Rainbow Pass

　（浅間大滝からの続きです…）

　滝見を終え、浅間大滝の駐車場へ戻ると突然、どぶ鼠色をした雲が頭上を覆い強い雨が降り始めました。
　まさに「バケツをひっくり返した」という形容そのまま当てはまるような雨です。
　雨の密度と量にワイパーを最速にしても間に合いません。^^;
　「うひゃっ～、こいつはもの凄い雨だな！」
　運転席でそんなことを呟きながらも、降り出しがあと2，3分早ければずぶ濡れでした。
　ジャストタイミングで車に戻れたのでラッキーでした。^^)v
　けれど通り雨ってやつなのでしょうか、5分ほどで次第に雨脚は弱まり西の空が薄っすらと明るくなってきましたので、二度上峠に向かってくりまん号、出発です。

　「軽井沢高原ゴルフ倶楽部」の入り口です。運転席から窓開けて撮りました。（笑）　いやっ、別に特に意味はありませんが、「今の突然の雨…プレイ中のゴルファーたちはどうしたのだろうな？」とかいう思いで・・・^^;

　とは言え、ゴルフをやめて約10年・・・
　そう思っただけでくりまんじゅうには関係の無いお話なのですけどネ！^^;

　それにしても山の天気ってヤツは変わりやすい。
　峠間際になると今度はお日様「ギンギン」です。（笑）
　アスファルトが濡れて鏡効果で眩しいです。

　峠山頂まで約100ｍくらいの場所で路肩に車を停めてパシャリ！
　奥に浅間山、木のないところはゴルフ場と牧場で一番手前は白い花咲く「ヤマボウシ」の木です。（まぁ、説明するまでもないですけど…^^;）

　ちなみにズームレンズ最広角の横位置だとこんな感じ…

　しかし、あの雨。そして、今度はこの日差し…
　当然、くりまんじゅうの脳裏に閃いたものがありました。
　なので、車に乗って峠山頂を目指します。

　で、やっぱり！（笑）
　ピンポン！そう、虹です。「インドの山奥で！修行した～！」のレインボウ！^^;

　思い返すと何故かここ二度上峠で虹を見る機会が多いです。
　まっ、多いと行っても3年に1度くらいの割合ですが、この道を通る事自体が年に数回しかないので、確率的に言えば15分の1位でここで虹を見ます。
　なのでくりまんじゅう的には「二度上峠」は「Rainbow Pass」。幻想的な峠です。^^

　しかし、ここまでクッキリとした虹を見るのは久しぶりです。
　「あの虹の下に行ってみたい！」なんて乙女チックな思いを心に描きながら、しばし眺めておりました。（爆）

　振り返ると西の空はこんな感じ・・・

　虹の色も次第に薄くなり始めたので、さて行きますか！

　険しい山坂道が続く峠を下り込み「倉渕村」（高崎市）へ

　田舎町である安中よりももっともっと田舎だけど、なんかほんわか、ホノボノとする。
　農耕民族の血が騒ぐというか（笑）、日本の原風景が残っているような気がするのです。

　麦わら帽子のおばちゃんがチャリンコでいく姿、実にいいです。

　強い西日が当たる田んぼの中に小さなお寺。
　昔、どこかで見たような景色です。

　安中アルプス（笑）を風戸峠で越えて安中市へ！
　眼下（ってほどじゃないけど^^;）に見えるは我がふるさとの街。
　と言っても、少し西側ですけれど…^^;

　首を廻して右手を見れば、妙義山もこんな感じにバッチリ見えます。

　おぉ！カントリーエレベータが！！！！！（笑）

　ということで、今回もまた5回も引っ張ってしまった「アンドレ・ケルテス」シリーズですが、これにて終了でございます。
　御覧頂いた方、お疲れさまでした。毎度毎度、ありがとうございます。

　＜ Nikon D700 + AF-S NIKKOR VR28-300mm F3.5-5.6G ＞