藤村の「小諸なる古城のほとり」でも有名な街、小諸から、浅間連山の一つ、高峰山へ向かいその南麓を一気に駆け上がる道が「チェリーパークライン」です。
今では快適で気持ちのいい山岳道路ですが、この道を初めて走ったのは今から35年くらい前だと思います。
勿論、今は「アサマ2000パーク」、当時は「高峰高原スキー場」へ向かう為です。
まだ、運転免許を持っていない歳だったので父親に送ってもらっていたのですが、あの頃、車もオンボロでしたが、この道もモノ凄かった。(笑)
当然、無舗装であることは言うまでもないですが、厳冬期は雪が積もっているのでまだいいです。問題は3月も後半に入ってその雪が緩みだす頃。
道路は浅間連山の南麓ですから、常に南に面してお日様が当たるわけです。
当然、雪が溶けます。
小諸の街から高峰山までその標高差は約1300m。この標高差を10キロ少しでほぼ一直線で駆け上がる山岳道路ですから、その勾配も並じゃない。
道路を走っていて滝のような水が上から流れてくるのです。
しかも、舗装路ではないので、その流れる水が土を削り、道を荒らす。いや、荒らすなんてものじゃい。場所によっては崖のようになってしまう。
雪と泥と岩のグチャグチャの山岳悪路。
標高2000mの地ですから、太陽がその姿を隠す頃になると今度は当然これが凍ります。
実は2度ほど(記憶にある限り)チェーンをしてもどうにも登り切れずに断念した覚えがあります。^^;
まっ、そんな昔話は置いておいて…(つい昔話を語りたくなるようでは歳ってことです。^^;)
もちろん、今回は軽く上がってきました。(笑)
生憎、天気はイマイチだったのですが、小諸の街はどうにか見えます。
薄っすらと八ヶ岳も見えるでしょうか?
天気が良ければ、奥秩父の山並みの奥に霊峰富士も見えるのですが、さすがにこの日はどんなに目を凝らしても無理でした。
言うまでもなく涼しいです。
チャップも窓から顔出して見ています。
何か感じるものがあるのでしょうか?(笑)
そして、車坂峠の頂上に立つ標高2000m雲上の宿「高峰高原ホテル」に到着です。
ホテルの傍らに薪がつまれています。
太平洋側気候に属すのでけして豪雪地ではありませんが、しかし、その標高故に真冬には-20度近くにもなる場所です。
真冬は地獄のような極寒の地です。
まずは駐車場からもう一度眼下を見下ろしてみました。
「夜景と満天の星空」と書かれていますが、夜は本当に綺麗でしょうね。夜間はくりまんじゅう、未経験です。
あっ、夜間と言えばチェリーパークラインは夜間は近づかないほうが賢明なのかもしれません。
詳細は分かりませんが、とにかく道路のコーナーに無数にブラックマークがのこされています。
二車線一杯に使ってムチャクチャなライン取りして爆走していると思われる黒い跡。
中には「スピーンターン」しちゃっていると思われる痕跡などもありました。
ローリング族ってまだいるんだ!
「よろしく、メカドック」とか言っている場合じゃないです。(汗)
*
石版に彫られた地図です。と、書かずとも見れば分かります。(汗)
ちなみに上が南で下が北方向になります。
駐車場にカッポゥでやって来たと思われる2台のバイクが置いてありました。(笑)
昔は大型バイクというと「ナナハン」でしたが、今はリッターオーバーが普通なのだそうです。(多賀SAでうらさんに聞きました。そうえいば、早川光はずっと高校二先生だったな。あっ、分かる人だけ分かってください。^^;)
なので右のバイクは1300CC。
ぶ~こが「マーチと一緒だ!」と分かるような、分からないような喩えを言いながら感心してました。(笑)
高峰高原ホテル内に初めて入ってみました。
そう言えば、数十年前は千絵さんの常用宿だったそうです。(笑)
そうでしたよね?>千絵さん^^;
ストレストカーパス。
あぁ、我が家からこの花が消えてしばらくたちます。(汗)
多肉種なので冬場、日中、外に出してそのまま取り込みを忘れて一晩でお亡くなりになってしまった。
ごめんよ>ストレストカーパスくん^^;
売店をうろつきながら、こんなの見たり…
こんなの見たり…
で、ぶ~こがコレ買いました。(汗)
ワンコ箸置きだそうです。
しかし、女性はこんなの好きですよね。もち、人それぞれなのでしょうけど…^^;
家に帰ってテーブルの上に置いておいたらチャップが早速咥えてました。(笑)
こちらは客室方面。
お部屋はすべて南に面している感じですね。
夜景が素晴らしいというので一度泊まってみたいものですが、自宅から微妙に近いと言うところが珠にキズです。
もう少し遠ければ泊まる気にもなるのですが、一時間半で帰宅で来ちゃう。^^;
ホテルは泊まらなくてもラウンジで喫茶も出来ますし、二階のレストランで食事を摂ることも可能です。
勿論、お風呂にも入れます。
ぶ~こはしばらくここに座って景色を楽しんでいました。(笑)
続く…
< Nikon D700 + AF-S Nikkor VR28-300mm F3.5-5.6G >
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