榛名湖畔の高原駅から榛名富士山頂まで標高差約300mを一気に上るのが榛名ロープウェイです。
ここ最近、榛名湖へはたびたび訪れていますが、ロープウエイに乗ったのは多分、20年くらい前が最後だと思います。(記憶が確かならば^^;)
そう、文庫本を一冊持って、頂上で一人読書なんぞしている自分自身に酔っていた頃もあったものです。(恥)
あっ、そう言えば、以前はよくある真四角な大型のキャビンでしたが、いつの間にか2連式のゴンドラ状のものに変更されていました。
「よし、チャップ、じゃあ、榛名富士に上ろう」って、往きはロープウエイを使い、帰りは登山道を下りて帰ってこようと、チャップと一緒にチケット売り場に行くと、「ペット持ち込み禁止」の大きな文字が、いきなり現れました。
「ガーン!」^^;
最近はペット搭乗OKってゴンドラも多いので、大丈夫だと思っていましたが甘かったです。
うーん、じゃあ、どうするか?…
どうするかって、ロープウエイがダメならば、登山道で上がるっきゃないです。(汗)
でも、見上げると結構いい距離がありそう…しかもかなりの急角度。
高校時代、一度だけ、ロープウエイで上がり、登山道を下って来た事がありましたが、かなり前過ぎてどんな道だったかも記憶が残っていません。
まあ、しかし、とりあえず、行けるとこまで行ってみましょう。ってことで行ってみました!(汗)
最初はなだらかな道形もしっかりした如何にも「登山道」という道でしたが、途中から周囲を熊笹に覆われた細い急角度の山坂道になりました。
ただ、周囲の木々はすべて落葉しているので日差しが差し込み明るいのが幸いです。(冬なので暑くないですし…)
*
まだまだ頂上は先ですが、振り返るとこんな感じです。100mくらい上がったくらいでしょうか…山道は所々崩れている場所もあり、臨時ルートとして「こちらに迂回してください」というようなロープが張られています。
なので、こんな木が道の真ん中にあったりするのです。
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チャップも頑張ってました。
リードを外してあげようかとも思ったのですが、下山の人がいつ来るかもしれないので咄嗟にホールドする為にもツケッパです。^^;
正直に言って、途中、見通しはあまりよくないです。
木立が遮り、スカッと榛名湖が見えるような場所はありません。
こんな場所もありますが、チャップはうまく上がっていきました。
で、くりまんじゅうが(カメラを構えて)立ち止まると必ず振り返ります。(笑)
「いいから、どんどん、行け!」
写真はまだ頂上まで半分ほどの場所ですが、ここから先は登る事、最優先でお写真はありません。っていうより、そんな余裕が無かったです。(汗)
で、ついに頂上が見えてきました。
「ヤッタ~!」
思わず声が出てきます。
チャップが駆け上がって行きそうになるのを、「ちょっと待て!」と言ってリードを確保。
上には人がいるに決まってますので…^^;
「ヨッシャ~!!!!!!!!©yuki」
標高1366m、榛名富士山頂駅到着です。
腕時計を見ると掛かった時間は約40分。まあ、そんなところでしょう。
ちなみにこのロープウエイで上がってくる3分だそうです。(笑)
空気の澄んだ冬晴れの日にはホンモノの富士山まで見えるそうですが、この日はうっすらと霞が掛かり今ひとつ眺望はききませんでしたが、それでもそこそこ絶景です。
山頂駅から榛名富士山神社へ続く道があります。
標高1391mですので、山頂駅から25mほど上がったいわゆる榛名富士頂上部です。
当然、三角点も埋設されています。
チャップのリードをここに留めて…^^;
読むのが面倒なんで「縁起」なども撮っておきます。一応…^^;
北側には上越国境の真っ白な三国山脈が連なってますが、コントラストなさすぎでよく分かりません。^^;
写真には撮りませんでしたが、ロープウエイで上がってくる人たちにチャップは大人気でした。(^^)
特に上の写真の右側のオネエサンにはやたらと可愛がってもらいました。
物凄くエキゾチックな彫りの深い顔をした美しいオネエサン。ベッキーをもう少し外人寄りにしたようなお顔!^^;
「お名前は?」と訊かれたので「チャップ!って言うんです」と答えると「Oh、ナゼ、チャップ!デスカ?」って、明らかに日本人ではない日本語が…^^;
多分、外人。そうじゃなくてもあの発音は純日本人ではないでしょう・・・ハーフかなぁ・・・
まあ、彼氏らしき人は完璧な日本人でしたが…^^;
富士山神社からの展望をしばらく楽しんだ後、再び山頂駅へ戻りました。
喉が渇いたのか、残雪を丸めてやると、ばくばく食べてました。^^;
そう言えば、登っている最中もふと見ると雪食べてました。ヤツ!
で、ハーフのオネエサンにバイバイして…
「さ~て、俺たちも下山するか!」と登山道を下り始めました。
*
山の下りは心肺機能に負担は掛かりませんが、逆に膝にはきついです。特に土が乾いているので滑りやすい。(実は一度、尻持ちつきました^^;)
なのにチャップのヤツ、やたらと走り下りる。
「危ないからゆっくり行け!」って言うのに、下りたりまた上ったり、全速力で「駆け巡る青春」してました。(爆)
なので、「勝手にやってろ。おりゃ、シラン!」って写真撮ってましたけど…
登りは40分でしたが、帰りは25分でした。
下りはやっぱり早いです。まあ、最後は膝が笑ってましたけど…^^;
で、チャップに「お疲れさん!」と声を掛け…再び、榛名湖畔へ向かいました。
続きます…
<Nikon D700 + Tamron SPAF 28-75mm F2.8 >
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