2012-12-03

碓氷の秋

 (入山峠にてからの続きです・・・)

 軽井沢の街には一切寄らずに、旧道(旧18号)にて碓氷峠を下りました。


 この季節、午後3時を過ぎると陽は西の山間に落ちて行こうとしていきます。


 薄暗い山間の中に、そこだけスポットライトが当ったように木々が輝いておりました。


 うねうねと曲がりくねった道が飽きることなく続く旧道にある数少ない駐車場です。
 まっ、交通量は圧倒的に少ないので路肩に停めても概ね問題はないのですが、とりあえず車はここに停めました。


 ガードレール越しまで歩いていき、太陽入れて逆光撮影。


 難しいです。^^;
 コントラストが強くなり過ぎます。


 実際、後処理で中間調をかなり起こしいます。
 そうしなければ、真っ黒クロスケ画像です。^^;


 再び車に乗り込みさらに峠を下りました。
 到着したるは通称「めがね橋」碓氷第三橋梁です。


 ゆめなかではお馴染みの場所ですが、一応、概略をご説明すると、煉瓦アーチ橋で径間数4、長さ91m、高さ31mで日本最大の煉瓦づくりアーチ橋となっています。


 信越線開通に合わせ、明治25年に完成、その後急峻な碓氷峠越えの為のアプト式鉄道を支えてきましたが、昭和38年新線開通に伴い廃線となりました。
 その後、平成5年に国の重要文化財に指定され、さらに平成13年廃線敷を利用した遊歩道「アプトの道」として整備され、現在は橋上を歩くことができます。


 ちょっと前、JRのCMで吉永さゆりさんも歩いていました。(笑)
 橋の裏手の山に西日が当り、とても美しい光景でしたが、はっきり言って、ここもまた露出がとても難しかったです。^^;


 さらに標高を下げ、碓氷湖までやってきました。


 最近はいつ訪れてもそこそこにハイカーや観光客で賑わっている碓氷湖ですが、既に陽も落ちかけ、辺りは晩秋の静けさだけが漂っていました。


 日陰は冷えます。寒いくらいです。
 季節の移ろいはそこはとなく早いものです。


 「うーん、果たして紅葉はあと一週間もつだろうか…???」


 そんなことを思い更けながら、静かな湖畔をしばしうろついてみました。


 11月15日のことでした。

 < Nikon D700 + AF-S NIKKOR VR28-300mm F3.5-5.6G >

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