2008-05-10

妙義登山・その1

 4月29日、緑の日…じゃなくって、「昭和の日」。

 久しぶりにぶ~こと休みが合ったので、妙義山の「桜の里」へ八重桜でも見てくるかと、お昼過ぎから出かけてみました。
 妙義山はまさに故郷の山、けれど、あまりに近すぎてなかなか出かけることはないのです。
 まずはガソリンスタンドに寄り、次にお店に洗剤を届け、更にコンビニでお昼を買いながら妙義山へ向かいましたが、それでも所要時間は1時間も掛かりません。
 (5月からまたガソリンが上がるということで、とりあえず「満タン給油」をしておきました。TVなどではどこのGSも非常に混んでるとの話しでしたが、意外に空いてました。さすが、過疎地、安中です(^^;)

 妙義神社の前を通り過ぎ、かつては有料道路だったこの道の元料金所だった場所を少し行くと空になにやら飛んでます。

 ん?なんだ、あれ…?

 すぐその先でパラグライダーやってました。

 大空に向かって飛んでいきます。
 しかし、怖くないのでしょうか…くりまじゅうには絶対無理です。(そう言えば、その昔、snowくんもハンググライダーやってましたねぇ…)

 その様子をぶ~こ、必死に「マイ一眼」で撮ってました。(笑)

 この日はやや霞みがかった空でしたが、それでも広がる山の新緑と相まってとても綺麗です。道沿いに八重桜も咲いてました。

 「さくらの里」はもうすぐです。けれど、(Sweet Thinking)考えが甘かったです。ゴールデンウィーク中のしかもその祭日に「さくらの里」はあまりに無謀でした。駐車場に入りきれない車で道は渋滞です。(^^;「アッチャー」

 こんなのが沢山咲いてましたが、「さくらの里」はやめよう…と急遽、予定変更です。
で、向かった先は『中之嶽大国神社』。

 『さくらの里』のすぐ先、妙義山の岩場の麓にあります。

 ここには高さ20m、重さ8.5tという「日本一」の大黒様がドカンと鎮座してます。
 けれど、「こんなでかいやつ、昔はなかったはずだ!」と思ったら、つい最近、平成17年完成したのだそうです。

 ちなみにこの『中之嶽大国神社』、くりまんじゅうの同級生(O沢T春)の嫁ぎ先、いわゆる旦那の実家でもあります。3,4年程前、初詣に来た時に売店で彼女が売り子さんをしていて、「あら、何してるの?」と尋ねたところ、「ここ旦那の実家なので、お手伝い!」という話を聞いて、その時、初めて知りました。

 正月とゴールデンウィークは毎年お手伝いという話でしたので、売店をちらりと覗いてみましたが、見当たりませんでした。残念。(まっ、普段、よく会うのでいいのですが・・・(^^;)

 まずは軽くお参りをして…

 さて、いよいよ出陣です。

 えっ、どこへ出陣かって?

 決まってるじゃないですか。「妙義山登山」です。
 今は知りませんが、その昔から群馬県西毛地区では、小学校5年生になると身体と根性鍛える為に、「妙義登山」をするのです。そういう慣わしなのです。勿論、30数年前、くりまんじゅうもぶ~こもこの山を登りました。それ以来のチャレンジです。(厳密に言えば、くりまんじゅうは身軽だった20代前半の頃(^^;、「見晴らし台」までは一度、登った記憶があります。それ以来です…)

 けれど、まず手強きは、この階段でした。(^^;

 初詣などの時、いつもは平気で登れていたので少し甘く見てました。
 最初は余裕をぶっこいて、石段に咲く「すみれ」ちゃんなんぞ、写しながら登り始めたのですが、先行くぶ~こに『遅れをとってなるものか!』と途中から早足で駆け上がってしまったものだから、さあ大変です。

 もう、息はゼイゼイ、汗はダラダラ、心臓はバクバク…
 階段、上がりきったところで、「ごめなさい。許してください」とこれにて「登山終了」の白旗上げたくなりました。(本音!)
 けれど「くりまんじゅう、大丈夫?」とニヤつくぶ~こに負けてはいられません。「余裕のよっちゃん!居酒屋よっちゃん!清水のよっちゃん!」と嘯いて、余裕かました表情で、いよいよ登山道へ足を進ませたのですが…

 これがまあ、なんとキツイこと、キツイこと…
 完全に血圧急上昇で頭は痛いは、眩暈はするは、もはやギブアップ寸前の始末です。
 ということで、上から降りてくる人たちが「こんにちは~!」などと明るく『山の挨拶』をしてくださるのですが、久しぶりに「気軽に声掛けてくんじゃあねぇ。こっちはそれどころじゃあねぇんだ!(怒)」と思ってしまったわけであります。
 とにもかくにも、まずは最初の目的地、見晴らし台まで道のりが強烈にきつかったです。

 その距離、たかだか500m弱なのですが、足場は悪いし急だしで…50m歩いては休憩、また50m歩いてはまた休憩…の連続でした。(情けない)
 冬場のスキー三昧に身体がなまってしまっています。(来年からリフトへ乗らず歩いて上がるか!…ウソです…)

 岩に腰掛けては下を向いてカメラを写すので、自然とこんな写真が多くなります。

 けれど、登山道沿いのミツバツツジが「折れそうになる心」を和ませてくれます…なんてことはまったくありませんでした。(笑)
 とにかく、中之嶽神社の階段を駆け上がってしまったのが最大の敗因です。(^^;
 それでも、数度の休憩で幾分体力も復活し、さらに、先に「見晴台」が見えてくると俄然、足取りが軽くなるのが不思議でした。(人間、目標が見えるとやれるんです!)
 くじけそうになる心を必死に支え、重い足取りであってもとにかく前に前にと一歩ずつ、そして、ようやく到着しました「見晴台」!

 くりまんじゅうの颯爽とした姿を見てください。「おぉ~、どうだ、この野郎!」と雄叫びを上げたくなります。

 な~んて、言ってますが、実はけっこう、ビビってます。
 ここ、確かに見晴は最高なのですが、足元にはこんな景色が広がる完璧に岩場の上なのです。

 落っこちたら、問答無用に神に召されます。はい100%断言できます。
 まあ、それでも気分はいいものです。
 見晴台から東を見ると上越自動車道の高架橋が岩と岩の間にちょうど見えます。

 まさか、ここからの景色を狙ってあの場所に作ったなどということはないでしょうが、あまりの偶然とも言える風景にちょっと感動してしまいました。
 見晴台の景色をしばし堪能し、次なる目的地は「第四石門」です。見晴台から第四石門へは下りになりますので、実にラクチン、余裕です。

 「あぁあぁ~。こんな簡単に下るのはもったいないよう~」と愚痴を言いながらも、あっという間に「第四石門」到着です。

 振り返って見上げると見晴台に人がいます。ついさっきまでくりまじゅうたちがいた場所です。

 この辺から、身体の調子も整い、周囲の景色を楽しむ余裕も出てきました。(^^)

 第四石門の間からその向こうに見るのが「大砲岩」です。確かに大砲の形をしています。
 「どうする?大砲岩まで行って来る?」
 その問い掛けに「勿論、行くっきゃないでしょう!」と答えたくりまんじゅう一行は次なる目的地をその大砲岩に決めました。
 同時にいよいよ妙義名物、鎖を使う岩場登山が始まるわけです。

(その2に続く)

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