2011-07-01

アンドレ・ケルテス

 先日、「群馬で美味いものを食いたければこの人に訊け!」とくりまんじゅうも敬愛するFUNKY DOG隊長のブログ(FUNKY★DOGのSOUL FOODS Ⅲ)を拝見していたら、突然、くりまんじゅうの名前が出てきて驚きました。

 ちょっと引用させていただくと以下の通り・・・
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 『日常が芸術にかわる瞬間(とき)』
 ジュー・ド・ポーム国立ギャラリー / アンドレ・ケルテス写真展を見て来ました。

 アンドレ・ケルテス(1894-1985)20世紀前半のモダニズム写真の先駆者。
 後に多くの写真家に大きな影響を与えました。
 日常の何気ない風景を切り取り芸術に変えてしまう。
 そんなアンドレ・ケルテスの100年も前の古い写真に心が引き込まれました。

 で、すぐに思いました。
 時代背景と撮影場所がブタペストやパリ、ニューヨークと安中(群馬県)の違いだけ
 畔道を芸術に変えてしまう安中の巨匠くりまんじゅうさん。
 手法は本当に良く似ていて、もしかしたらくりまんじゅうさんアンドレ・ケルテスを知っているのかと思った程です。
 http://blog.livedoor.jp/funky_dog3/archives/52191127.html
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 いやぁ~、照れるなぁ・・・こそばゆいなぁ・・・(笑)
 でも、ブタペスト、パリ、ニューヨークと安中を並べられると記事自体が「ひょっとしてギャグ?」と疑いたくもなりますが(汗)、いやっ、素直に喜ぶことにいたしました。
 「そうかぁ・・・くりまんじゅうは安中のアンドレ・ケルデスですか!」と悦に入りながらも、ふと思ったのは「でも、アンドレ・ケルデスっていったいどこの誰?」ってこと。(汗)

 「アンドレ」って言ったら、その昔、猪木と戦った「アンドレ・ザ・ジャイアント」とテニスプレーヤーの「アンドレ・アガシ」なら知っているけど「ケルテス」さんの方はまったく存じ上げません。^^;
 で、ネットでケルテスさんのことをちょっと調べてみました。

 まず、見つかったのがツイッター系サイトに書かれていたこんなお言葉。

 『テクニックは写真においては最小限必要なものに過ぎない。テクニックを身に付けたところから一歩が始まるのだ。思うままに自分を表現するためには完璧なテクニックを身に付けなければならないが、いったんそうなってしまえばもうテクニックのことなど忘れていい。(アンドレ・ケルテス)』

 カッケー!(笑)
 死ぬまでに一回くらい言ってみてぇ~!
 言わんとすること分かる!!!!!
 でも、こんなセリフ、こっ恥ずかしくて多分、口が裂けても云えねぇ~!(笑)

 てなことを口ずさみながらも(笑)、まだケルテスさんのことをまったく知らないくりまんじゅうでしたが、次の「Art Photo Site」で見つけたケルテスさんの紹介文を読んで正直、ビビッりました。

 では、これも少し長くなるけど引用してみよう!

 20世紀で最も重要な写真家のひとりと言われるアンドレ・ケルテスはハンガリーのブタペスト生まれです。
 ブタペスト証券取引所で働きながら18歳の時にカメラを買い、はじめはブタペスト近郊の風景や人物写真を撮影していました。その後、写真でヴィジュアル日記を制作するようになります。

 1925年に写真で生きていこうと決心してパリに移り住み、フランスとドイツのグラフ誌のフリーの写真家として働きます。
 レジェ、シャガール、マン・レイ、モンドリアンなど多くのアーティストと 交流を持ち、彼らのポートレートも撮影しています。
 1927年には35ミリのライカ・カメラを購入します。
 何気ないパリの街や、人々の風景の中から自分が魅力を感じた題材だけを鋭い視線で選び出し、小型カメラでスナップ撮影していきました。

 彼のイメージは計算された構図とデザイン、そして軽妙な面白さに特徴がありました。
 どこにでもありそうな普通の風景が彼の手にかかると不思議な魅力を持ったアート作品になるのです。
 小型カメラで写真撮影し、フォトジャーナリズムの先駆者的な働きをしたケルテスは、あの“決定的瞬間"で有名なカルチェ=ブレッソンやブラッサイに多大な影響を与えたことでも知られています。

