春を探しに野殿の山を廻って来た。(3/11)
会社から標高差およそ約100m。東邦亜鉛安中精錬所の西端に細い道が頂上まで通じている。
コンクリートの階段だが、既に朽ちた道。以前は頂上部に寮などがあり、そこから通勤に使ったり、地元の人もここを通ったそうだが、今では殆ど人が通ることはない。
けれど、定期的に藪は刈り取られているので通ることは出来る。
くりまんじゅうも子供の頃、この道を「冒険」した。シンペイと…あぁ、それももう40年近く前。古い話になってしまった。
ペンキの塗られた枕木が腐り朽ちている。
5年や10年では、まずこうにはならないだろう。どのくらいの時間が必要なのか・・・
そう言えば、去年もたしかここを上がったはずだったとブログを調べたらすぐに見つかった。5月13日のこと…
http://yume-no-nakade.blogspot.com/2008/05/blog-post_2802.html
この道、周囲を高い雑木や鬱蒼とした篠に覆われていて展望はまったく利かない。春はシダの葉が美しいが、今はまだ。正直、登っていてもあまり面白くない道。
見えるのは上だけ。しかも時々…
水平の100mはあっという間だが、垂直の100mは意外に長い。
あぁ、もしここで脳卒中か心筋梗塞起こして倒れても、まあ最低一週間程度、運が悪ければ一ヶ月くらいは見つからないだろうなぁなどと思いながら階段を上がっていった。(^^;
実際、一人で山に入ると、最近、そんなことをふと思うようになった。
頭上を覆う木々がなくなり、周囲が明るくなったので振り返ってみる。
青いトラックが走っているのが国道18号、中仙道だ。
さて、もうひと頑張り。
高い山、低い山に限らず、山を登る秘訣はとにかくゆっくり登ること。足にブレーキをかけながら登るくらいでちょうどいい。ヤマノボラーの「掟」みたいなもの。実際、その掟を破ると悲惨なことになる。
そしてようやく頂上部。
東邦亜鉛の旧寮。かつては独身者、単身赴任者が住んでいた。今は使われていない。
畑を結ぶ無舗装の道を野殿に向かって歩いていく。
木立の小さなトンネル。そう言えば、去年はここに猫がいた。
https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgRmT79UOgwUIduRZtw7kwLBOr_MRKSxKa09ZKCAtle-LUCICHrFA0Th8Z-zsG8PPUzI8xbsNDv6uWEmlvMAKI2ByXMUbcNDNijhuKva7HnyzjU4D72E74joC2rSiyhtPXO8kEf1ZjD8G4/s1600-h/Dsc_4509a.jpg
カメラを向けるくりまんじゅうをじっと見ていた。
最初の野殿の春を発見。
「春の皿には苦味を盛れ」の「蕗のとう」。
日本原産、キク科フキ属の多年草。全国の山野に自生している。冬に黄色の花を咲かせるところから、冬黄(ふゆき)がつまってふきになったといわれてる。また古くは”ふふき”と呼び、布々岐とも書いたそうだ。
ここの椿もいつも見る。
左はピンク…(近くで取れる位置に綺麗な花弁がほとんどなかった・・・悲)
右は赤…(見事なまでに日の丸写真だ。しかも、赤だし・・・笑)
振り返ると、またトンネル。
そう言えば、山の奥まった場所にお墓があったことを思い出し、行ってみることにした。
古くからこの地に住む者の墓石が立ち並んでいる。
ここで行き止まり。
この階段を上がるとその先に道はない。
来た道を戻った。
まだ、続きそうなので、ひとまず区切ります。
GPS携帯にして奥さんに監視してもらえばすぐ見つかりますね。
返信削除あぁ、それはいい考えだと一瞬思いましたが、別な(色々な^^;で困ることになりそうです。(^^;
返信削除ビーコンのように緊急遭難信号が出せる携帯があればいいです。
Hello,
返信削除I've seen your blog totally by chance. I'm French, so I don't understand anything, but I only wanted to say that your photos are really wonderful!
Thank you for all!
Hello,Jaina
返信削除I am very glad for your comment.
sorry. My blog is for Japanese alone and English is not so understood.
I carry out your comment to encouragement, and continue wanting to take a photograph from now on.
Thank you.