2010-03-16

死ぬかと思った^^;

 3/2…雛市の日(雛市の話はまた別に…)

 この日は、前日発見した天神側沿いの田圃道に早速、出撃してみました。
 時々、小雨降る中、「善は急げ」とばかりに…

 が、しか~し!
 正直、ひどい目に合いました。いや~、参りました。ひょっとしたら、今頃、天国に召されていて、この記事はかけなかったかもしれませんです。^^;

 場所は約2キロほど歩いて、そろそろ折り返して帰ろうかという、以前、ダチョウが飼われていた牧場の少し前辺り…
 そこに深さ1m強、幅1m程の水路が田圃の畦を仕切っていました。

 若かりし頃であったり、まあ、今でも助走を付ければジャンプして飛び越えられない距離ではありませんが、雨も降っていて田圃もぬかるんでいるので、無謀なことはやめておきました。

 ふと見ると30mほど先に鉄板が水路に掛かって橋のようになっています。
 「よし、チャップ、じゃああそこへ行って渡ろう…」
 そう言いながら、細い畦を歩いていきました。

 ロングリードのチャップ、細い畦道が歩きにくいのか、すぐに立ち止まるので、くりまんじゅうが抜かして、前に行ったり後ろに行ったり…

 そして、鉄板の橋へあと2,3mところに来たところでした。
 ふと見ると、向こう側の田圃のすぐ近いところに鳥さんが2羽いました。
 「よし、じっとしてろよ!」と立ち止まったくりまんじゅうがカメラを手にしてファインダーを覗きズームアップした…その瞬間です。

 突然、足元を茶色い物体が猛スピードで駆け抜けていったと思った次の瞬間、ファインダーの鳥さんたちが慌てるように飛び立ったのです。

 「チャップ!ストップ!!!」
 状況を把握したくりまんじゅうが声を掛けます。

 が、しかしです。
 ロングリードが一気に伸びていきます。チャップの全力疾走の前には10mの長さなどあっという間です。

 慌ててあと数mの鉄板橋まで急ぎましたが…間に合いませんでした。(汗)
 左手のリードが「ビンッ」と伸び切り、水路側へ強い張力掛かりました。
 足場は細い畦、しかも体勢が横向きだったのでとても耐え切れません。

 この水路の続きです。
 (うわっ、ヤバイ!)

 中途半端に踏ん張って、踏ん張り切れなければそれこそ水路に頭からまっ逆さまです。
 こうなりゃ、イチかバチ。リードに引っ張られる力も借りて横っ飛び!
 上半身から向こうの田圃に突っ込みました。

 飛んでいる時間なんて、コンマ何秒にもみたいな僅かな時間なのですが、飛びながら「あぁ、このまま死んじゃうかも…」とか「最後に撮った写真なんだったけな…」、しかし「こんなとこで死んじゃうってのもなんとも格好わるいなぁ」とか、様々なことが頭の中に一気に吹き出すんですね。(汗)

 お花畑が見えました。(嘘)

 ふと気が付くと上半身、泥の中に埋まってました。
 (うん、飛べた?生きてる?)
 顔を上げると、その上でチャップが「ニイチャン何してるの?」って顔で見ているじゃないですか。

 「バカヤロー!」

 大声張り上げ、そしてゆっくりと起き上がると、あぁ、無残にも「D700」は泥まみれ…勿論、来ていたコートもドロドロです。
 ついでに水路の石に打ちつけたのか、左膝が痛みます。(家で見たら擦りむいてました)
 小雨の中コートを脱いで、シャツの裾を使ってカメラの泥を拭いました。なんとも惨めな気持ちです。^^;

 「とっとと帰るぞ!馬鹿!」
 チャップにそう告げて車への帰路につきました。
 でも、面白いものでくりまんじゅうの発する不機嫌オーラが分かるのでしょうか、帰り道のチャップは静かなものでした。
 付かず離れず一定の速度でただ歩いてました。

 まあ、しかし、実際、この程度でよかったです。
 一歩間違えれば、頭から水路に落ちてましたから、大怪我になっていたかもしれませんし、打ち所が悪ければ、ご昇天ってことも大げさじゃなかったです。
 雨が降っていたこともあり、水路に結構水流れていましたし…^^;

 チャップとの散歩も命がけです。
 はい、注意しなければいけません。(汗)

 次の2枚のみ事故後、帰りのお写真です。


 雨に濡れていたらカメラの泥もだいぶ流れてしまったので、「撮れるな?」って試し撮りしてみました。(汗)

 大丈夫でした。^^;

 < Nikon D700 + AF-S Nikkor VR70-300mm F4.5-5.6 >

11 件のコメント:

  1. 体は大丈夫ですか!!
    用水路も侮れませんね。
    くりまんさんもD700も無事でなによりです^^;

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  2. オリバーママ2010年3月16日 8:42

    おはようございます。

    …ひぇ~~~~~!!
    大丈夫ですか?

