2011-06-10

桐たんす同窓会NO10

 (桐たんす同窓会NO9からの続きです・・・)

 飛騨山脈を縦断して信州松本と飛騨高山を結ぶ国道158号線。
これまで両手両足の指の数をもってしても足りないくらいに、走り慣れた道ですが、ふと考えてみたならば、東から西、松本から高山へ向かうことはあっても、高山から松本へ抜ける西から東のルートは、今回が人生二度目かもしれません。(基本、行き帰りに同じ道を使わない主義なんです。あっ、ついでに観光バスに乗ってのことは除きますけど・・・^^;)

 いやっ、高山からとなると生涯初かもしれません。
 記憶が正しければ、前回もやはり大阪で行われた「桐たんすオフ」会の帰り道。
 大阪からうらさんと北陸自動車道をランデブーして(笑)、うらさんの家に一泊させて頂き、翌日、富山からR41-R471で平湯に出て、そこから今はマイカー規制になってしまった乗鞍スカイライン-自動車道路国内最高地点(標高2702m)-エコーラインを通って松本側に抜けました。
 一気に駆け上がっていったら畳平で軽い高山病になって気持ちが悪くなったものです。^^;

 しかし、それがいつのことだったのかは、まったく忘れちゃいましたけど…
 うーん、ちなみに乗鞍がマイカー規制になったのっていつだったのだろうと思って、ちょっくらwikiで調べてみたら・・・(笑)

 『乗鞍岳は中部山岳国立公園の特別保護区に指定されて規制が厳しくなったため、2003年5月15日からは(実質的には無料開放されたと同時に)通年マイカー規制となり、一般車両は走行する事ができなくなった。』(Wikipediaより) とありました。

 2003年ってことは8年前か。意外と最近なんですね。
 でも、走ったのは最低でも十数年前。

 うーん、ワカラン!まぁいいです。(汗)

 ということで、ここまでのお写真は乗鞍岳の麓『五色ヶ原』の駐車場に車を停めて、休憩がてら霧に包まれた周囲の山々を撮ったものです。

 それにしても怖いくらいに誰もいなかった。^^;
 数百台は駐められる広い駐車場、一台も車はありませんでした。

 標高1445メートル、トンネルとしては国内最高所を通る平湯トンネルを抜けて平湯へ。
 春は今まさにやってきたばかりという感じで、5月の後半のこの時期に山桜が咲いてました。

 平湯のIC交差点で、さて、この先旧道の安房峠で北アルプスを越えるか、それとも新しい安房トンネルで一気に突き抜けるか?と思案しました。

 天気がよければ迷わず峠越えですが、どう見ても峠道は霧の中って感じです。
 素直にトンネルで抜けるほうが賢明です。

 それでもしばし迷って交差点の先の路肩に車を停めていると突然、運転席のウインドウを「コンコン!」と叩く音が…
 なんだろう?と思って窓を開けると二十歳前後の若い男女が二名おり「すみませんが、もし良かったら松本まで乗せていってもらえませんか?」と…
 まっ、ようするにヒッチハイクです。
 また悩みました。(笑)
 乗せていってあげるのもいいけれど、くりまんじゅうの旅は寄り道ばかり。どこでどれだけ道草喰うか分かりません。
 なので、「うーん」と少し唸って、「何時に松本に着くかわからないし、場合によっては木曽方面に行っちゃう可能性もあるけど・・・」と伝えると二人は顔を見合わせて、「すみません。それならいいです」と言って別の車へと向かっていってしまいました。(汗)
 ちょっと可哀想だったかな!と思いつつも、しかし、これも仕方ありません。事実だし・・・

 と言いながら、結局、素直に安房トンネルを抜けて長野側へ…(汗)

