3DTV

　2011年2月26日（土）
　ポチッとしてから一週間後、ようやく我が家にやって来た「SONY　BRAVIA KDL-55HX80R」。
　http://yume-no-nakade.blogspot.com/2011/02/blog-post_25.html
　まだ二日ほどのお付き合いですがが、とりあえず感想を書いておきます。

（雨に濡れるダンボール。これ、どう処分しましょう・・・^^;）

　サイズは55型という大きさで、当初、約８畳という我が家の狭小居間に置くにはどうかとも思いましたが、意外に大丈夫でした。
　多少、威圧感はあるけれど、すぐに慣れます。人間なんてそんなものです。
　それから、最近のテレビって軽いんですね。古い東芝の37型より軽いです。
　とはいえ、設置は一人でするには無理があります。（くりまんじゅうは、しちゃったけれど…^^;）

（はめ込み画面みたいですが実写です。^^）

　で、やっぱり気になるのは「3Ｄ」。とりあえず今日はそれが中心の話題です。

　設置完了後、すかさずTUTAYAに走りました。（笑）
　3Ｄ画像が見たくてもソフトがなければ意味はなし。^^;
　でも、探しても探しても3Ｄタイトルはまったくなし。痘痕ー（凄い返還するな^^;）、じゃなくてアバターも2Ｄ版のみしかないです。
　お店の人に尋ねると「まだ3Ｄソフトは置いていない」そうです。ガーン、ショックです。しかも、かなり強め。^^;
　肩を落として、自宅に戻る途中、ダメモトで地元のレンタル屋、タイムクリップに行き、店員さんに訊きました。
　「3Ｄのタイトルって何か置いてますか？」
　すると手元にあったＰＣを少し操作して「うーん、ホラーが１本。後はアダルトが３本くらいですね。徐々に増えていくとは思いますが、現在はそのくらいです。」というお返事でした。

　うーん、ホラーとアダルト…自宅3Ｄ初体験にはちょっと馴染みません。（汗）
　タイムクリップを後にして、ふと思いついたのが「ヤマダ電機」でした。
　「3Ｄテレビを売っているのだから3Ｄソフトも置いてあるはず！」という発想です。
　そして、その考えはばっちりと当り5タイトルほど取り揃えてました。
　でも、レンタルじゃなく販売。当然、高い。（汗）
　しかもあるのは、多分、後日、キャンペーンで送られてくるタイトルばかり…

　結局、見てみたいと思ったのは「バイオハザードⅣ」だけ…でも、5000円もするんですよ。実際、迷いましたよ。かなり…3Ｄテレビを買うより迷った。（笑）
　まぁ、結局、買っちゃいましたけどね。^^;（ポイント使ってだけど…）

　ということでその夜は、ぶ～こと一緒に3Ｄバイオハザード鑑賞会。

　で、その感想ですが、以前（昨年春）、ヤマダ電機のデモを見た時に書きましたが、正直まったく同じでした。

　なので、ほぼ再掲載になりますが^^;

　『その１．普通に見ると55インチというのはとても大きいけれど、3Dで見るとやけに小さく感じる』

　まず、目の前が殆どスクリーンの映画やテーマパークの3Dとはまったく違います。
　例えば、こちらに何かが迫ってくるような映像でも、すぐにフレームの外に出てしまうので、迫力や臨場感には乏しいです。

　『その２．サングラスのような眼鏡を掛けるので妙に暗く感じます』

　通常はＦ1.0の肉眼ですが、感覚的にはＦ10くらいの暗いレンズをつけちゃったような感じです。映像がとにかく暗く感じます。

　『その３．やはりメガネは鬱陶しい』

　言うまでもないことなのでしょうが、それでもテレビを見る為にわざわざメガネをかけるのは煩わしいというか鬱陶しいです。メガネonメガネのくりまんじゅうは余計にそれを感じます。

　『その４．遠近感がわざとらしい』

　3Ｄと言っても肉眼で見える世界とはまったく別物です。
　遠近感の諧調性がありません。奥にある画像、真ん中の画像、手間の画像というように３枚の絵を重ねているような映像に感じます。

　『その５．姿勢や見る位置を変更すると、時々、トランスミッターとメガネの同期が外れ3Ｄじゃなくなる』

　これはソニー製品の問題なのか、それとも固有の問題なのか分かりませんが、頻繁に切り替わると非常に気持ちが悪いです。最初は故障！初期不良か！と思いました。

　『その６．3Ｄモード時、3Ｄメガネをかけていない人はとても気持ち悪くなります』

　3Ｄメガネを掛けて立体的に見える3Ｄ。しかし、逆に3Ｄメガネを掛けていない人は常に2重に見えることになるわけですから、これは非常に気持ち悪いです。
　目がおかしくなってしまったような感覚に襲われます。
　特に大画面ですと、テレビを見ていなくても視界に入りイラつきます。（汗）
　3Ｄ映像は一人、二人でパーソナルに楽しむべきでしょう。

　『その７．強い光源があると強烈にチラツキます』

昼間の太陽光はもとより、明るい照明等があるとそれが強くチラつきます。
光沢画面の55インチサイズという大きさですので写り込みが発生しやすく部屋を暗くしておかないと気になります。昼間はカーテンを閉めておくほうがいでしょう。

　『その８．通常の2Ｄ画像を3Ｄに変換して3Ｄ風に見せる機能もありますが、正直、不要です』

　まぁオマケ機能なのでしょうが、わざわざ暗くて見にくい3Ｄメガネを掛けてみるほどのものじゃあ、まったくないです。多分、二度と見ないと思います。^^;

　ということで、かなりネガティブな意見に終始してしまいましたが、とりあえず、現状における個人的な結論をきっぱり言ってしまうと「家電好き」、「映像オタク」、「アダルトをどうしても3Ｄで見たいんだ！（汗）」という以外の方は「3Ｄはまだ待て！」というのが「人柱」としてのご意見です。
　まぁ、正直、一週間で飽きるでしょう。（爆）

　あと思ったのは、これからしばらくは映画やテレビなどの映像の作り手側も難しくなるなぁ…ということ。
　というのは、3Ｄを意識して作るのとそれをしないのでは、作り方や表現、その演出法がまったく異なるなるような気がするのです。
　言い換えれば、今までの2Ｄの映像作りをそのまま3Ｄにしても、まったく面白みがないし、かと言って3Ｄ演出をした映像を2Ｄにするとわざとらしいというか妙に子供じみた陳腐な演出に感じます。この両方のいいとこ取りってのは絶対に出来ない。
　まぁ、映画とかは劇場という全員が共通な空間で見るわけですから、切り分けもしやすいでしょうが、2Ｄ3Ｄ両方が混在する一般の放送や映画のビデオ化なんて時には問題になりやすいです。

　3Ｄをこれから買おう！と思っている人には申し訳ない感想なのですが、やっぱり辿り着く先は「裸眼3Ｄ」なのかなぁ…と思います。はい！

　まっ、でも、楽しいと言えば楽しいですけどね。（笑）
　なにより買っちゃったんだから仕方ない。^^;

　あっ、バイオハザードⅣは3Ｄ2Ｄを抜きにしてとても面白かったです。
　新たに3Ｄテレビ買うって人にはお貸しします。（笑）

　＜ Nikon D700 + AF-S Nikkor VR28-300mm F3.5-5.6G ＞