2011-02-05

思い出写真 八方池へ

 秘境路線、国道406号線。


 長野市から西に向かって山深い信州の山里、鬼無里村を通り、さらに峠を登りつめ最後の「白沢洞門」を抜けると目の前に突如「絶景」が現れる。


 2005年6月7日。
 この日は白馬の残雪の残る北アルプスの八方池まで山登りでした。
 いや、山登りとは言えません。ハイキング。なんちゃって登山。(笑)




 まずは八方尾根スキー場の「ゴンドラ・アダム」で兎平に上ります。
 グリーンシーズンはゲレンデに牛が放牧されているのですね。この時初めて知りました。


 高度を稼ぐとゴンドラ進行方向右手に白馬岳が見えてきます。
 6月の初旬だとまだまだこの通り雪山です。


 ゴンドラを下り、リフトを2本乗り継ぎます。
 そして楽々と辿り着いたるは標高1831mの地。(笑)


 ひぇ~。かなり高いです。
 実際、下に見える白馬の街と比べると標高差で約1100m弱あります。
 すべてが白いスキーシーズンの時は意外にそんな標高差を感じませんが、雪がないと感じ方も違うものです。
 そう言えば、リフトも怖かった。(笑)


 さて、ここから自力で歩かねばなりません。
 八方池の標高は2080mですから、まだ250mほど高度をかせがないとならないわけです。
高山植物なんぞが咲いてます。


 実はやっちゃいました。(汗)
 最後のリフトを降りたところの売店(八方池山荘)でつい「ビール」なんぞを買ってしまい、それをグビグビやりながら山を登ったものだから「あぁ~大変!」。
 最初は調子こいてガンガン足を進めたのですが、すぐに息が上がってしまって、まぁ大変なことになりました…(笑)


 残っている写真を見るとこの辺りやけに「高山植物」を撮っているのですが、実はこれは「はぁ~はぁ~、ぜいぜい」をぶ~こに誤魔化す為のカモフラージュ。
 写真を撮るって言うより明らかに休憩の為であることは言うまでもありませんです。(笑)


 辺りは雪渓。それなのになんて軽装なんでしょうね。


 さらに進むと完全に「雪」。純白じゃなくバッチイけれど…^^;




 とりあえず到着!
 万歳!とやりたくなるのは分かります。
 でも、八方池は雪に覆われていてよく見えませんでした。立て札があったので「多分、その辺が八方池だね!」とぶ~こと話して、結局、写真も撮ってません。(汗)


 で、この先、尾根伝いに続く登山道は唐松岳(2,696m)へ向かうものです。
 でも、なんちゃって登山者は進んではいけません。
 登山カードや登山計画書をちゃんと提出した人だけです。ましてや缶ビール片手にシャツ一枚で登って来るようなやつは言語道断。島崎三歩に叱られます。
 中央の黄色い服を着た人は外人さん。女性。その場でしばらく景色を見てました。


 ケルンの前で記念写真。
 ……んっ?
 でも、この写真、どうやって撮ったのだろう。三脚なんか持っていかないし…
 誰かに撮ってもらったという記憶もない。
 はて?


 行きはヨイヨイでしたが、帰りはやっぱり楽でした。(笑)
 ぶ~こをおいてスタコラサと下りました。


 ぶ~こにカメラを渡して…更に先を急ぎます。
 その訳は…はやく売店に辿り着きたかったから…(笑)


 スキー場のトップ。リーゼングラートで白馬岳背にして記念写真。


 ということで、ようやく若葉も開き始めた6月初旬の白馬でした。

 以上

 < SONY Cybershot DSC-P5 >

4 件のコメント:

  1. 懐かしいです。
    雪のシーズンしか上がった事ないですけど、何度か第一ケルンまで上がりました。普段は兎平までも上がらないですけど。
    逗子開成高校?の生徒さん達が亡くなったのはこのあたりでしたっけね。合掌しました。

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  2. 40年くらい前にスキーに行ったことがあるのですが、ガスって居て周りの景色はまったく見えませんでした。
    生まれてはじめてのスキーだったのですが、1級を持っている友人にこちらのリフトがすいているからと連れて行かれて乗り継いだ数点で置いてけぼりにされたのを思い出します。
    斜滑降で何度も転びながら降りましたが、こんなに景色の良いところとは知りませんでした。

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  3. はりーさん>

    懐かしさを感じていただけたならば幸いです。
    あぁ、そういえば、逗子開成高校の八方尾根遭難事故ってありましたね。
    当時は白馬は遠かった。ニュースで聞いたくらいですが…

    しかし、山を甘く見ちゃあいけませんね。

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  4. hiroさん>

    たははは…40年前ですか!
    しかも、ガスっていたのは残念ですね。
    白馬というと冬のスキーというイメージが強いですが、春は残雪と新緑、夏は高山植物、秋は紅葉と四季を通して楽しめます。
    時間ができたら、是非、もう奥様とご一緒に白馬にお出かけください。
    日本離れしたスケールの景色が楽しめます。^^)v

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