2012-01-29

大竹地区のどんど焼き

1月11日のこと・・・



 浅間山から流れるようにして頭上を覆うなんとも不気味な雲の下、いつも通るだだっ広い畑道でのことでした。



 車窓からふと見ると三角柱の櫓の上に、さらに竹が伸び、その頂上にダルマが乗っていました。



 小正月に行われる火祭りの行事である「どんど焼き」用の櫓です。
 そうか、もうそんな時期か。
 しかし、自分の町内の櫓は毎年見ていますが、他地区のものはなかなか見る機会もありません。なので、車を降りてちょっくらちょいと見てみました。^^;



 地方によっては「どんと焼き」とか「とんど焼き」とか「どんどん焼き」とか、様々な呼び方がありますが、正式には「左義長」(三毬杖・さぎちょう)というそうです。



 その起源は諸説あるらしいですが、もっとも有力なものは平安時代の宮中行事に求めるものだと言われています。



 当時の貴族の正月遊びに「毬杖(ぎっちょう)」と言う杖で毬をホッケーのように打ち合う遊びがあったそうで、小正月(1月15日)に宮中で、清涼殿の東庭で青竹を束ねて立て毬杖3本を結び、その上に扇子や短冊などを添え、陰陽師が謡いはやしながらこれを焼いたという行事があり、それによってその年の吉凶などを占ったそうです。



 で、毬杖(ぎっちょう)3本を結ぶことから「三毬杖(さぎちょう)」
 その後、これが民間に伝わり、現在一般的な「左義長」という字があてられたと言われています。



 ちなみに「どんど(どんどん)焼き」は燃やす際に青竹が爆ぜることからつけられた当て字とのこと。
 実際、燃やす時にはもの凄い爆発音が炸裂します。近くにいると驚きます。



 燃やすのは次の日曜日。



 よっしゃ、今年もまた見に行こう!と心に決めて車へと向いました。

 しかし、風が強く、なんとも寒かったです!(笑)

 < Nikon D700 + AF-S NIKKOR VR28-300mm F3.5-5.6G >

 『Yume-no-nakade Photo Selection』 10枚追加しました。(12/01/29)



6 件のコメント:

  1. くりまんじゅうさん♪

    こんにちは(*^_^*)Akikoです。

    わ~!これこれ、少し前に後閑を散歩していたら実物見ました!

    愛知県では絶対に見ない光景、もちろん横浜でも見ません。凄く新鮮で思わず近寄ってしまいました♪

    私の疑問はいつもくりまんじゅうさんのブログに詰まっていて助かります(笑)

    くりまんじゅうさんも私も人のいない場所の散歩が好きだから同じ物見るのでしょうね(*^_^*)

    またお薦め散歩コースも教えて下さいね~

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  2. Akikoさん、おはようございます。

    どんどん焼き。wikiとかで見ると確かに都市部ではやっていないみたいですね。
    基本、田舎が多い。(笑)
    まっ、確かに広い畑いや河川敷じゃないと物理的にも出来ない行事ではありますが・・・

    さて、本日の記事はうちの地区で実際に燃やしているモノです。
    燃やす時はけっこう迫力あります。
    来年はお近くのどんどん焼きを見物に行かれては如何でしょうか。^^

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  3. うちの方は田舎でも無いですが
    浜の方では「さぎちょう」やってますよ。
    漁師の方が中心で、砂浜でやってます。
    微妙に近くない(歩いて行けない)ので、燃えてるのは見た事無いのですが。

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    1. 明後日公開予定の記事にも書いたのですが、くりまんじゅうの住む地域でどんど焼きをやり始めたのは30年ほど前からなのです。
      だから、くりまんじゅう自身は実は思い出がない。
      復活時、学生で群馬にいなかったもので・・・^^;

      実際、全国で焼死事故や火災が発生して、自粛や取りやめになってしまったところもあるのではないかと思います。
      確かに危険な行事であることは間違い無いですから・・・

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  4. 昔、中で寝ていて焼死?したとか言うニュースを聞いたことがあるような気がします。
    カマクラみたいで楽しいですから。
    飲んだら危険ですよね。

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  5. 子供たちはこれを燃やすのが楽しみですが、大人は前夜、この中で一杯やるのが楽しみなわけです。
    10人くらいは入れます。
    中で炭火でホルモンとか焼きながら・・・(笑)
    今はもう「勘弁」ッテ感じですが、何年か前までは当たり前のようにお付き合いしてました。
    若い連中に訊いたら、今年も朝までやっていたそうです。(汗)
    実際、危険な要素がいっぱいなわけです。

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