2010-12-22

白馬にお出掛け No3

 白馬にお出賭け No2からの続きです…

 日本海に面した新潟県最西端の街。糸魚川にやってきました。
 北アルプスが日本海に流れ込む、断崖絶壁の親不知で仕切られたそのその先は富山県です。

 そして糸魚川に来れば、必ず寄るのがここ「氷見きときと寿し」。^^

 もちろん、回転寿司です。でもとっても美味しい。
 すぐ目の前は日本海、なので地魚はとくに旨い。

 とはいえ、まずはともかく「まぐろ三種」で奥は「朝とれ白身三種」。
 最近、お皿に3つ載っているお寿司増えましたね。
 好きなタネは一つのお皿に2つでいいけど、違う種類を3種類っていうのもなかなか楽しいです。

 そう言えば、お寿司の頼み方…回転寿司じゃないお店に行くと時々困ることがあります。
 特に初めてのお店。
 それは「一貫」頼むとお寿司が1つ出てくるお店と2つ出てくるお店があるから…(最近は「1個派」の店が激増している気がします。^^;)

 でも、くりまんじゅうは一貫2個派!
 これはけして「通」ぶっているとかではなく、子供の頃、魚市場で卸をしていた叔父に「貫っていうのは数じゃなく重さの単位。寿しは2個で約一貫目。だから、寿しは2個で一貫なんだぞ!」と教わり、それが深く大脳皮質に刻み込まれちゃっているものだから。(汗)
 なので、2個欲しい時はつい自然と「一貫下さい」と言ってしまう。すると出てくる数は大抵一個。
 でも、逆に敢えて「2貫」って頼んで4個出てきちゃって、「同じもん、こんなに食わんぞ!」と思わず閉口したこともある…^^;
 とりあえず「半貫下さい」って言ってみて、お店の様子みてみることもあるのですが…しかし、こんなことを客が気遣うって言うのも凄く面倒。

 まぁ、「貫」を使わず「個」で言えばいいんでしょうけど、それはそれで気持ちが悪いのです。いや、なんだか、自動車を一台二台と言わず、一個二個って言っているようで…わかりますよね。この気持ち!(汗)
 なので、寿し業界さん、是非、そのへんバチッと統一して記者会見で「こちらに決まりました!」ってマスコミ発表してください。(爆)
 その点、お皿に載っている回転寿しはいい。皿が単位で「一枚」「二枚」で間違えようがないから…

 で、ご馳走様!
 そして、チャップには「カステラたまご」をお土産にいたしました。
 これがまた旨いんだ!(笑)

 さて、4時半も過ぎて、辺りは薄暗くなりましたし、そろそろ帰路に着く時間です。
 きときと寿しの近くにある北陸道の「糸魚川IC」に乗れば、あとはずっと高速、約二時間で帰宅できますが、でも、海無し県民のくりまんんじゅうが、ここまで来て海を見ないってことはできません。
 当然、海岸へと向かいました!(笑)

 国道8号。そして、あの信号の向こう側が海です。運転席から撮ってます。^^;

 いやぁ、この日の日本海、凄い荒れていました。
 ちょっと見た事ないくらい。話に聞く「THE 荒海 冬の日本海」。^^;
 でも、ほとんど無風なのに「なぜ?こんなに荒れちゃっているわけ?」っていう感じでした。


 「ズドドドドド~ン!」という地響きとともに防波堤に打ち寄せる波のあまりのド迫力にチャップ、ビビりまくってました。
 態度、図体はとにかくデカいけど、ヤツ、小心もの、ちっちゃいちっちゃい小蚤の心臓だから・・・^^;

 とは言え、感度上げても手ぶれ補正レンズでも、もはや手持ち撮影限界の時間がやってきました。
 ということで、あとは暗闇の日本海を連貼りして…




 以上、これにて終了です。m(_ _)m

 約二時間半後、無事帰宅いたしました。

 < Nikon D700 + AF-S Nikkor VR70-300mm F4.5-5.6G >

 この記事を書いたのは実は5日ほど前。
 公開を前にしてふと疑問に思った。
 「でも、百貫デブっていうけど、それって約寿司200個の重さってこと?うん?ちょっと変じゃないか?それは少し軽すぎないか?」
 そう思って「貫」の重さを調べてみました。

