ニューコピー機がやって来た！

　くりまんじゅうの会社ではCanonの「GP30」という古いコピー機を使っています。
　当時、アナログからデジタルへ切り替わった先駆け的なデジタルコピー機ですが、購入（リース開始）は1997年なのでもうかれこれ14年になります。
　５、６年ほど前に生産終了後の修理部品供給が終わり修理が出来なくなり、更に２年程前に保守サービスも打ち切りになっていました。
　従ってサービスマンに来なくなり、同時にカウンター料金も発生しなくなっていました。要するに壊れたらそれまで！ということです。^^;

　そんなこともあり、各社の営業さんからは入れ替えを再三勧めらていれましたが、「でも、とりあえずコピーできるうちはいいよ！」とお断りしていたのですが、今年に入ってから、さすがに紙詰まりや汚れが頻繁に発生するようになり、更に最近に至っては吐き出す用紙は「真っ黒黒すけ」状態になってしまい、いよいよリプレースを覚悟した次第です。

　普段、あまり意識もしませんが、実際、コピー機というのは企業活動、特に事務系においてライフラインに近いものがあります。
　今更ながら、「使えない」と思いっきり不便です。
　いや、不便を通り越して仕事になりません。（汗）

　ということで、久しぶりコピー機を入れ替えました。
　いや、日本経済復興の為にも・・・^^;

　今回新しく入れたコピー機は東芝テック(株)製の「e-STUDIO2330c」という機種です。
　思い切って、フルカラーコピー（複合）機です。
　しかし、コピーと言えば、キャノン、リコー、富士ゼロックスが御三家。
　「へっ？東芝なんてコピー機作ってたの？」って思いましたが（実際、営業マンにも言っちゃいました^^;）、ちょうどタイミングよく営業サンがやってきたのであっさりと決めちゃいました。
　いやっ、こういうのはタイミングってのが全てですし、今更、メーカーでの違いなんぞあんましないでしょうしネ･･･

　しかし、昔から思っていたことですが、コピー機の価格ってどんなものでなんでしょうねぇ？
　ちなみに今回のこのコピー機（オプション含）の希望小売価格はなんと「180万円」という車が買えちゃうような驚愕のお値段なのですが、しかし、そのお値引額もさらに驚き、桃の木、山椒の木の「130万円」引きでした。（爆）

　まぁ、それでも差引き50万円もするのだから、けして安いとは言えませんが、それでも、そもそものメーカー希望小売価格の設定というものに首を傾げてしまいます。
　不良在庫品やワケありの品なら分からぬでもないですが、現行プロパー品をそんな値引するものなんて他に思いつきませんぜ。^^;

　いやっ、それはともかくとしても、しかしデジタル機器の１４年という歳月は凄いですね。凄まじい進化を遂げています。
　まさにくりまんじゅう、浦島太郎状態です。^^;
　実際、コピー機といいますが、カラーコピーは勿論のこと、プリンタ、ファックス、スキャナとして使えるＯＡ複合マシン。
　しかもネットワークフル対応。（コピーカウンタ数とかまでネットを使って調べるっていうのですよ！）
　特に驚いちゃったのが毎分約60枚の速度で高速スキャンして書類をPDF等にファイリングする機能。いやはや、なんとも素晴らしい速さで文書を電子化してくれます。

　またコピーもマルチフォーマット化が凄い。
　例えば、Ａ４サイズ８枚の書類を１枚のＡ３用紙に４分割して両面印刷で収めちゃうなんて技も書類を重ねてドンと差し込み、後はまさにワンタッチです。（まぁ、実際には設定ボタンを３回ほど押してからスタートボタン押すので４タッチですが…^^;）

　あと、ファイリングボックス機能っていうのも気に入ってしまった。
　版下のような、日常定期的に刷る原稿はコピーと同時に名前を付けてコピー機のＨＤＤに保存しておけば、次回は原稿要らず。
　フォルダ開いてコピーしたい名前のついたボタンを押せばそれでＯＫです。

　いや、最近の機械では標準の機能なのでしょうし、PCとかなら当たり前のことに思うのですが、それがコピー機で出来るとなると浦島まんじゅうには、いやはやなんとも刺激的に感じちゃいます。（笑）

　ちなみにこのシリーズ機種の最大の「売り」は長尺紙や耐水紙など、多彩な用紙に対応可能なことらしいです。

　これは、サンプルにおいていってくれたうなぎ屋さんのポップ。
　サイズは297mm×1200mm。普通の紙ではなく「エコクリスタル」という薄いプラスチックのような高耐水紙に印刷をしたものです。

　規格サイズならば、普通紙に印刷してラミネート加工をしても同じような感じに出来ますが、加工不要で横幅A3サイズまでだったら、どんな長さの長尺紙でも印刷できるので、店外のポップなどとしても使用できます。（某自動車販売店などは、分割印刷した複数枚を張り合わせて、巨大屋外ポスターとして使用しているとも言ってました。）

　各PCにネットワークプリンタの設定をする東芝のオニイチャンです。（笑）
　まっ、ドライバーのインストールしているだけですけど・・・

　しかし、カラー複合機も安くなったものですね。（それでも高いけど・・・^^;）

　
　でも、ちょっと調べてみたらエプソンの「オフィリオ」シリーズなど、さらにお安いんですね。^^;
　複合機になり、価格破壊のプリンタメーカーがオフィス市場に参入し、これまで「高値安泰」だったコピーメーカーも実売価格を下げないと勝負にならなくなったのでしょう。

　でも、どちらも主力のキャノンとかはスタンスの取り方が難しそう。
　まぁ、ユーザーにとっては安くて便利でありがたいことなので歓迎ですが、メーカーはますます大変ですね。

　実は「e-STUDIO2330c」という機種、フルオプションですとその重量はなんと150キロ近くなります。^^;
　そして、設置場所が事務所の一番奥なので、そこまで達するには人がどうにか通れるだけの通路しかなく、新しいコピー機を搬入するスペースがない為に、今回の納品にはなんと７名（営業+技術者含）でやって来ました。(汗)
　そう、そして５人が一人30キロを負担してエッチラオッチラ空中搬入をしたわけです。

　しかし、入れ替え納入だけで約２時間。（その後、セットアップに約２時間）
　どうにか無事納まりましたが、いやっ、見ているだけでも大変でした。^^;

　でも、納入作業もさすがプロのお仕事。

　傷つけないように様々な保護用のクッション材を利用し、また邪魔なものはどかしますが、納入後はすべて元の位置にドンピシャに戻していました。

　いやっ、そんな状況ですから、端からネット通販とか考えなかったわけですけどネ…

　ということで本日（5/12）より稼動です。
　でも、最近の機器だけに10年とかはもたないんだろうなぁ・・・（汗）
　いやっ、そんな一抹の不安ももっています。

　＜ Nikon D700 + AF-S Nikkor 50mmF1.4G ＞