2008-12-12

朝のお散歩 板鼻(11/6)

 この日の朝の散歩は「板鼻」へと出向いた。

 まあ、自宅から歩いていけない距離ではないが、歩くとなると往復、そして回遊で約10キロ程度にはなるだろう。写真を撮りながら歩くとなると、う~ん、帰宅は昼頃になってしまうかもしれない。
 そんな予感を察知して、とりあえず板鼻の街までは車で行くことにしました。


 途中、中宿のコンビニでお茶を買った。通勤客でとっても混んでた。
 この時、時刻は7:00を少し回っていた頃。この時間にもう学校にいく子もいるのですね。

 そして、車を運転して約5分、まずはここ。





 そしてこの対面がここ。





 板鼻っ子はお馴染みの場所なのでしょうが、くりまんじゅうは土地鑑が乏しい。
 ちにみに車はまだ営業前の某スーパーの駐車場に勝手に停めてしまいました。(^^;
 すみません。>Sストア様

 実際、同じ市内ではあるが板鼻に訪れるということは意外と少ない。
 旧中仙道は新道が出来、更にバイパスが出来てしまったので、今は旧旧道であり住民の為の生活道。そこに目的がない限り通ることは殆どないのだ。




 しかし、板鼻は皇女和宮が降嫁で京都から江戸へ向かったとき宿泊したという由緒正しい古い中仙道の宿場町である。




 ちなみに和宮降嫁とは、幕末、徳川幕府が失墜しはじめた権威の回復を図る為に、天皇家との絆を深め威信を回復する目的から、孝明天皇の御妹・和宮親子を将軍御台所に迎えた政略結婚のこと。




 文久元年(1861年)和宮は京都から中山道を経て江戸の十四代将軍徳川家茂へ輿入れした。
 まあ、俗に言う公武合体の象徴的な出来事であるともいえる。
 当然、くりまんじゅうは生まれていないので、後から聞いたお話ですが…(^^;

 訪ねた事はないが皇女和宮資料館というのもあるらしい。





 さて、旧中仙道沿いの宿場に沿っての裏手(北側)には、水量たっぷりの用水路が流れている。




 「板鼻堰」という。

 ここ板鼻から碓氷川と九十九川の水を取り入れ、烏川に流れ出るまで約15キロ続いているという。
開削は今から約400年前の慶長年間。
 これまた最近、知ったお話。

 けれど、この堰が実に良い。

 なんともいえない風情がある。水のある世界は豊かに見える。

 この地に住んでいたのなら、まあ三日に一度はお散歩したいと思ってしまう。(^^; 三日に一度というのが少々情けないが…

 ここは大乗院という真言宗の小さなお寺さん。すみません。由来とかは全く存じ上げません。(^^;

 板鼻堰沿いの道からこんな階段で上がれます。

 板鼻堰の豊富な水を使って鯉屋さんもあります。

 さて、一旦、旧中仙道に戻り、碓氷川沿いの土手を目指します。

 いや、なんか憧れてたんですよ。ここ(笑)

 勿論、ある事はずっと前から知ってましたが、歩いたことはなかったです。一度も。
 開放感があってとても爽やか。金八先生になった気分。
 まあ、冬とかは北風が厳しいんでしょうけど…

 中学校へ向かう通学の子達が多かったです。また、「碓氷川サイクリング道路」というだけあって自転車の方も非常に多い。

 時々振り返って鷹巣橋を見たり…

 土手を下る小道を見たり…

 小花なんかも撮ってみる。気分はハイ!とってもハイ!(笑)
 のちにブルーになるのだけれど・・・(^^;

 つけてたレンズがタムロン90mmだったので、寄ることも出来る。 マクロレンズは便利。

 壊れかけた小屋の前に立て掛けられたリヤカーを見て、そういや、最近見かけなくなったなぁ…とか思ったりする。

 道の前後左右に人がいないことを確認して(^^;、道に寝そべりローアングル。(笑)

 だって、心筋梗塞かなにかで倒れているのではと間違われても恥ずかしいから…(笑)

 これは板鼻と岩井を繋ぐ「石井橋」の上から…

 橋の上で…

 「知らず知らず 歩いてきた 細く長い この道♪」
 「振り返れば 遥か遠く♪ 故郷が見える」
 「でこぼこ道や♪ 曲がりくねった道」
 「地図さえない それもまた人生♪」

 ちょっと口ずさんでみた。(笑)

 しかし、写真が多い。
 なので2回に分ける…というとで、続いてしまう…(^^;

2 件のコメント:

  1. 板鼻に生まれ育った者として、取り上げていただき御礼申し上げます^^

    こう改めて見てみると、いろんな想いが重なり、涙が出てきました。

    「板鼻堰」っていうんだ・・自分的にはウチの裏の川で名前はありませんでした・・何でかは忘れたけど、たまに水を止めて川底が現れる事があり、長靴履いて川に入るのが楽しみでした。確かに板鼻堰は何とも言えない風情があり良い場所です。かつては鯉屋さんも多かったですね。

    「碓氷川サイクリング道路」という名前の、堤防の道を通って中学へは自転車で通ってました。
    風の強い日に大変だったのかは忘れましたが、凄い追い風の時に中学から数回漕いだだけで3キロ程?離れた家に着いたことは覚えてます。ガキなんですね^^家に帰って母に3回くらい漕いだら家についた!と(少し誇張して)興奮して話をした事も思い出されます。

    「いたはな公園」私にはどこだかわかりません・・最近できたのかな?

    「石井橋」は板鼻の子どもが碓東小に通うために必ず通る橋。いろんな思い出がひとつの写真をきっかけに蘇るものですね。

    第二弾も楽しみにしています。あっ!でもハイ!からブルーになるのですね(笑)

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  2. 37SUさん、こんにちは。
    こんな小さな田舎町であっても、ゆっくり歩いてみると、どこもとってもいいところ。けれど、板鼻は特にその観が強いです。
    400年前に作られたという板鼻堰はまさにこの地の生活用水だったのでしょうね。

    堤防の道を歩きながら「遠い昔、37SUさんたちもここを通ってたんだな~」なんて思いました。当時、舗装はされてたのでしょうか?
    「板鼻公園」については、是非、今度、実際にふるさとをお歩きになってみつけてみてください。(^^)

    では、では…
    あっ、来週、また会えるんでしたよね。

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