2010-11-07

富岡散策No1

 群馬県富岡市。
 くりまんじゅうの住む安中市と穏やかな丘陵地で境られた隣町です。市街地間では約10キロほどの距離はありますが、その間、信号の数は片手で数えられます。
 人口は約52000。平成の大合併前はほぼ同数でしたが、今では安中市よりも少ない数字です。
 2年に一度、この富岡市でも「あんなか祭り」と同じ日に「とみおかどんと祭り」が行われています。
 同日開催なので、実際に見に行くことは出来ないのですが、この祭りが凄いです。同じくらいの街で行われているとは思えないほどの規模と賑わいを見せます。
 で、その運営の実際や内容を教えて欲しいと思い、この日、どんと祭りの事務局でもある市の観光課へ行ってきました。(一応、簡単なアポとって^^;)

 他市の人間にも関わらず、課の人たちも担当者の方もとても懇切丁寧に対応してくださりご親切でした。
 というか、こんなことを言うと怒られるかもしれませんが、市役所全体の雰囲気がまったく違う。(汗)なんかとっても「アットホーム」で「フレンドリー」です。
 そのことを観光課の職員さんにお話しすると「建物がボロだから、自然とそう感じるんじゃないですか?」と笑ってましたが、いや、違います。
 まず、庁舎内で会う人たちが皆、気持ちよく挨拶してくれるし、なにより窓口に行くと対応が丁寧で素早い。
 どこかの市のように「何か用ですか?今、忙しいんですけど…」という顔でこちらを見ない。(大汗)
 まっ、そんなことも率直な感想です。
 で、お忙しい中、こちらの勝手な訪問にも関わらず、資料を見せて頂き、色々とお話を伺わせて貰いました。ありがとうございました。
 実際、参考になる点は多かったです。
 しかし、予算規模が10倍以上違うっていうのには何より驚かされました。いわゆる桁違いってやつです。どうしたらそんな予算が確保できるのか唖然です。^^;

 その後、市役所を後にして富岡の街をぶらつきました。
 取り合えず市役所から東へ向かいます。

 上信電鉄…日本一の鉄道です。
 何が日本一かというと「運賃の高さ」(汗)
 まっ、実際は日本一高いわけではないのですが、同じ県内のJRや私鉄と比べると異常に高くて、地元ではそういう言われ方とされてます。

 50年位前は中曽根元首相のご尊父が社長してました。(笑)
 勿論、お会いしたことないですが…^^;

 駅前の路地をあてもなくうろつきます。
 「焼鳥ガーデン」の看板と道に書かれた「止」の文字につい止まります。(笑)

 この先で見知らぬファンキーなオジサンに突然、背後から声をかけられました。
 「オニイサン、こ~んな、な~んもネェ街で、何撮ってんのぉ?」って(笑)
 最初「オニイサン」ってのがくりまんじゅうのことだと思わなかったので、つい素通り思想になりました。^^;
 「いやっ、けっこう色々とあって面白いですよ」と言うと…
 「そっかなぁ~。な~んもネェよ。な~んも…」
 「でも、古い懐かしい町並みいい感じじゃないですか?」
 「んなの、ボレぇだけだよ。ボロが好きかい?」
 「えぇ、好きですねぇ」
 「そっかい。ボロが好きかい。ニイチャンもモノ好きだねぇ~(笑)」
 「…(苦笑)…」
 「ボロが好きなら街中ボロだらけだから、好きなだけ撮りゃいいや。じゃっ、気をつけて、たっしゃでねっ。(笑)」
 髪はギンギンの金髪ですが、雰囲気は60代とお見受けするオジサンでした。(笑)

 ファンキーなオジサンと別れて「停車場裏道」なる路地を旧国道254号へ向かいました。
 今はバイパスが郊外を走っていますが、関東から信州へ抜ける国道254号は古来「姫街道」と呼ばれてました。
 安中市から軽井沢に抜ける碓氷峠の中山道が厳しい峠道だったのに対して、こちらは比較的峠も緩やかで女性の足でも越えることが出来るというので「姫街道」と言われたそうです。


 最近、あまり見かけなくなりましたね。こんなちょっと洋風な写真館。
 でも、今でもバッチリ営業中のようでした。

 ミシンのことなどまったくもって知りませんが、シンガーミシンって確かアメリカのミシンメーカーでしたよね。今のミシンの基礎を作ったミシン会社。
 しかし、いつ頃書かれた看板なのでしょうか…^^;