 槍ヶ岳に源を発し、上高地を流れ抜けて来る梓川です。
 雪解け水の為なのか、はたまたこの日の雨なのか、そこそこの水量がありました。
 ここ梓川水系は東京電力の水力発電の水利権エリア。
 その為、国道の所々に梓川に下りる為の駐車スペースが設けられており、そこに車を停めさせてもらい一服させて貰いました。(汗)

 しかし、相変わらずここはあちらこちらで土砂崩れています。
 トンネルの左側、既に軽くる崩れていますが、今にも大崩落しちゃいそうです。^^;

 トンネルからかっ飛んで来たバイクが深い角度でハングなんかしながらこのコーナーを抜けて行かないかと待ち構えていましたが、やってくるのはファミリーカーばかり、まぁ、そううまい具合には参りません。(汗)
 いや、安全運転が一番です。

 再び、梓川沿いに松本に向かってR158を走っていると「うん?この橋、知らないぞ!」と思う橋に出会いました。なのでまた路肩に車を停めて橋の袂に…^^;

 竣工が昭和20年・・・じゃなくて平成20年4月ということなのでまだ3年前です。
 知らないわけです。
 日本でも有数な急峻なV字谷に沿って走るこの国道は、実際、年柄年中、大水や崖崩れにあい、その都度、新しい橋が掛かります。
 崖崩れを修復するよりそこをパスしちゃう方が安全で最終的には安上がりなのかもしれません。

 橋の上から川を…

 これも橋上から車を…(笑)

 やっぱり、ヒッチハイクの青年方を乗せずに正解だったようです。^^;
 さて、そろそろ先に参りましょう。^^;

 しつこくもまだ続く…^^;

 < Nikon D700 + AF-S Nikkor VR28-300mm F3.5-5.6G >

4 件のコメント:

  1. おはようございます。
    素晴らしい写真郡ですね。
    我が家は今年8月か9月に平湯アカンダナから上高地入りし、涸沢ヒュッテ泊、体力が残っておれば翌日穂高へ登る予定でいます。
    今からでも行きたい気持ちを必死で抑えているというのに、今回の写真は刺激的です。

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  2. Tsubakiさん、こんばんは。
    ご来訪頂き恐縮です。^^)v
    そう言えば、tsubakiさん一家は山やですものね。
    ご家族で穂高へと羨ましい限りです。
    この日はもう少し天気がよければ平湯周辺を色々と見て廻りたかったのですが、残念ながら生憎の天気で少し残念でした。
    でも、やっぱりその裾野であっても北アルプスってのはなにかワクワクさせるものがあります。そこに漂う空気が違うって感じがして…

    ちなみに夏の山行、島崎三歩が出動しないことをお祈り申し上げています。^^)v

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  3. tsubakiさん、こんにちは
    登山はしないけれど山が大好きな千絵です。
    ご家族で登山とは羨ましい限りです。

    くりまんさん、おはようございます。
    大好きな北アルプスの写真ありがとうございます。
    いつもながら本当に心が和らぐ写真です。
    くりまんさんの写真を見ると、思い出す人がいます。

    機会がありましたら山の写真でも見に行ってみてくださいませ。本人は山の彼方に行ってしまいましたが、奥様がブログを続けております。
    http://blog.goo.ne.jp/kazeninosete/

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  4. 千絵さん、おはようございます。

    ご紹介いただいたブログ、早速、拝見させていただきました。
    なんだか悲しく切ないお話ですね。
    残された奥様のお気持ちも考えると言葉になりません。
    お写真も拝見させていただきました。
    くりまんじゅうにはとて撮れない写真ばかりですが、仰るようにその感性は似ているかもしれませんね。しかも同じニコンですし^^;
    さらに、ゆっくりとじっくりと拝見させてた頂きます。

    もう少し天気が良ければ、もっと様々に撮れたのですが、山のすぐ上の方は霧の中だったので峠を走らずトンネルで抜けてしまいました。なので、あっという間に通過でした。^^;
    しかし、山はいいですね。勿論、海もいいけど…^^)v

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