    転ぶ瞬間,いろいろ考えたり,今までの記憶が走馬灯のように浮かんだり…
    というのは,オリバーママも散歩中の顔面着地のときに経験済み。
    転んだ後のなんとも情けない心中,お察し申し上げます。

    昨夜はオリバーパパも奴の力技に不意をつかれたらしく,
    散歩中に転倒。
    そばを散歩していたご婦人に本気で心配されたそうです。

    散歩は命がけ。
    これからも気合入れて頑張りましょう!

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  3. 生きててよかったね!

    一瞬にして、いろんなこと考えちゃうんだね!

    モカも鳥見たら、大変よ!
    何度、腕が抜けそうになったことか・・・(^_^;)
    まだ、転ぶことはないけど油断は禁物ね!

    お大事に(*^_^*)

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  4. たいしたことなくて良かったです。
    災難は忘れた頃にやってくる。
    自分も気を付けます。
    昨日、骨折から1年目の検診でした。
    もう少し骨ができてないので、半年後ぐらいに検診しましょうと言うことになりました(プレートを抜くと思います)

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  5. 大変でしたね~!!

    くりまんの運動神経に拍手です。
    よく水路に落ちなかったね。
    私だったら間違いなく水路にドボン!!だよ~。

    犬って鳥に過剰反応するよね。
    ウチのバビたんも、ダーッと走り出す、追いかける、唸る、人(犬?)が変わります。
    自由に空を飛んでいる鳥がうらやましいのかな。
    待って!遊んで~!!と言っているようにも見えますが。

    ・・・と言う事で、チャップに負けない様に!!
    さらに運動能力を高める為に!!!
    体育館で待ってます(笑)

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  6. うちの家内も猫を追ってポン!と飛び出したチョッパーに反応できず膝からつんのめって更に引きずられた事がありました。
    ジーパンの膝が破けて血が出て泣いた (笑

    きちんと躾しないと何度でも同じ事が起こりますよ。キーワードは『リーダーウォーク』です。
    あと、チャップが悪いのではないですからね。

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  7. 本当にたいした事なくてよかったですね。

    そして怪我の痛さ、降る雨の冷たさが伝わる臨場感溢れる記事に不謹慎ですが笑いそうになりました(失礼)

    人も犬も元気が一番ですがときどき人も犬も問題行動をおこしますねw

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  8. お疲れ様です…しかし、最初に目に入ったのがホトケノザのお花畑ですか~?
    ま、ともかくご無事でホント何よりでした。

    ワタクシはそもそもよくすっ転ぶ人種なのですが
    チャップ君のパワーがプラスされると…
    ちょっと怖いですね(@_@;)
    もっと大人になれば(チャップ君が、ですよ)
    落ち着いて散歩出来るようになるの、かな?
    なるといいですね…<(_ _)>

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  9. 皆さん、お気遣いいただきましてありがとうございます。(^^;
    無事、生きて帰還いたしました。

    たついちさん>

    おぉ、たついちさん。
    ブログがまったく更新されていなかったので、「お体でも…」と逆に心配しておりました。
    はい、身体の方は…その時の膝の傷は治りましたが、実はこの数日後、雪のスロープでやはりチャップに引っ張られて横転。
    今度は右足首を捻りまして…それがなかなか治らず難儀しています。
    D700…機能的には無事のようですが、拭いても拭いても何故か泥汚れが…(笑)
    グリップなどラバーのところにどうも浸透しているみたいです。^^;

    オリバーママさん>

    そう言えば、オリバーママさんも、以前、オリバーに引っ張られて顔面着地したって言ってましたね。まあ、これでご同輩ってやつです。(汗)
    そうなんですよ。なんか妙に惨めな気分になる。あれっていったいなんなんでしょうね。
    まあ、まわりに人のいないところだったので、ある意味、救われているのかもしれませんが、でも、もし、大怪我していたら…と思うと人気のないところも怖いといえば怖いです。

    なぬ、オリバーパパもやられましたか!
    被害者続出ですね。
    まあ、頑張りましょう。(笑…ってられる程度に…^^;)

    shrimpさん>

    はい。生きてます。
    でも、もし死んじゃったらお葬式にはきて下さい。(汗)

