べられます。

 < Nikon D700 + AF-S Nikkor VR28-300mm F3.5-5.6G >

2 件のコメント:

  1. オリバーママ2011年5月28日 20:55

    こんばんは。オリバーママです。

    カッターで捌くんですか…なかなかワイルドですね~。
    昔,観光地で3歳くらいのあかりに釣りをさせたことがありました。
    釣り針につけた餌はなんと“イクラ”。
    「赤いツブツブ~!!たべた~い!!」と,魚よりも餌の方に喰いついたあかりさんでした

    オリバーシスターズ,楽しみにしています。
    食べ方は,もちろん塩焼きでしょう^^)!

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  2. オリバーママさん、こんにちは。
    なんだかいきなり梅雨入りしてしまいましたが、こちらくりまん地方も本日はまた凄い雨振りです。
    オリバー地方もご同様でしょうか?

    はい、カッターで捌きます。
    包丁より小さくしかも鋭利なので便利なツールです。
    もちろん、怪我をしても自己責任。釣堀屋さんはなんの責任も負いません。
    この日は事前に弟が川から捕ってきた川虫(陽炎の幼虫?)でしたが、お隣で釣っていた方はイクラでして、まっ、餌代は当然高くつきますが、やはりイクラの方が食いつきが良かった感じです。^^;
    あ~ちゃん同様、分かるんですかねぇ~魚も現金です。(笑)

    釣堀の近くに子供公園もありまして、甥っ子はそこにも行きたいみたいです。
    お待ちしております。^^

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