 彼のこの当時の作品はスナップショット的な写真だけにとどまらず、題材も作風も多種多様でした。
 実験的な写真にも挑戦しており、鏡を使用してイメージを歪ませた“ディストーション・シリーズ”のヌードや静物写真も1930年代に制作しています。

 彼の知名度は徐々にアメリカでも高まり、1936年にニューヨークを訪れています。
 結局、戦争の為にアメリカに移住することになり、1944年に市民権を得ています。
 米国では、不本意であったものの生活のために商業写真に手を染めます。
 1949~1969年まではコンデ・ナストの下でファッションやインテリア写真を 撮影しました。
 作品は“ヴォーグ”、“ハウス&ガーデン”の他“ハーパース・バザー”にも発表されています。

 ケルテスのヨーロッパ的な写真は当時のアメリカでは主流にはなり得ず、彼の仕事はあまり知られることがありませんでした。
 しかし彼はひたすら作品を撮り続け作品の内容をより充実させていきます。
 特に住居があったワシントンスクエアー公園に面したアパートからは数々の名作を 生みだしています。1947年にはシカゴの美術研究所で個展を開催し関心を集めます。

 1963年にベニスのビエンナーレで金賞を受賞、同年パリのフランス国立図書館で大規模な個展が開催されます。
 1964年、70歳の時にニューヨーク近代美術館で個展が開催され彼の評価は高まり始めます。現在では世界中の主な美術館が 彼のオリジナルプリントをコレクションしています。

 引用終わり!^^;

 「20世紀で最も重要な写真家のひとり」とかって、なんか、もの凄い人みたいです! ^^;
 どんな人物か知らなかったくりまんじゅうは「よし、今度から安中のアンドレ・ケルテスと改名しちゃおうなか!」とか思いもしましたが、これ読んで、即、やめることにしました。(汗)
 「バカ言ってんじゃネェ!厚顔無恥にも程がある!」と世間様に張り倒されます。
 「安中のアンドレ・ザ・ジャイアント」で十分です。^^;

 でも、これはちょっくらちょいと観に行ってこなければなりません。一歩でも「安中のアンドレ・ケルテス」に近づくために・・・

 場所は『メルシャン軽井沢美術館』。
 あっ、軽井沢って冠ついてますが、場所は軽井沢じゃないです。そのお隣りの御代田町。(笑)
 いや、実際、軽井沢がつく場所って笑っちゃうくらいデカイんですよ。
 旧軽井沢や中軽井沢はモノホンだけど、南軽井沢辺りから怪しくなって、北軽井沢は群馬県。でも、ここ辺りはちゃんとした地名だからまだいい。
 でも、「奥軽井沢」「西軽井沢」「東軽井沢」となるともういったいどこだか分からないです。
 実際、安中市(旧松井田町)にあったゴルフ場だって「東軽井沢」だったし…(汗)(潰れて今は別のお名前ですけどね…)
 こうなりゃ、開き直って、くりまんじゅうが住んでいる場所なんかも「前軽井沢」とか名乗っちゃうか!(汗)


 そんなことはともかくとして、高速乗って30分弱、佐久PAのスマートICから御代田町を目指しました。
 軽井沢メルシャン博物館には10年前くらいに一度行っているので場所は分かりますが、美術館自体はなんかあまり記憶に残っていません。


 なんか凄い天気です。左側の方(立科山の麓)、完全に豪雨って感じですね。


 でも、正面遠くには残雪残る北アルプスも見えます。


 で、高速降りて15分弱。ジャーン!到着です。
 でも、駐車場に車が一台もおいてありません。
 ぐわっ!嫌な予感!


 で、その予感は見事的中!
 『本日火曜日は休館日です』だそうです。(がっぱし!)
 うぅぅ・・・HPで確認してくればよかった!と思ってもそれはアフターカーニバル!
 しかし、高速使って御代田くんだりまでやって来て、それはないっスよ!
 ということで、人っ子一人いない園内を悲しい気持ちでぶらぶらと散策したのが、上のお写真でありこれからのお写真。


 ちなみにケルテス気取って(笑)、レンズはすべて50mmF1.4。
 ケルテスが50mm好んで使っていたかどうかはまったく知らないけれど・・・
 なんとなく、そんな妄想!(笑)


 園内のあちこちには「これより先に立ち入らないでください。センサーが作動します。」という注意看板がありました。
 ってことは、そこまでだったら自由に立ち入れるってことと解釈をして、幸い天気も好転して頭上にお日様が出てきてくれて、日向ぼっこしながらお気楽フォト!^^




 奥になんか不思議なオブジェがありました。


 なにが『Day dream』なのか、さっぱりわからん…(笑)
 でも、まだこれはいい。もっと分からんのがコレ!