 1貫=3.75Kg だそうです。

 全然、違うじゃん!(爆)
 1貫が寿司2個の重さって、んなこと言ったら寿司1個2キロ近くになっちゃうじゃん。
 んなの、見たことないよ。どんだけデッカイ寿司だよ。(笑)
 可能性があるとしたらその100分の1の「両」・・・・
 それならわかるけど、でも寿司を1両2両なんていう人いないし、聞いたことないし・・・

 もう随分前に亡くなってしまったから、今更文句言いようがないけれど、「叔父さん!嘘ついちゃあ、ダメだよ!!!オレ、40年間騙され続けたよ!ついでにブログに嘘書くところだったよ!」(汗)

 で、ネットで少し調べてみたところ、結局、寿司の「貫」と言う数え方は不明らしいです。(笑)
 しかも、1貫の数(1個2個)だけにとどまらず、寿司を「貫」という単位で呼ぶこと自体、定説はなく、さらに戦後のことらしいです。^^;
 うーん、そうですか・・・了解しました。分かりました。
 今日からくりまんじゅうはお寿司の数は「ひとつ」「ふたつ」と言う事にします。

 実際、諸説色々ありましたが、いまいちどれも説得力がありません。
 そして思ったことは、結局「お店の都合」ではないかと・・・^^;
 「一つずつ注文すんじゃねぇ~!こちとら、忙しいんだ~。手間とらせんじゃあねぇ~!寿司は2個で1つってもんなんでぇ!」っていうように・・・^^;

 しかし、嘘書くところでした。
 やはり記事書く時は、とりあえず「裏」取ることが必要ですね。

 ちなみにテレビや新聞などのマスコミでは「貫」は基本的に使わないそうです。
 理由はやはり「貫の1個派と2個派」がいて誤解を招くからとのこと・・・
 ふ~む、なるほどねぇ・・・

2010-12-21

白馬にお出掛け No2

 白馬へお出掛けNO1からの続きです。

 栂池高原に到着です。

 ゴンドラ「イブ」へ向かいます。
 栂池のゴンドラは長いです。その斜長距離は4121m。
 苗場と田代スキー場を結ぶ「苗場・田代ゴンドラ」通称「ドラゴンドラ」(5500m)が出来るまでは日本一の傾斜長を持つゴンドラでした。(ちなみに「ドラゴンドラ」の名付けの親は苗場の女王ユーミンってお話ですが、真偽の程は知りません。^^;)
 でも栂池の場合、4キロ超のゴンドラの先にさらに1200mのロープウエイがあり、それに乗り込めば白馬岳のふところ標高約1900mの栂池自然園まで空中散歩が楽しめます。
 ゲレンデベースの高原駅が標高約830mなので約1000m駆け上がります。

 ゴンドラ「イブ」のベース駅。
 ゴンドラは運行していましたが、この日はまだゴンドラリフトの山頂駅から下るハンの木ゲレンデ上部のみ滑走可能なようで他のコースはオールクローズのようでした。

 ゴンドラ駅の近くにいたスキー場のユニホームを着たオジサンに聞きます。

 「イブはペットの乗車はできますか?」
 「ごめんねぇ。うちはダメなんだ!」
 「あっ、そうですか…」
 「岩岳はOKだけど、まだゴンドラ運行しえてないからなぁ…」
 「さっき、見てきました。」
 「わざわざ来てくれたのに悪いねぇ。」
 「いや、いいんです。ちなみに上の方は雪あるんですか?」
 「うーん、あるにはあるけど、今年はまだ全然ダメダね。一度積もったんだけど殆ど溶けちゃった。実際、参るよ」
 「早く雪降ればいいですね。」
 「ホント…神様に祈るしかないよ…」

 車に戻り、ちゃっかり運転席に座るチャップに伝えます。
 「チャップ、栂池はダメだってさ!」
 「ザンネンだワン!」

 そんなこんなで栂池でもチャップのゴンドラ初体験はダメでした。^^;


 でも、ゴンドラがダメなら車で行っちゃえ!と1キロ先のゴンドラ途中の白樺駅へ。

 チャップを解き放してやりたいところですが、雪が解けていて足元がグチャグチャ。
 こんなところを走らせたら、二度と車に乗せられなくなるので、残念ながらチャップはぶ~こと一緒に車の中でした。

 鐘の鳴る丘ゲレンデトップです。
 ビギナーパラダイス。「栂池」といえば「鐘の鳴る丘」というように、この先にべらぼうに広いなだらかな斜面が広がっています。
 あんまり滑りたいと思う斜面じゃないけれど…^^;

 実は今回初めて知ったのですが、ここに池があるんですね。
 栂池には何度も来ているけれど、冬場はまったくわからなかったです。ひょっとしてこの池が「栂池」?
 いやぁ、知らんかったなぁ…^^;

