2014-11-19

久々ドライブ紀行 1

 9月15日、敬老の日。
 この日は2ヶ月ぶりくらいにぶ~こと休みが重なったので、久しぶりにどこかへドライブにでも出かけようという話になりました。
 でも、正直言って「どこか」と言っても日帰りで行ける場所はほぼ行き着くしてしまい、改めて「あそこに行って見たい!」という場所もないのです。(汗)
 ということで、じゃあ、マンネリだけど、とりあえず高速乗って長野方面へ行ってみよう・・・ということで自宅を出発したのであります。


 で、まず立ち寄ったのは立科町(@長野県)にある「大庭遺跡」でした。
 これまでなら、旅レポとして途中立ち寄ったサービスエリアなどのお写真も混ぜ込むのですが、面倒くさいのでそういうのは全部パスです。
 ちなみにチャップ、佐久PAでソフトクリーム食べました。(汗)


 国道から左折して県道を白樺湖方面に進んでいると偶然、田圃の中にこんな建物が目に入り・・・


 「なんだろ?あれ?」と思い車を進めました。
 背後には雄大な浅間連山、そして手前には黄色い稲穂。
 まるで太古の世界へ舞い込んだようです。


 まぁ、遺跡に興味がある方は多くもないでしょうが、とりあえず、説明用にあった「立札看板」から引用すると(汗)、この大庭遺跡は平成元年4月から7月に渡って県営圃場整備事業に伴い、緊急発掘調査を実施した遺跡だそうです。
 ようするに田圃の整備をしようとしたら難儀にも遺跡が出ちゃったわけですね。^^;


 で、内心、「面倒なものが出ちゃったな!」と思ったか思わなかったかは分かりませんが、出ちゃったものは仕方がないので調べてみたら(汗)、年代は縄文時代、古墳時代、奈良時代、平安時代にわたる複合遺跡だったそうです。
 そういうのが分かるのが凄いですね。


 その中身は縄文時代前期中葉・後期初頭(約6500~4000年位前)の堅穴住居址が17棟・墓85基。
 確かに大昔です。


 古墳時代末(約1400年位前)~奈良・平安時代(約1200年位前)の住居址が18棟。掘立柱建物址が1棟見つかったそうです。
 その間の約2500年間は「どないしてたんかい!?」と突っ込みを入れたくなりますが、それは置いておきます。^^;


 特徴は、各時代の過渡期に形成された遺跡で、中でも縄文時代中~後期にかけての集落は、南北60m、東西40mの範囲に11棟の大型で円形・楕円の住居が配置され、その内側に墓群が巡っている典型的な環状集落遺跡だそうです。


 湿気の多かった場所であった事により墓内には骨片、さらに柱穴には木材の一部が残っており、瓶の埋設、鉄平石を敷いた屋内祭壇、玉斧、丸石、石棒など信仰に関わる遺物が祭壇周囲から出土しています。


 で、これらの貴重な遺跡保存の為、調査跡地は原型のまま覆土し史跡公園として、保護、保存に努めているそうなのです。


 いやぁ、いいもの、見せてもろた!(汗)

 ということで周囲をチャップと散歩しながら30分ほど滞在しました。

 続く・・・

 < Nikon D700 + AF-S NIKKOR VR28-300mm F3.5-5.6G >

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