2008-05-11

妙義登山・その2

 (妙義登山・その1からの続き)

 いきなり現れました。

 先発隊として、まずはぶ~こが登ります。くりまんじゅうは下から撮影です。(笑)
 しかし、鎖を放したら、怪我ではすみません。なのに余裕のVサインです。
 勿論、くりまんじゅうも続きました。そして、この通り!

 これまた余裕のポーズを決めてますが、足元は断崖絶壁、もしよろけて滑でもしたら50mは軽く落っこちてしまいます。

 さらにここから、写真左の「大砲岩」、そして右の「ゆるぎ岩」へと行けるのですが…

 はい、危険です。見るだけで危険なことが非常によくわかります。(^^;
 特に「ゆるぎ岩」はやばいです。明らかにデインジャー過ぎます。(笑)

 「胎内くぐり」の岩。

 写真で見るとまるでその辺の公園にでもある岩場のようですが、冗談じゃありません。そもそも、ここへ上がってくるにはこんな感じの場所を鎖で登ってこなくてはいけないのです。

もちろん、手すりがあるのは「とっても危険」だからです…

 そこへ渡る岩の通路はおよそ30センチほど。手すりがなければ無謀です。(^^;

 実際、マジで命がけなわけです。(笑)
 ということで、大砲岩を後にして、一度、第四石門へ戻りました。そして、そこから、第三、第二、第一と続く石門へと向かうわけですが、正直、そこから先は下り中心で楽でした。(余裕!)

 なので、辺りの風景なんぞも撮る余裕が…少しだけ…

 しばらくはこんな瓦礫の山坂道を歩き…

 ところどころこんな鎖場をカニ歩きなんぞもして…

 出てきました第二石門の「つるべさがり」。(ちなみに第三石門へ通じる道は崩落で通行禁止になってました。)

 ここもまたぶ~こ先陣切って登っていきます。滑落したらくりまんじゅうは下敷きです。(^^;

 「つるべさがり」。
 くりまんじゅうたちは一般的な登山道を逆コースから廻っているので、「つるべさがり」を下がらず上がってます。

 そして石門の下の「第二石門」の標識。

 第二石門をくぐる形で、「つるべさがり」を登り切ると今度は「たてばり」が待ってます。実際、ここでカメラを構えるのが一番怖かったです。
 そもそも首から一眼ぶら下げて登る山じゃありません。当初は桜を見る予定だったのででかいデジイチ持っては来ましたが、ポケットに入れられるコンパクトカメラじゃないことを、この時ばかりは深く後悔いたしました。カメラを気にしながら岩を鎖で登る行為の大変さを思い知ったわけです。
 なので、露出がどうの、構図がどうのなんてことは、もはや二の次三の次です。(^^;
 (ちなみにぶ~こはマイデジイチなど、「絶対持っていけない」と早々に車へ放り込んできました。また、同時に山岳カメラマンの凄さをまじまじと実感できました。)

 「危ないから、カメラなんか写さなくていいよ~!やめなよ~!」とぶ~こが下りながら絶叫してましたが、それでも、まあ、せっかくですから…(笑)
 まさに命綱である「鎖」なんぞも撮ってみました。(けれど、鎖撮って落っこちて、これが最後の写真になったら笑えません…)

 まだ、交換されたばかりなのでしょうか、記憶に残っている錆びた茶色のものと違ってピカピカと光ってました。
 下り切って第二石門を見上げる形でパシャリ!

 そして、「カニの横ばい」を渡ります。

 ここを過ぎれたもう危険な場所はありません。すぐに第一石門が見えてきました。

 な~んて言ってるそばから、くりまんじゅうはここで足を枯草に滑らせ転びそうになりました。まさに油断です。(笑)
 ということで、ここでちょっと一休み。

 振り返ると登ってきた奇岩、奇峰が見えてました。

 第一石門の下に妙義の山を県に寄贈した「柴垣はる」さんのという方の記念碑がありました。一本杉に住んでいて、この辺り一帯の所有者だった方だそうで、昭和29年に、県にこの土地の寄付を申し出て、そのお蔭で妙義が「県立公園」になったというお話が知事名で書かれていました。恥ずかしながらこの歳になって初めて知った事実です。

 第一石門をくぐり抜け、

 山道の標識が出てくるともう車道まですぐそこです。

 この辺りもすみれが群生してました。

 もう行く道ではないのですが、脇に見えていた「かにのこてしらべ」もトライしてみました。でも、本当に「小手調べ」です。

 何も書かずにひと巡りしてきてしまいましたが、この山に入るには本当はこれに「登山者カード」を書いて入れなくてはいけません。実際、遭難者も多いのです。

 中を開いて見るとかなり多くの数のカードが入ってました。数十枚以上ありました。皆さん、偉いです。
 そして、ようやく「登山口」の車道に出ました。

 お疲れ様でした。時間は既にPM5:30過ぎ、所要時間、約4時間の道のりでした。(ただ歩くだけなら1時間は程度でしょう…)
 そして、ここから車を停めた「中之嶽神社」駐車場まで500mくらいでしょうか。
 車道から一本下の「さくらの里」の園路伝いに駐車場へ戻ります。緩やかな坂道ですが、ほのぼのした気分で歩けます。

 ミツバツツジやヤマブキの花が咲き誇っていました。

 そしてようやく駐車場に戻りました。

 結構、疲れましたが、楽しかったです。

 帰りに折角だからと「妙義少年自然の家」にも立ち寄ってみました。

 三十数年前の記憶は少しあやふやですが、なんとなく憶えがある建物でした。
 そして、そのまますぐにUターン。

 自然の家の近くにあった民家の広い庭に植えてあった大中小の欅の木がすごく印象に残りました。

 そして、PM6:30には無事帰宅。やっぱり山はいいですね。(^^)v

 (おしまい)

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