 さ~て、しかし、どうするか?(汗)
 今更HAKUBA47へ行ってもなんだしなぁ…
 まぁ、いいや、とりあえず車走らせよう!って向かった先がここでした。

 スキー場が連なる白馬エリアの一番北側(日本海側)に位置している「白馬コルチナスキー場」です。
 そして、コルチナと言えばなんと言っても「グリーンプラザ」。赤い屋根の如何にも北欧風な建物がゲレンデのまん前にどかんと鎮座しています。
 周囲になにもない山の中にこの建物、更に、雪があると実にかっちょいい!

 ホテルグリーンプラザはナショナルチェーンのホテルグループですが、この特徴的な建物は白馬と上越軽井沢(正確には群馬の嬬恋だけど^^;)の3つ。
 軽井沢はいつ出来たのかまったく知らなかったけれど、いつの間にか『鬼押し出し』の先のプリンスランドの中に出来ていた。気がついたのも3年ほど前・・・(笑)

 ここのホテルもぶ~こはお気に入り。勿論、その見かけが…^^;
 いつか「ここに泊まってスキーがした~い!!!」と言ってますが、それは未だ叶わぬ夢。
 でも、聞いた話だとその外観と内部はだいぶイメージが違うらしい。

 ここにロマンチックさとかを過剰に求めると軽く裏切られるらしいです。(汗)
 まぁ、もう建ってかなり時間の経つホテル。確か80年代後半の「私をスキーに連れてって」が大スキーブームを作った直後にオープンしたような記憶があります。くりまんじゅうがスキーを一旦やめる直前。
 なので、それもしかたがないかもしれませんね…^^;

 前述したように白馬エリアで一番北側に位置しているので、例年、積雪量もエリア一なのですが、今年は雪不足でスキー場はオープンされていませんでした。
 なので、駐車場もガラガラ…
 クリスマスまでに降ってもらわないと営業立ち行かなくなってしまいそうですが、それも天の神様しだい…自然相手の商売は本当に大変です。

 本日の目的は果たせませんでしたが、さ~てとそろそろ帰路につきましょう。
と言っても素直には帰りません。
 「ここまで来たんだから日本海見て帰るか!」って更に国道148を北上しました。
 実際、ここまでくればに日本海まで50キロ弱。糸魚川から北陸自動車道に乗り、上越ジャンクションで上信越自動車道に分岐すれば約3時間で帰れますから…

 北アルプスから日本海に注ぐ姫川沿い国道148号の傍ら。
 この慰霊碑は平成八年の十二月、前年の豪雨で土石流など壊滅的な被害にあった姫川流域の復旧工事中、再び大規模な土石流に襲われて尊い命を亡くしたその工事に携わっていた十四名の人たちのものだそうです。

 憶えています。
 長野オリンピックを一年後に控えて、急峻な山の谷間の姫川沿いを山肌を縫うようにして走っていたR148を懸命に改修拡張していた頃でした。

 そう言えば、前年の土石流で大糸線も線路が崩壊してかなり長い間、運行していなかった。

 うーん、あれからもう14年ですか…
 今でも工事が続いてますが、実際、すごい場所です。
 山と言うより崖です。
 今すぐにでも崩れ落ちそうな山肌が続いています。
 現在の国道はトンネル主体で危険はあまり感じませんが、以前の道はまさに命懸けっていいような道でした。

 でも、国道側から見る大糸線は今でもかなり怖いです。^^;
 早く行きましょう。

 あと一回続きます…

 < Nikon D700 + Sigma 24mm F1.8 EX DG MACRO 他 >

2010-12-20

白馬にお出掛け No1

 12月12日、日曜日、空快晴…

 この日はぶ~この今年最後の日曜日。(あっ、別に日曜日って曜日はもちろん、まだ残っているけれど、日曜日が休日になるのは最後っていう意味で・・・^^;)
 「だから、チャップを連れて、どっか行こうよ!」ってリクエストにお応えして、向かった先は信州白馬村でした。

 その昔、白馬といえば遠かった。
 松本経由でフォッサマグナ沿いに進んでも、長野市経由でR406を山越えしても、それはもう呆れるほど時間が掛かったものでした。
 特に道路に雪のある冬場は、まぁどう考えても辿り着くまで「6時間」程度は見込んだものです。だから日帰りなんておよそ考えられなかった。
 それが「上信越道」が出来て、長野白馬のオリンピック道路が開通してからは、あっという間になりました。(まぁ、それでも2時間強は掛かるのだけど・・・^^;)