 富岡小学校でグランド調査。(笑)
 いや、お祭りの時、すべての山車(20台)とかがここに集合するのですが、土のグランドで大丈夫なのかを知りたかったから…

 小学校のグランドから出て旧254の歩道をさらに東に進みます。
 今は無きキンカ堂に向かって…^^;
 キンカ堂…その昔の名称は「コロク」(笑)
 その名称は富岡市内の商店業者の「小者六人」が集まって作った市内初の大型商業施設だったから。
 地元主導型開発のショッピングタウン。映画館を持っている当時としたら先端的な大型店でした。

 でも、オープン約10年で「色々」^^;あって、店舗自体の名称も核店だった「キンカ堂富岡店」に変更。(この時、くりまんじゅうの会社も入店しました^^;)
 そして、今年2月、キンカ堂も自己破産で富岡店も閉店に…

 しかし、この建物、今後、どうするのだろう?って思ってましたが…
 どうやら「うおかつ」が入るらしいですね。
 来年春あたりにオープン予定とか…
 榛名・吉井はともかく、ミスターマックスの倉賀野・アカマル市場の前橋・サティ跡の渋川・トリチュー跡の安中などと 最近のうおかつ、凄い出店攻勢ですね。

 あっ、歩道橋の上から撮ってます。^^;
 これは旧R254を西方向に向かってパシャリ。
 高い建物など何もありません。

 旧キンカ堂の前にある靴屋さん。
 周囲はなにもなくなっちゃいましたが、このお店だけは健在です。
 今後も是非、頑張ってください。^^)v

 そのまま旧キンカ堂の前の道を南に進み…
 自転車屋さん…どこで撮ったか記憶無いけど…^^;

 味で勝負の「野村豆腐店」さん。
 実はこの日は水曜日。富岡商店街がお休みの日でどこのお店も閉まってました。

 でも、中には開いているお店もあります。

 しかし、FXの24mm…歪みますネェ(汗)

 仲町の富岡製糸場入り口前の駐車場です。
 ただいま、世界遺産登録目指して頑張ってます。
 平日でも結構、観光バスもやってきます。この写真は2台だけですが…^^;
 ちなみに富岡製糸場の過去記事はここ

 ということで、富岡散策、まだ続くのですがとりあえず前半戦終了です。

 では、また。^^)v

 < Nikon D700 + Sigma 24mm F1.8 EX DG MACRO >

9 件のコメント:

  1. 街の情景がわかる写真は良いですね。
    年数が経てばたつほど貴重な資料になりますね。

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  2. hiroさん、おはようございます。

    別に用もないけれど、カメラ持ってぶらつくってのはいい・・・というか好きです。
    で、レンズはズームより単焦点がいい。
    撮れないものは撮らずにすみますから・・・^^;

    気の向くまま・・・散歩の基本の気がします。^^

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  3. 富岡散策、お疲れ様でした。

    今回の写真、見たことのある場所ばかりで嬉しくなります☆

    「コロク」、懐かしい名前ですね。
    そう言えば、自分がまだ子供の頃、コロクの映画館でドラえもんの映画を見た記憶があります。

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  4. こしたまさん、先ほどはドモでした。(笑)
    しかし、今日は風、強すぎですね。

    うーん、コロクでドラえもん見た世代ですか・・・^^;
    くりまんじゅうはコロクの映画館には一度も入ったことがありません。

    一階はうおかつが入るそうですが、2階3階はどうなるのでしょうね。
    やっぱり、問題は駐車場でしょうね。^^;

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  5. 地元民だから忘れられない景色がある、それを忘れてしまったら地元を愛せなくなってしまうから、だから忘れて、しまわないように日々の景色を目に焼き付けておくんだ。いつかまたここに戻って来たときに思い出せるように。

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  6. 懐かしすぎて死ぬかと思った、、、地元帰りたい。

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  7. ふと昔を思い出し、懐かしくてキンカ堂の検索をかけていたらここにたどり着いた富岡市民です
    貴重な写真ありがとう

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  8. キンカ堂跡地は、クスリのアオキさん、隣の本屋さんはよろず屋さんになりましたね😭

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  9. 大変恐縮な質問なのですが、同じ場所ない風景を撮影していただけないでしょうか?

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