2008-03-17

白馬八方尾根スキー場その1

 スキー場の王様、『白馬八方尾根スキー場』へ行って来ました。(3/2)
 いやぁ、やっぱり八方尾根はいいですね。ゲレンデは広いし、景色は最高だし、斜面は楽しいし、空いているし…
 って言えると思ったのですが…(^^;
 正直、景色以外は最低でした。(とはいえ、八方尾根スキー場が悪いわけではなのですが…)

   *

 今日は「ひな市」、しかも平均7年に一度しかない「日曜日」。
 本当はそちらのレポもしたかったのですが、「2月は一度もスキーに行けなかった!プンプン」というぶ~このご希望でこの日はスキー出撃日と決めてました。
 (まあ、そのおかげでAっ子さんに突撃レポートをしていただけたのですが…)

 朝、出発時の道で行われていた雛市準備の様子です。AM8:00くらいだったでしょうか。

 さて、ひな市に後ろ髪引かれながらも、いつものようにR18-上信越道-R19-オリンピック道路と走り、AM10:30頃には白馬に到着しました。
 前日、雪だったのでしょう。木立ちに雪がついていてとても綺麗です。

 普段の行いがいいのでしょう。白馬は「どかん!」と快晴でした。ついでに風もなく暖かい日でした。(笑)

 白馬の盟主、「八方」ですが、八方尾根スキー場はあまり大きな「駐車場」がなく、いくつかの離れた無料駐車場や個人営業の有料駐車場が多いので、それが少し難点です。
 いつ行ってもどこに停めようか迷いますが、この日は運良く、「名木山ゲレンデ」に最も近い(と書いてあった)駐車場に停まれました。(まっ、当然、有料ですけど…1000円也)

 名木山ゲレンデは映画「白銀のシーズン」で使われていたゲレンデです。(「おお、ここに田中麗奈が居たんだぁ~」とくりまんじゅうは雄叫びを上げ、ぶ~こは「瑛太がここをすべってたんだよね!」と眼を輝かせてました。)

 実際、前回(昨年3月)、来た時はこのゲレンデを貸切にしてロケをやってました。

 基礎系の人たちには有名な「八方尾根スキースクール」もここにあります。講師はみんなお揃いの赤いウエアを着ています。このスクールにはナショナルデモもいらっしゃいます。

 リフト乗り場の近くで待っていると、少し離れたリフト券売り場に一日券を買いに行ったぶ~こから携帯に電話がありました。見える距離ですが、声は聞こえる距離ではありません。

 「何?どうしたの?」と訊くと「カードに入ると3000円引きだっていうんだけど…」と言っています。
 「えっ、カード?」と尋ねると、「とにかく、ちょっと来て!」と言われてしまいました。(^^;

 『JALカード』のキャンペーンでした。それがなんと、この場で入会すると「3000円分」のリフト券をくれるというのです。

 八方の一日券は4600円(+ICチップ保証料1000円)ですので、3000円引きならば「1600円」になっちゃいます。(当たり前です。小学生でも分かりますね…)
 しかし、二人で6000円引き、これは実際大きいです。カードは沢山持ってますが、考えている暇はありません。ゴーゴー!
 ということで、早速、入会することにしました。年会費は2100円とお高めですが、1年以内に解約すればそれもかかりません。(せこい…(^^;)
 個人情報を用紙に色々と記入して…(「収入」の欄を書くのがいつも寂しいです)
 で、五分後、これを無事ゲットできました。

 ちないみに白馬のスキー場はICチップがリフト券になります。こんなヤツです。

 前述しましたが、保証料が1000円です。もちろん、帰る時にここに入れれば、1000円戻ってきます。でも、つい忘れてしまうことも多いのです。

 さてさて、そんなこんなで10分ほど余計に時間は掛かってしまいましたが、とにかく割安にてリフト券を購入し、早速、名木山第三トリプルに乗り込みました。(このリフト乗り場、すぐ隣にトイレがあるのが便利です)

 朝方まで降っていたのでしょうが、リフト上から見てもふかふかな雪面みたいです。天気もいいし、これは絶景が見られるかもしれないと期待に胸も膨らんじゃいます。

 まずはとにかくゲレンデトップを目指します。天気のいい日の八方は「頂上目指す」は日本人の掟です。(笑)内心は足慣らしに一本軽く滑ってみたい気もしていたのですが、そのままリーゼンクワッドに乗り継ぎました。

 下のマップ画像をクリックすると超大きなマップが表示されますので全体像を把握したい方はどうぞ。

 「リーゼンスラロームコース」(最大斜度30度/平均斜度20度)、人が多かったです。午前中というのに、リフト上から見ても既にコブが育ち始めているのが分かりました。整地だと超気持ちのいい斜面ですが、コブになるといきなり手ごわいコースに変貌します。

 1.5キロほどの「リーゼンクワッド」を下りて、更に「八方展望ペア」リフトに乗り継ぎます。(ちなみにクワッドって4人乗りのリフトのことです。2人乗りがペア、3人乗りがトリプルです)

 最大斜度31度の兎平ゲレンデはさらにコブが大きく育ってました。(^^;

 展望ペアリフトを降りるとこの景色が待っていてくれました。涙が出てきそうなほどの景色です。
 でも、正面に見える「リーゼングラード」(八方尾根の最上部にある一枚バーン)一面、コブがびっしりです。(違った意味で、涙が出そうです…)