 う~む・・・残念。
 群馬は雲一つないドぴ~かんだったのですが、北アルプスは雲掛かってました。

 今年は雪が少ないみたいでスキー場もまだオープンしていないみたいです。
 写真は「HAKUBA47ウインタースポーツパーク」。
 白馬エリアで一番人気のスキー場ですが、滑れるのはまだ最上部のごく一部。いわゆる雲の中だけみたいでした。(先日の寒波で現在はばっちしでしょうけど…)

 まずは近くの公園でチャップを軽く遊ばせました。
 でっかいウン*しやがった。(笑)

 木蓮の芽が膨らみ始めています。

 さて、この日の目的は「ゴンドラ」乗って白馬の自然をチャップとともに味わうこと。
 白馬エリアでペットが同乗出来るゴンドラは「HAKUBA47」「岩岳」のゴンドラ。
 でも、上の写真でわかるように「HAKUBA47」は完全に雲の中なので、標高の低い岩岳へと向かうことにしました。

 実は4、5年前、岩岳スキー場でスキーをするワンコをはじめて見ました。(笑)
 4本足に小さなプラスキーみたいなのを付けて実に器用に滑ってました。
 犬種はよく憶えていないけれど、中型犬だったような記憶があります。
 多分、訓練した特別なワンコだと思います。
 もち、普通のワンコはスキー滑ることは出来なくとも、場内を自由に遊ばせることは可能です。
 こんな感じ:動画
 こういうのもあります!(http://grasshouse.a-thera.jp/article/1312061.html

 よっしゃ!急げ、岩岳に!

 が、しかしです。ガチョーン
 秋営業も終了し、ウインター営業も雪不足の為…まだゴンドラが動いていませんでした。^^;

 仕方がないです。動いてないものは動いていない。
 なので、代わりにこんなところをお散歩しました。

 「でも、ひょっとして栂池なんかのゴンドラも最近ペット可になったんじゃないかなぁ…」と身勝手な想像をして…
 「まぁ、とりあえず行ってみるか!」と…

 今、ちょっと調べてみたら「わんこOKのスキー場」はこんな感じでした。
 http://www.mapple.net/guide/L00000002213.htm

 岩岳から栂池はすぐ近く。その途中…ぶ~こが突然、大絶叫。

 「ねぇ、ちょっとあそこ見てみようよ!!!!」

 はい、道路沿いにあったこの看板を見かけたからです。
 「シェラリゾート白馬
 ぶ~こ、小洒落たホテルとか好きなんですよね~。(笑)
 逆らいません。^^; 行きたいならば、行ってみましょう・・・見るだけならタダだし・・・^^;

 リゾートホテルと言えば、『ウエディング』。
 で、ウェディングと言えば『教会』はつきものです。
 当然、こちらにもありました。

 白馬高原教会…なる教会・・・
 白い壁に這うツタがなかなか素敵です。

 南を向いた大きな窓。でも、反射してよく見えません。

 内部はどうなっているのかと反対側に廻り入り口付近の細い窓から覗いてみます。(笑)
 「ふ~む、中はこんな感じか…」と思いながら、何気なくドアに手を掛けたら開いてました。(汗)
 ノーロックなんですね。^^;
 なのでちょっとだけ撮らせてもらいました。入室はしていません。^^;



 教会も拝見したし、ホテルも拝見したので、さーて、栂池に行きましょう!^^;

 で、車に乗り込むといきなり「ねぇ、アレ、何?写真に撮っておいて!!!」とぶ~こがまた叫びました。
 「どこ?」
 「ほら、あそこ!あれ!」
 ぶ~この指差す方向も見ると教会の脇の木のかなり高いところに何かがぶら下がっていますが、肉眼ではその正体はわかりません。
 はて、なんだろな?
 仕方がないのでレンズを70-300mmに交換してフルズームです。

 げっ!これスズメバチの巣ですね。(汗)
 いや、今は落葉した後なのではっきりと分かりますが、葉っぱがある時は分からなかったでしょう。
 今年は蜂が大発生したと聞きましたが、しかし、こんなところにも巣を作るのですねぇ。
 結婚式でスズメバチに刺されるなんて洒落になりません。
 あぁ、オソロシや!です。

ということで、本日はここまで。
続きます…^^;

 < Nikon D700 + Sigma 24mm F1.8 EX DG MACRO 他 >
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