少林山の達磨寺へ行ってきました。
と言っても、七草大蔡だるま市で賑わう6日7日ではなく、市の終わった平日です。
少林山だるま市は、毎年、6日の夜から7日の未明にかけて20万人以上の人が、初春の縁起物を求めて訪れ賑わいますが、くりまんじゅうはもう30年以上訪れていません。^^;
とにかく寒いし、とにかく混む。などというネガティブな理由もありますが、さらに大きな理由としては、幼少時、だるま市で死体を発見したということもございます。
詳細を知りたい方はこれを!^^
http://yume-no-nakade.blogspot.jp/2007/11/blog-post_2679.html
いや、実際、だるま市にあまりいい思い出がないのです。
少林山の本堂に行くには長い階段か、坂を上がらなければなりませんが、昭和四十年代の中頃くらいまででしょうか、そのところどころに腕や手足失った軍服の人や白装束の人たちが「ここはお国の何百里♪」と演奏しながら座っていたのです。
衣服は薄汚れ、包帯はうっすらと血が滲んでいます。参道を行く人達は見ぬ振りをしながら、しかし、時折、チャリーンと笊に小銭が入る音がします。
大戦で負傷した人たちなのかもしれませんが、さらに演出がほどこされていたのかもしれませんが(汗)、おどろおどろしく幼心にはとにかく怖かったものです。
というようなお話はとりあえず置いておいて、今回訪問の理由は知り合いのTくんに「少林山でもどんどん焼きを行なう」というお話を聞いたからです。そう、その下調べに様子をちょこっと見てきました。
だるまのどんどん焼き、正式には「焚き上げ供養」と言うそうで、納められた達磨を一同に集めて本道裏にて燃やします。毎年一月の半ばに行なわれるそうですが、実施日は年により異なり、決まっていないそうです。
くりまんじゅうが訪れたのが11日の日。
本堂裏手の駐車場に達磨が山積みされていました。
ご存知の方も多いでしょうが、達磨の眼は、願いを込めながら向かって右側に入れ、そして願いが叶った時や一年間無事だったら、向かって左に眼を書き入れて、それをお納めるのが慣わしです。
そして、高崎だるまは、眉は鶴、髭は亀を表し、全国一の生産量を誇っています。
実はその昔、くりまんじゅう家は「だるま」の商社をしていたことがあります。
かれこれもう四十年くらい前になるでしょうか。
屋号は「富士商事」伯父が社長で父親が専務。二人だけの会社でした。(笑)
しかし、金や銀のだるまを作ったのも達磨の中に鈴を入れたのも実は「富士商事」がオリジナルで最初です。
少林山など一般客とは商売をせず、顧客は伊香保や草津の旅館やホテル。小さな達磨をお土産品として扱っていたのです。
あとは企業向けでしょうか。貰ったら一年間は捨てられないという達磨の特性を狙い、企業名を入れて年始の贈呈用粗品。
商売はとても順調でしたが、逆に売れれば売れるほど手作り達磨が確保できなくなり、結果、顧客に迷惑を掛けはじめ、そして、三菱電機に数十万個のオーダーを頂いた時点で、その限界を完全に知り会社は縮小方向に入ったそうです。
今でも当時のパンフレットやカタログが残っていますが、とりあえず写真も貼り切りましたのでその話はまたいつか!^^;
ちなみにこの記事を書いているのは16日。
そして、今年の「焚き上げ供養」は15日。
はっと思い出して、「あっ、忘れてたぁ!」とがっぱしでした。^^;
< Nikon D700 + AF-S NIKKOR VR28-300mm F3.5-5.6G >
こんにちは。オリバーママです。
返信削除今年の初詣,近くにある八幡様へお参りに行ったとき,あかりさんの希望コースへの合格を願ってだるま買いました^^)v
これも高崎産なのでしょうか。たしか,露店の幕にそう書いてあったような気がします。
背中に自分で願い事を書かせ,目も一つだけ塗りました。
あかりもしゅうかも,だるまを手にするのは初めてで
「かわいぃ~!」を連発していました。
私たちが買ったのは手のひらに乗る程度の小さなもの。
子どもたちのイメージは,“だるま=選挙の当選祝いで目を塗る”シーンのようです。
いよいよ最後の試験は来週土曜日。
願いがかなうといいです!
オリバーママさん、こんばんわ。
削除相変わらず、寒いですね。先日の雪はどうでしたか?^^
上州だるまかどうかは達磨の顔を見れば分かります。
眉が鶴、髭が亀になっているようでしたらまず上州達磨です。
しかし、最近は達磨もばかにならない値段なので驚きます。
今年は、弟とクールマンが達磨市へ行ってきたのですが、「ちょっとしたサイズですぐ数万になる」と言って驚いていました。
そうですか。来週の土曜と言うことはあと一週間。
あ~ちゃん、ついに追い込みですね。
「新春、桜咲く」を願っています。
あっ、今度、シスターズが群馬に来た時は、この達磨寺と達磨工場へ案内するとお伝えください。
達磨を作っているところが見られます。^^;