 ホームセンターとかで売っている緑色のプラスチックのコンテナーが7つただ積まれている。
 最初は美術館の備品が置きっぱなしになっているのかと思ったのですが、近づいてみたらここにもこんなプレートが!


 『stacked container on base』って見たまんまじゃん!(笑)
 いやはや、残念ながらこの芸術性はくりまんじゅうにはよくわからんです。^^;


 熊さんです。(笑)
 でも、これは好き!

 ま、そんなことは置いておいて、アンドレ・ケルテス写真展は7月17日までやっているそうなので、それまでにもう一度来てみます。
 とにかく、『日常が芸術にかわる瞬間(とき)』という『師匠』の写真を是非見てみたい。(笑)
 じゃあ、くりまんじゅうも撮る。


 くりまん・ケルテス作。題名はまんま『ケツ』(笑)
 どうです?
 日常が芸術に変わりましたか?(爆)

 よーし、いつかこんな紹介文を書いてもらえるよう精進しよう!(笑)

 21世紀で最も重要な写真家のひとりと言われるくりまんじゅうは日本の安中(群馬県)生まれです。
 家業の洗濯屋で働きながら46歳の時にカメラを買い、はじめは安中近郊の風景や人物写真を撮影していました。その後、写真でウエブヴィジュアル日記を制作するようになります。


 2015年に写真で生きていこうと決心して前橋に移り住み、「ほのぼの群馬」誌のフリーの写真家として働きます。チャップ、オリバー、モカ、メグ、バビなど多くのワンコと 交流を持ち、彼らのポートレートも撮影しています。
 2015年には35ミリ版のライカ・デジタルカメラを購入します。何気ない群馬の街や、人々の風景の中から自分が魅力を感じた題材だけを鋭い視線で選び出し、小型カメラでスナップ撮影していきました。


 彼のイメージは計算された構図とデザイン、そして軽妙な面白さに特徴がありました。
 どこにでもありそうな普通の風景が彼の手にかかると不思議な魅力を持ったアート作品になるのです。
 小型カメラで写真撮影し、フォトジャーナリズムの先駆者的な働きをしたくりまんじゅうは、あの“バー・アスリー"で有名なFUNKY★DOGやうらに多大な影響を与えたことでも知られています。

 彼のこの当時の作品はスナップショット的な写真だけにとどまらず、題材も作風も多種多様でした。実験的な写真にも挑戦しており、人形を使用してイメージを歪ませた“ブライス・シリーズ”の一連の作品や静物写真も2010年代に制作しています。

 な~んて風に・・・(爆)

 < Nikon D700 + AF-S NIKKOR 50mm F1.4G >

2 件のコメント:

  1. こんばんは^^

    素敵な写真にアンドレ・ケルテスさんという
    写真家の事まで教えてもらって
    いつにも増して情報盛りだくさんのユメナカに満足デス^^

    安中の巨匠。 サスガです^^

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  2. Meetsさん、お久しぶりです。^^)v
    本日もまた3時に目が覚めてしまい、長い朝を味わっているくりまんじゅうでございます。
    くだらん記事にわざわざコメントをありがとうございます。^^;
    なにが「安中のアンドレケルテス」でしょうか、厚かましいにも程があります。いやはや無知とは空恐ろしいものですネ。^^;

    そういえば、先月、いやもう先々月になるのか、滋賀に行ったとき「ひょっとしてmeetsさん、いらっしゃるかな?」と辺りを探してしまいました。(モチ、いなかったけど…)
    ははは、人間が単純なものですから、まぁ、そんなものです。(笑)

    毎日meetsさんのブログを拝見しつつも、つい、そのコメントタイミングを逸してしまっておりましたが(不義理をすみませんm(_ _)m)、なんだかこの半年くらい一気にお写真にmeetsさんの「色」というか「型」がはっきり出てきましたね。
    私の「撮りたい写真」「好きな写真」はこうなんです!っていう色が…
    まぁ、ここで書くのもどうなのかと思いますが、そんなことを感じながら、日々、楽しくブログを拝見させていただいております。ハイ!^^

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