碓氷湖・めがね橋その2からの続きです。
碓氷湖からおよそ2キロ、碓氷峠の麓の宿場「坂本宿」です。
往きに見かけていたのですが、実はこの家がくりまんじゅうが昔(40年程前)住んでいた建物の形状にあまりに似ていたので、つい車を停めて近づいて見てしまいました。
うーん、同じ年代の建築物なのでしょうが、しかし、それにしても見れば見るほどそっくりです。(^^;
ここまで古くなると住むには大変でしょうが、なにも新しいものだけがいいものではありません。例えば、小川の傍のこんななんの変哲もないブロックも時を経過すると実にいい味がでてますね。ブロックなんて新しければ味も素っ気もないのに不思議です。
そのすぐ近くにあった坂本宿の面影を残す「かぎや」という旅籠跡。
興味のある方はこれを大きくして読んでください。
けれど、古いものに関心を持つようになるって・・・やはり歳をとったということでしょうか。(笑)
再び、車に乗り込んで碓氷バイパスとの合流点まで下りてきて、「はっ」と思いついたように車を空き地に停めました。車内で少し考えて、腕時計を見るとPM1:30。
よし!と首を一つ縦に振り、車を降りて目的へと向かいました。
そう、お昼を食べに寄ったのが「ここ」です。
知ってる人は知っている。知らない人は知らないお店(当たり前か!)、その名も「関所食堂」です。
15年ぶりくらいに寄ってみました。当時と同じように店の前にワンちゃんがいましたが、まさか・・・同じ犬ではないですよね・・・
席空いているかな・・・と暖簾をくぐって店内に入るとさほど広くない店内は半分弱くらいの客入り。ちょうどいいくらいの人混みです。
座敷の畳に四人用のテーブルを薦められて、少し恐縮しながらもそこに座って、壁に書かれたメニューを見てビックリ!
いまどき、「ラーメン450円」はなかなかないです。はっきり憶えていませんが、「お値段」当時のままみたいですね。
どれもこれも食べてみたい気はしましたが、結局、頼んだのがこれ!
チャーシューメンです。600円也!(タンメンにするかと悩んだのですが、昔食べたのがやはりチャーシューメンだったので妙なノスタルジーに惹かれました・・・それにしても、なかなかタンメン食べられません(^^;)
注文して、約5分。あっという間に「お待ちどうさまでした!」とテーブルの上にチャーシューメンが出てきました。(早!)
割り箸を割り、まずは麺をひと啜り・・・
その味はというと・・・最近の脂ギトギト、にんにくガツン!グルタミン酸、イノシン酸の旨みタップリというラーメンとは対極ですが、鶏がらベースのスープで実に懐かしい味です。ネガティブではなくポジティブな意味で美味しい「チキンラーメン」というのがくりまんじゅうの感覚では一番近い味かもしれません。
麺は縮れのない細麺。柔らかい麺の食感はこれまたポジティブな意味で「ヌードル」っていう感じ・・・(笑)
以前はおじさんとおばさんで営業していた記憶があるのですが、今は若い方が3名でテキパキと仕事をしてました。息子さんとお嫁さんかもしれませんね。
また、土曜日ということもあったのでしょうが、お客さんも次から次と来店してました。
「ごちそうさま!」
そう言って千円札を差し出し、100円玉四枚をポケットに流しいれてお店を出ました。
往復の時間、さらにお昼込みでおよそ3時間の碓氷散策でしたが、とても楽しい一時でした。今度はぶ~こと一緒に行きたいですね。
ちなににここで詳しい「碓氷峠観光案内」をしています。
興味のある方は除いてみてください。
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