2013-11-24

昔の板鼻

 つい一月ほど前の記事(板鼻散歩 下)で

『歩きながら改めて思ったのですが、板鼻の街は低い位置にあるのですね。
 土手道から見ると碓氷川の河原とほぼ同じ位の高さに感じます。
 なので治水が整っていなかった時代は、碓氷川の氾濫で被害にあったのではないだろうかと

 と書きましたが、先日、(安中市民にとっては)なかなか興味深い写真と資料が入手できたのでご紹介いたします。


 昭和10年以前の碓氷川と板鼻の写真です。
 すぐに分かることは鷹の巣橋が半分が木橋であること、そして碓氷川の堤防がないことです。
 実は板鼻及び中宿の堤防は昭和10年に出来たのだそうです。
 その堤防がないので、いつ撮った写真であるかは不明ですが、昭和10年以前であることは間違いないと言えるそうです。
 昭和10年、長雨と台風により後閑・秋間を中心にその下流域である中宿、板鼻も大水害に見舞われたそうです。(死者61名)
 この災害により、中宿・板鼻には急遽堤防の建設が始まったのだそうです。(資料によると明治43年にも板鼻・中宿は大水害に見舞われたそうです。)
 すべて資料からの受け売りなので「そうです」の連発です。(汗)

 しかし、昭和10年というと78年前ですから、現在80代後半よりご年配で、ずっと安中に在住している方なら当時の記憶もあるかもしれませんね。
 一度、直接、お話を聞いてみたいものです。

 < Nikon D700 + AF-S NIKKOR VR28-300mm F3.5-5.6G >

0 件のコメント:

コメントを投稿

Powered By Blogger