2012-12-13

紅葉のモノクロ写真って難しい

 紅葉をモノクロに撮ったら、果たしてどんな風に撮れるのだろうか、そんなことをふと思いました。
 いや、ネタがないのでそんなことをつい(無理やり^^;)考えてしまうのです。


 そもそも、「紅い」「葉」と書いて「紅葉」。


 まさに主題は色なわけです。
 その主題の色を省いてしまうのですから、本末転倒というべき課題かもしれません。


 まず最初の撮影地に選んだのは第一中学校の裏にある湯沢温泉の「湯沢館」
 同級生が営んでいる小さな旅館です。


 結論から申しましょう。
 はい、まったくダメです。難しいです。完膚なきまでに失敗作の連続です。
 この写真はカラーでは見事なまでの色づきなのですが、モノクロにしてしまうとこの有様です。特に紅い色は輝度がなく、モノクロにするととても暗くなってしまいます。
 ついでに言うと紅葉写真をモノクロにする場合、その脳内変換が出来ないです。
 想像も出来ません。^^;


 場所を変えました。


 後閑(@安中市)へ進み、北野寺へ訪れました。


 真言宗豊山派威徳山吉祥院北野寺。
 看板に書かれた文字をとりあえずそのまま書いてみました。(爆)
 特に意味はありません。^^;


 山門の瓦屋根に真っ赤に染まった紅葉が枝を伸ばしていました。
 天然色で見るとそこそこ美しい画なのですが、モノクロですとこの通り、なんの枝やらまったく分かりません。季節感が感じられません。
 あえて言えば、瓦の質感だけがより強調されている気がします。


 朱の鳥居、朱屋根の手水舎、紅い社殿の柱、そして真っ赤な社殿奥にある小屋の屋根。
 すべてなんの主張もせず、ただ画の奥底へ沈み込んでしまいました。(汗)


 紅って色は難しいです。
 カラーでも色飽和しやすく扱い難い色ですが、モノクロにするともはやなんの存在感も発揮しない色です。


 勿論、撮影時は感じなかったことなので、お気楽にシャッターを切っておりましたが、自宅に戻り、全ての画像を一気にモノクロに変換して、落ちこみました。(がっぱし)


 今更ながらモノクロってのは陰影とその形を見せる手法なのですね。


 分かりきったことではありましたが、改めて実感した次第です。


 山門角にぷ~ちゃん、入れてみました。(笑)
 古寺にフランス車。そのミスマッチ加減が狙いです。紅葉にはまったく関係ないけれど・・・(汗)


 そして、形に味のある落ち葉。
 もみじの葉である。落ち葉である。故に紅葉の名残をイメージさせる。させたい、させて欲しい。(爆)

 うーん、無理やりのこじつけですが、しかし、この辺りがぎりぎり及第点かもしれませんね。(汗)
 また勉強してみます。

 < Nikon D700 + AF-S NIKKOR VR28-300mm F3.5-5.6G >

2 件のコメント:

  1. こんばんわ(^^)
    先日5年ぶりに定年退職された職場の先輩に会ったので、
    くりまんじゅうさんのブログ宣伝したら、故郷の写真がたくさん写っているのを楽しみにしていました(^^)v
    その方は「富岡市妙義町」らしいです。
    淡路島に来て40年近く住んでいるので、両親が居た頃には
    10時間掛けて車で帰っていたそうです。




    返信削除
    返信
    1. くりまんじゅう2012年12月13日 21:42

      おたけさん、こんばんわ。

      そうですか。ご先輩、妙義町が故郷ですか。
      故郷を離れて40年。それはさぞかし懐かしいでしょうね。
      では、これから妙義も意識して色々と写したいですね。
      ある意味、そういう方が拝見してくださるというのはブログ冥利に尽きるっていうもんです。^^)

      しかし、当時は10時間・・・ですか。
      今なら・・・
      でも、7時間くらいは掛かるでしょうか。^^;
      けど、考えようによっては「たった7時間です」(笑)
      是非、群馬にいらしてくださるようお伝えください。

      削除

Powered By Blogger