さて、再び西山荘です。
西山荘は元禄3年(1690年)に建設され、隠居した光圀は同4年(1691年)から同13年(1700年)に亡くなるまでここで過ごしたそうです。
当時の建物は文化14年(1817年)の野火によって焼失し、現存するのは文政2年(1819年)に8代水戸藩主齊脩によって再建されたものだそうです。
ということは、築200年弱ってところですね。
建物は茅葺の非常に質素なもので、華美を嫌った光圀の人となりを伝えるものとなっています。
いや、ホント、ちょっと前(40年くらい?)なら田舎に行けば普通にありそうな感じです。
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これが「西山御殿」です。
前庭に歴史を感じさせる梅の木の枝が大きく張り出しています。
いや、花が咲いていればまさに画になるって感じの佇まいですね。
左端の丸い採光の窓があるところが書斎でその右が寝室です。
しかし、定期的に補修や修繕もするのでしょうが、末長く保っていくには色々と大変なことが多々あることと想像いたします。いや、管理なさっている方はご苦労様です。
住まいの奥手にある心字池です。
あれは今からどのくらい前だったでしょうか、一躍全国的に有名になったあの「人面魚」がここにも住んでいたそうです。
ママさん言うには「当時は人面魚ブームでもの凄い数の観光客が押し寄せていた」そうです。
ここは「御文庫」と言われるそうです。
隠居後、光圀は身の回りの品は殆ど持たず、修史編纂に必要な沢山の書物をここへ運び入れたそうです。本の蔵ですね。
この後、実際に建物内に入ったのですが、屋内は撮影禁止。
なので、屋内から屋外を一枚だけ写させて頂きました。(汗)
歴史的資料の他にもテレビドラマの歴代出演者のお写真や動く光圀人形などが展示されていました。
現在、青山荘は水戸徳川家伝来の歴史的資料を保存している財団法人水府明徳会が管理し、一般公開しています。
また、園内には当時の守護役の侍の居宅なども復元し、資料館として光圀ゆかりの品などを展示しています。
悪戯や悪いことはしてはいけません。
こんなカメラがじっと見張っています。(笑)
ということで西山荘をぐるりと一巡り。
いや、質素ですがとても落ち着く場所というのが正直な感想でした。
新緑の春や紅葉の秋にまた来てみたいですね。
しゅ~ちゃんとあ~ちゃんは相変わらずぶ~こにずっと張り付いておりました。(笑)
ついでにいったい何が可笑しいのか「ゲラゲラ」とずっと笑いっぱなし。
どんなに離れていてもその笑い声でどこにいるのか分かります。^^;
ということで、まだまだ続きます…^^;
< Nikon D700 + AF-S NIKKOR VR28-300mm F3.5-5.6G >
おはようございます(^^)
返信削除心字池の写真を見ていると、家のパソコンだけかもしれませんが、立て札の大きさが変わるように見えるのです?
方法は、心字池の写真が表示された画面でマウスのホイールボタンで画像を上下させると大きさが変わるような不思議な錯覚で見えます
ブラウン管ディスプレイだからでしょうか?
おたけさん、こんにちは。
削除何故か、立て札の大きさが変わってしまう不思議…
お教えしましょう。
それは恐ろしくも水戸徳川家に代々伝わる「人面魚」の呪いのせいです。(爆)
馬鹿言っていて、すみません。m(_ _)m
そうですか。スクロールするとそんな風に見えますか。
確かに縦構図が収まりきれない大きな写真などの場合、そんな風に見えることがありますが、残念ながら、くりまんじゅうのモニタでは800pixはしっかりと収まってしまうので、再現が出来ません。^^;
ちなみにおたけさんお使いのモニタ解像度はおいくつなのでしょうか?^^
>ちなみにおたけさんお使いのモニタ解像度はおいくつなのでしょうか?^^
削除恥ずかしいぐらい古い、Iiyamaの19インチディスプレイです、解像度は1024*768サイズですね
何とかしなくちゃね(;;)
うーん、1024×768ですか・・・
削除その解像度ですと1440×900をベースに設計しているここは、かなり見難いかもしれませんね。^^;
申し訳ございませんです。m(_ _)m
こんばんは。オリバーママです。
返信削除西山荘って,築200年だったのですか!!
知らんかったです^^;
地元民には,“近くて遠い観光地”の西山荘。
何度か茨城に来ていただいているのに,なかなか案内できずにいたので
今回,やっと念願叶いました!
写真で見ると,何とも趣のある佇まい。
国道がすぐわきを通っているように思えません。
まぁ,国道と言っても,かなりしょぼいのですが…
明後日は,茨城県立高校の一般入試の日です。
明日の事前指導のために,今から文書づくりをします。
3年生も,登校日は残すところ6日!です。
オリバーママさん、どもです。
削除「西山荘」はやっぱり水戸黄門で耳にしていたお名前だけに、気になる存在でした。
今回、ご案内頂き、大変感謝しております。
まっ、しかし、近くの名所ってヤツは、そんなものかもしれません。
くりまんじゅう自身、ブログを始める前は群馬のご近所名所などまったく関心もなく訪れることもありませんでした。
でも、改めて行ってみると「意外にいいじゃん!」ってことも再発見できたりして…
3月…まさに卒業の季節ですね。
そして、入試ですか…
では、「頑張れ!受験生!」とエールを送らせていただきます。
水戸黄門に助さん、角さん、家が残っているんですね〜
返信削除じいさんと、ばあさんが縁側で猫を抱いてなんて、ぴったりの家ですね。
こんなに自然に囲まれているのに、国道の近くなんて。
梅が咲いていたらいいかんじ、そのときもう一度アップお願いします。
kenさん、こんにちわ。
返信削除残念ながら助さん、格さんの家は残っておりません。
助さんの家は古井戸と邸宅跡、そして、角さんはそもそもここにはいらっしゃらないようでした。^^;
ほんと、ひっそりした山の中という感じの場所です。
風情があります。
国道は後から山の上の方に作ったので、深く鬱そうと生える木々がそれをまったく隠しています。
もし、見えちゃったらやっぱり興ざめですね。^^;
梅の咲いた季節・・・
そろそろでしょうか。行きたいとは思いますが、やはりその距離200キロ。簡単には行けませんね。^^;