今年は全国的に雪が多いようですが、ここ群馬でも1月20日の未明からお昼過ぎまでしっかりと雪が降りました。
今年の、THE 初雪です。
今年の、THE 初雪です。
群馬って言うと山国で、「冬はがんがん雪降っちゃう!」ってイメージをもたれている方も多いようですが、それは北部のお話で、南部、東部、西部の関東平野の末端では、逆に殆ど降りません。
学生時代、「庭でスキー出来る?」とよく訊かれたものです。^^;
冬の寒気団が張り出して日本海岸に大雪が降る時でも、それらは上信越国境の2000m級のお山に全て落ちてしまい、乾いた風だけがぴゅーぴゅーと吹くだけです。
そもそも、なんで日本海側に大雪が降るのか?その原因ってご存知でしょうか。
えっ?知らない方もいる?(笑)
では、お教えしましょう。その知らない方の為に!
あっ、知ってる方はこの先、読み飛ばしてください。(笑)
まず、ご存知の通り、冬になるとシベリア大陸から寒い北西季節風が日本に向かって吹き渡ってきます。寒気団ってやつ。
この風(空気)は非常に冷たいものですが、大陸の上を吹いてくる為に、湿気は殆ど含まれていません。
ロシアとか中国とかとっても寒いけど概ね豪雪地帯じゃないのはこの為です。(場所にも寄るけど^^;)
しかし、問題は日本海が冬でも10~14℃の高水温の対馬暖流が流れているってこと。
そうなんです。
その冷たい北西季節風が日本海を渡る時に熱と水蒸気が大量に供給されちゃうわけなんですね。
そして、さらにそこに待っているのが日本列島の中央を背骨のように走る険しい脊梁山脈。
水蒸気をたっぷり含んだ北西の季節風がそれに衝突すると、上昇気流が発生して結果大雪が降るという仕組みなのです。
逆に言えば、もし日本海の海流が寒流だったらそれほど豪雪にはなりません。
また、その昔、田中角栄さんが仰っていたように、上信越の山をぶっ壊しちゃえば関東地方も雪国に仲間入りかもしれません。^^;
で、逆に関東地方を含めて太平洋側に雪が降る時ってのは、北から寒気が迫りつつ前線(低気圧)が太平洋岸を抜ける時です。
けれど、群馬って今度は太平洋岸から一番前線から遠い位置にあり(まぁ、前線の位置にもよるけれど)意外に降らないのです。
事実、都心で4センチとか雪が降った23日なんかも群馬県は曇りと言うか薄日が出てました。^^;
「ありゃ、東京雪降ってんだ!」とテレビのニュース見て知ったってくらい。
ということで、そんな群馬県民、雪が降ると物珍しさもあってか、何故か胸がときめいて嬉しかったりするのです。(笑)
しかし、雪降る日って言うのはWBは何が適切なのでしょうか。
ちなみに上の写真は「Auto」と撮って出し。それ以外はカラーバランスで後処理として修正しています。
撮り比べておけば良かったのですが、結構降っていたので、背面液晶すら確認できませんでした。^^;
気温が雪と雨のギリギリのところだったみたいで、服やカメラに当ると瞬時に水に変わるのでほんの数分、外に居ただけでしたが、全身ビショビショになりました。^^;
以上
< Nikon D700 + AF-S NIKKOR VR28-300mm F3.5-5.6G >
『Yume-no-nakade Photo Selection』 10枚追加しました。(12/02/02)
下から3枚目、踏切と軽トラのお写真が好きです。綺麗だな。。。と思って眺めたのは一番上のお写真ですが。
返信削除こちらは今日がこの冬一番の寒さなのだとか。今朝は睡蓮鉢に薄氷が張っていました。
只今現在、外気温-1℃ですが雪は降っていません。
雪の功山寺を撮ろうと楽しみにしているのですが、この冬はまだ一度も積もりませんのでつまらない。
以上です。
Tokiさん、どもです。
削除コメントと感想をありがとうございます。
そういえば、ブログは毎日拝見していますが、雪の長府は見ていませんね。
やっぱり山口県も太平洋岸は雪ってあまり降らないのでしょうか。
睡蓮鉢に薄氷。
うーん、寒さは群馬の勝ちかもしれません。(汗)
うちではもう随分前から睡蓮鉢は完全凍結ですから…
ちなみに毎日、チャップランドのバケツの水の氷の厚さでその日の寒さが分かります。
今年の最厚は約7センチ!
その日は家の水道も完全凍結してしまいお昼過ぎまで水が出ず難儀しました。^^;
神のみぞ知る世界ですが、雪の功山寺、楽しみにしています。^^)v