 八方尾根スキー場は普段からコブの目立つスキー場ですが、ここ最近は(スノーボーダーの為か)ゲレンデ半分は圧雪されていることが多いのですが、この日はどこもかしこもコブだらけでした。疲れる一日になりそうです。

 青空に飛行機が飛んでいたので、カメラを向けてパシャリ!(もちろん、液晶など見えない状況ですので、感を頼りに撮ったものですが、偶然ちゃんと写ってました。ラッキーです)

 ゲレンデトップへ4本目の「グラードクワッド」リフトに乗り込みました。
 そしてついに標高1831mのゲレンデトップに降り立ちました!ベースが760mですので、標高差1071mをリフト4本使って上がってきたことになります。実際、ここからの景色は最高です。白馬三山・五竜・鹿島槍など360度の展望が利きます。

 近くにいた女の子にカメラを渡して記念写真を御願いしました。景色があまりに素晴らしくて、普段とらない行動をついとってしまいました。(笑)
 ふと、見るとさらにハイクアップして登っていく人もいます。

 夏場はこの先、「八方池」まで登ったことがありますが、冬場はとても無理です。挑戦する気など微塵も起きませんです。(^^;
 「好きだなぁ…ようやるなぁ…」というのが正直な感想です。

  (画像クリックで動画)
 動画も撮ってみましたので、よろしかったらご覧下さい。(to Youtube)

 女の子グループに記念写真を頼まれたので、渡されたカメラを向けたら「ビックリ」でした。今の若い子って身体全体でポーズを決めるのですね。(笑)
 「おぉ、そう来るか!」と思わず笑いそうになってしまいました。
 で、「ぶ~こもやってみれば!」とリクエストしたら、こんな具合に決めてくれました。

 けど、彼女たちのあの3分の1も「勢い!」がありません。残念!(笑)

 さて、ここから、いよいよ滑り出したのはいいのですが、「リーゼングラード」いきなり手強かったです。コブコブパウダー、難敵です。難敵過ぎです。

 それまで景色に見惚れていたぶ~こも「頂上はもういい…」とゲレンデ下で既に泣きそうになってました。

 「こぶ」が大の苦手なぶ~こがいますので、とりあえず、次にどこへ向かうか考えました。で、思いついたのが「北尾根」ゲレンデ。
 ということで、ここ(兎平)から左手に進み「黒菱ゲレンデ」へ向かいました。その先の先が「北尾根」ゲレンデになります。

 けれど、「黒菱ゲレンデ」ここも八方名物の名うてのコブ斜面なんですよね。メインの斜面は勿論ですが、斜めに抜ける迂回路すら強烈なコブコブになってました。(^^;

 それでもどうにか滑り降りて、振り返るとこの斜面です。びびります。

 さらにそこから、そのまま「スカイライン」を滑り抜け、北尾根ゲレンデへと向かいました。

 「もう、いやぁ~」という声が写真から聞こえてきそうです。

 そして、ようやく北尾根ゲレンデへ…このゲレンデはスキー場の一番北側に位置して白馬連峰の眺望が抜群のコースです。斜度もきつからず緩からず、なので、ここで少しぶ~こと練習するはずでした。
 と、ところが…です…

 滑り出してすぐに「あぁ~」という絶叫が聞こえてきたので、「なんだ!」と振り返るとその瞬間、ぶ~この身体が宙に浮いてました。
滑走中、突然、スキーがガクッと止まって身体が前に投げ出されたのです。そして、そのまま顔面から雪上に落ちて行きました。顔面着地です。見ているだけで痛そうです。雪上でなければ死ぬかもしれません。
 でも、ぶ~こ、動きません。雪の上でうつ伏せのまま倒れてます。ダメージかなり大きそうです。上から下りてきたスキーヤーが外れたスキーを持って、ぶ~この傍に置いていきました。
 30メートルほど下にいたくりまんじゅうも斜面をエッチラオッチラ登って行きました。実際、いい汗と悪い汗、同時にかきました。

 「大丈夫か?」
 声を掛けても返事がありませんし、起き上がりません。ようやく、間近まで行き、再度声を掛けると「ねぇ、顔から血出てる?」と顔を上げました。
 ぶ~この顔を見て、「大丈夫。出血はしてない…」
 「か、顔が痛いよう…」
 「頭は?」
 「クラクラしてる…目が廻る…」
 「脳震盪だ。ちょっと、そこで休んでなよ…下で待ってるから…」
 「う~ん」
 ゲレンデのど真ん中ですが、仕方ありません。ぶ~こ、その場でしばらくうずくまってました。
 くりまんじゅうは北尾根第三リフト乗り場でしばらく待ってました。そして、10分ほどでようやくぶ~こが立ち上がり、ヘロヘロと滑り下りてました。(中央に小さく見えるのがぶ~こです)

 「大丈夫?」
 「ダメ、頭がクラクラしちゃってる…」
 明らかに脳震盪です。けれど、ここではどうすることも出来ません。休む場所もないのです。
 仕方がないので、一旦、リフトに乗り、リフトを下りてすぐ近くの「展望レストラン」でぶ~こはしばらくお休みすることになりました。

 時間にして約1時間と少し程…その間、くりまんじゅうは一人もくもくと「北尾根ゲレンデ」を滑ってました。

 北尾根ゲレンデは本当に「白馬岳」が綺麗に見えます。

 (その2へ続く・・・)

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 おはようございます。二日続けて、本日もスキーへ行ってきます。(^^;
 多分、今シーズン最後になると思います。
 では、行ってきます。

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