    >一瞬にして、いろんなこと考えちゃうんだね!
    これって不思議です。
    考えるというより、瞬間的に、まるでマンガの吹き出しのように「ポン・ポン・ポン」といくつものことがマルチに頭の中に浮かぶのです。
    考えている時間なんかない短い間に…

    >モカも鳥見たら、大変よ!
    猟犬だったシロは鳥は追いかけるものではなく、じっとポイントして掛け声と共に追い出すものというプロの行動パターンだったので、チャップの鳥追い猪突猛進突撃はまったく未経験でした。^^;
    しかし、すげぇ力でやんの…
    なので、今後はリードの端っこに強力なゴムでもつけようかと考えています。^^;

    はりーさん>

    えっ、はりーさん骨折事件からもう一年経つんですか?
    早いなぁ~。まだ半年位って意識していたけど…
    でも、ほんと、いつ何時、何が怒るか分かりませんので、注意一秒、怪我一生って忘れちゃならない言葉だと改めて思いますです。

    K代さん>

    運動神経は…まあ、あんましいい方とはいえないです。
    今回はいちかばちの判断力の勝利といえましょう。(汗)
    まあ、結果的には…なのですが…^^;

    しかし、もしあの時、飛ぶの躊躇ったら間違いなく水路へ逝っちゃったでしょうね。
    おっとと、ドボン!って…
    そうしたらカメラもご臨終、くりまんじゅうもひょっとしたらご臨終だったかもしれません。
    バビも鳥に反応しますか?
    前述しましたが、シロ(やその前のチコなども)は、猟対象の鳥にはプロの対応、それ以外の鳥にはまったく関心無しだったので、チャップの行動を把握できていませんでした。
    そう言えば、つい何日前は間仁田の畑の中で猫を追い掛けまして、この時はリードをしっかり確保していたのですが、あまりのパワーにリードが耐え切れずブッツリと逝きました。
    可哀想だったのはその猫ちゃん。
    近くにイチョウの大木しかなく、その木の高さ2mくらいの位置に両手両足で必至にしがみついていました。

    >体育館で待ってます(笑)
    ちなみに先週は全員参加でしたか?(^^)

    Tokiさん>

    はい、躾の重要性は重々理解しているのですが、なんと言っても野生児くりまんじゅう&チャップなので、結果野放しです。(汗)
    普段は突然、走り出しても「ストップ!」「ゆっくり!」の言葉に反応するのですが、鳥とネコが突然現れると、耳が日曜日になるみたいです。
    チャップは悪くないけれど、くりまんじゅうは大人でないので、とりあえず八つ当たりだけはしておきました。(爆)

    FUNKY★DOGさん>

    マジで一瞬、あっ、これヤバイな!って思いました。
    大きな災いにならなかったのは、「運」だったかもしれません。
    が、しかし、笑っていただけたのでしたら、それはそれでブログネタ的には良かったです。(爆)
    ネタ…出来ましたか?(笑)

    しまねこさん>

    いやぁ~三途の川の向こう側にお花畑が見えるというじゃないですか。
    ちょうどホトケノザのお写真があったので、一緒に貼っておきました。(笑)

    若い頃からスキーをしていたので、バランス感覚は意外に悪くないのか、普段、転ぶということは殆どないのですが、あの状況はどうすることも出来ませんでした。
    左手に持っていたリードを左方向に真横にあの力で引っ張られてしまうともはや制しようがないです。^^; しかも足場が悪かった!

    >もっと大人になれば(チャップ君が、ですよ)落ち着いて散歩出来るようになるの、かな?
    うーん、どうでしょう…
    まっ、何が起きてもじっとしている盲導犬になる犬もいるのですから、要は躾、訓練なのでしょうが、それも面倒臭いし…(汗)

    なので、いきなり引っ張られて絶対に転ばないリード開発します。(爆)

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  10. 大怪我せずにすんでよかったですね。
    ロングリードだとぴんと張るまでにかなりの加速がつけられるので止めにくいのでしょうね。
    まだ先のことでしょうが、50を過ぎたらもっと注意深くしないと大変です。
    60過ぎのじいさんより。

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  11. hiroさん、こんにちわ。
    どうもです。

    ロングリード…
    普段は左手にストッパーを巻き、さらに余分な分を持ち、右手でリード操作をするのですが、この時はカメラを持つので両手からリードを離した事が、まずは敗因その1です。^^;
    また、ファインダーを覗く時には、リードを足で踏みつけておくのですが、この日はぬかるんでいたのでそれをやらなかったのが敗因その2でした。

    50…
    もう目前です。^^;
    気をつけます。

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