先日、何が切っ掛けだったかは忘れたが、実弟と都道府県別の人口の話になった。
日本で一番、東京の人口が多いと言うことは誰でも分かっている。
しかし、その次になるとこれがどうもいけない。子供の頃に習った数字が今でも記憶に強く残っているのだ。
くりまんじゅう世代はやはり「東京」「大阪」「愛知」の順。
もちろん、その後の情報などで神奈川や埼玉など首都圏にある県の人口が激増しているという話は記憶の中に刷り込まれてはいるけれど、今、現時点で実際にどうなっているのかまでは分からなかった。
日本で一番、東京の人口が多いと言うことは誰でも分かっている。
しかし、その次になるとこれがどうもいけない。子供の頃に習った数字が今でも記憶に強く残っているのだ。
くりまんじゅう世代はやはり「東京」「大阪」「愛知」の順。
もちろん、その後の情報などで神奈川や埼玉など首都圏にある県の人口が激増しているという話は記憶の中に刷り込まれてはいるけれど、今、現時点で実際にどうなっているのかまでは分からなかった。
しかし、便利な時代である。
以前ならば古い学生時代の地図帳を探し出し、20年近く前の統計データを見るしかなかったが、今ではネットを検索すればものの数十秒で最新のそれが分かるのだ。
結果は以下の通りであった。(2010年最新国勢調査による確定人口数)
1 東京都 13,159,388
2 神奈川県 9,048,331
3 大阪府 8,865,245
4 愛知県 7,410,719
5 埼玉県 7,194,556
6 千葉県 6,216,289
7 兵庫県 5,588,133
8 北海道 5,506,419
9 福岡県 5,071,968
10 静岡県 3,765,007
埼玉県が5番目であること、そして北海道が8番目という数字に多少意外性を感じたが、それ以外は概ね予想通りではあり驚きは少なかった。
東京に隣接しベッドタウン化する埼玉、そしてなんと言っても他を圧倒して全国一広い北海道であるので、考えてみればこれも道理である。
しかし、その後、都道府県の人口の推移表を見ていて、驚いたことが一つあった。
それは1945年11月に行われた戦後最初の国勢調査の結果である。
なんと、この時、全国一の人口は東京ではなく、北海道だったのだ。
当時のベストテンは以下の通り。
1 北海道 3,518,389
2 東京都 3,488,284
3 愛知県 2,857,851
4 兵庫県 2,821,892
5 大阪府 2,800,958
6 福岡県 2,746,855
7 新潟県 2,389,653
8 静岡県 2,220,358
9 長野県 2,121,050
10 埼玉県 2,047,261
神奈川、千葉はランク外、そして、逆に現在の人口ランキングではベストテンに入らない新潟と長野が7位と9位にランクインしている。
また、関西では大阪が兵庫の下に入っていることなどから、まさに戦時中の『疎開』がそのまま数字に出ているのであろう。
ちなみになにをとっても全国20位前後の群馬県は人口でも19番目。
しかも1945年時もやはり19番目。戦後65年間、微動だにしない不動の位置の19番目である。
ところが、その順位が今年初めて動いた。それは、今年7月1日時の「推定人口」である。
推計人口とは、前回の国勢調査の結果の人口からその後、様々な事由で加減するであろうことを推定して各都道府県が発表する人口数だ。
群馬県は前回国勢調査から13000人ほど減少し、199万人になるが、しかし、ランクは逆に一つ上がっているのである。
理由は言うまでもない。福島県の人口の激減によるものである。
しかし、数字は嘘をつかないものだということを改めて実感しました。
PS.
今後、人口が減るばかりであろう状況で200万人を切った今、上毛カルタの「力を合わせる200万」は果たしてどうなるのだろうか?
あと、八ッ場ダムの建設が再開した吾妻峡は「耶馬溪しのぐ」から「耶馬溪しのいだ吾妻峡」にかわるのかな?(汗)
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