風呂場で読書

　たまにはチャップとお散歩写真じゃないことなんぞも…^^;

　以前、一度書いたことがありますが、実はくりまんじゅう、何もせずに湯船に浸かっていられない人種です。（汗）
　物思いに耽たり、今日一日の出来事をゆっくりと回想したり、もしくはお気楽に鼻歌なんぞの一つも歌っちゃえればいいのでしょうが、それが出来ずに、とにかくじっとしているとすぐ飽きちゃうのです。
　なので、風呂場には必ず書物を持ち込みます。
　そう『漫画好き』を公言して憚らないくりまんじゅうですので、持ち込むのは基本的に『漫画』なのです。（笑）
　で、読み終えたマンガはすぐに風呂場から持ち出せばいいのですが、つい、そのまま出窓の上に置く。気が付いたら大きなマンガの山が出来てました。

　昨年末、あまりの状態に風呂場に置いてあったその大量のマンガや雑誌を全て撤去しました。
　あぁ、すっきり爽やか。（実際、下の方のマンガ…カビちゃってたし…^^;）
　ぶ～こも「なんだかお風呂場が明るくなったみたい！」って喜んでました。

　そこで、新年立てた今年の目標は「お風呂場にマンガを持ち込まないこと」に決めました。（笑）
　で、代わりに持ち込むのは小説にいたしました。（爆）

　今年最初に風呂場で読んだ小説は『剱岳（点の記）』（新田次郎）。
　そして、現在読んでいるのが、山崎豊子『不毛地帯』です。

　現在、第３巻目に入りました。
　入浴１回約20ページ。くりまんじゅうは基本、朝夕２回風呂には入りますので、一日約40ページほどでしょうか。
　ちなみに現在放映中のテレビドラマは見ていません。小説を読み終えない限り見ないって決めています。（夜10時からのドラマなんぞ「起きていられないから、見られない！」って話が巷では有力ではありますが…^^;）
　なのに『番組宣伝』等で頭に刷り込まれているのでしょうか、小説中の壱岐正の言葉（活字）が唐沢寿明の声で聞こえて来やがります。（笑）
　勿論、大門一三が原田芳雄で、秋津千里は小雪です。^^;
　ついでに、川又伊佐雄は柳葉敏郎だし、東京商事の鮫島は、どうやっても遠藤憲一の声で響いてきちゃいます。
　ＴＶドラマは１度も見たことがないのにＴＶＣＭの『番宣』って実に恐ろしいです。

　また、作者の山崎豊子の筆力にも感心しています。
　よくもまあここまで緻密に取材して調べ込んでいるなぁ…とその情報量にも驚いています。
　まあ、参考とした資料をほとんど脚色せず作品に反映させる為に、「盗作」との指摘も受けること多々あるそうですが、大量な細かな情報を実によく整理し、小説として分かり易く開示する力はなにより素晴らしいし、その物語は掛け値なく面白い。
　なので『不毛地帯』全５巻読みきったら、次はそのまま「沈まぬ太陽」（全５巻）へ行く予定です。

　なにより、マンガより安いですし…（爆）

　＜ Nikon D700 + AF-S Nikkor VR70-300mm F4.5-5.6 ＞