土曜日(6/21・・・)、夕方、富岡の店に行く途中、「一丁八丁」(安中市と富岡市の境の富岡側の坂道)にアイリスの花が咲いているのを見かけました。一瞬、車を降りて写真を撮ろうかとも思ったのですが、天気も悪く、また既にPM7時に近く、陽も落ちていたので止めにしました。
翌朝(先週の日曜日)、朝5:00に眼がさめ、窓から外を見ると天気はどんよりした曇り空ですが、雨は降っていなかったので「ならば!」と散歩ついでに出掛けてみました。
くりまんじゅうの自宅から車で10分も掛からない場所です。
道端に車を停めてカメラを首にぶらさげてさぁ出陣。けど、足元は昨夜の雨でぬかるんでます。(^^;
細い道の入り口には「JAPAN IRIS」「KEEP OUT」とありましたが、ちょっと失礼をして中へ入らせていただきました。(^^;
時間はまだAM7:00前、天気は今にも降ってきそうな感じです。
それにしても、「アイリス(IRIS)」と「アヤメ(文目)」と「カキツバタ(杜若)」と「ハナショウブ(花菖蒲)」の違いがくりまんじゅうには分かりません。(笑)
ということで、ネットで少し調べてみました。
まず基本的に、ただ単純に「アイリス」といった場合は「アヤメ」と一緒と考えていいそうです。アヤメの学名は「Iris sanguinea」。
Iris(アイリス)はギリシャ語で「虹」の意味であり、sanguineaとは「血紅色」という意味だそうです。
次にアヤメとカキツバタとハナショウブの違いですが・・・
まず生息適地はアヤメが畑のような「乾いた場所」であるのに対して、カキツバタとハナショウブは「水中」や「湿地」に育つそうです。(なるほど・・・)
そしてカキツバタとハナショウブの見分け方はまずは葉っぱ。
カキツバタの葉は太広で筋がないのに対して、ハナショウブの葉は細く縦に筋(脈)があるそうです。更に、ハナショウブには花びらの中央部に黄色い筋があります。
また、花の咲く季節はアヤメやカキツバタが5月中というのに対して、ハナショウブが一番遅く6月上旬~下旬という時期になるそうです。(勿論、地域や標高によっても違います)
そういうことで考えるとこれらは「ハナショウブ」ですね。(^^)
ここで一つ疑問が・・・なぜ、ここには子供の遊具があるのでしょうか?(笑)
元公園?いや、そんなことありえないな・・・^^;
ならば、どこからか持ってきた?うーん、分かりません。
ハナショウブの群生地を一回りして、そこから離れて、田んぼの畔道沿いに山側へと歩いて行きました。
出来上がってしまったものを見れば、「当たり前」という感じもしますが、改めて、この細く狭い傾斜地に合わせて、こんな形に棚田を作り上げた先人の知恵というのは凄いものだと思います。
田んぼの脇にハナショウブが咲いてました。
また別の田んぼにも・・・
昨日の雨で足元はぐちゃぐちゃですが、さらに奥へと進みました。
一旦、田んぼを離れて道伝いに奥へ進むとバイクが一台置いてありました。
(こんな奥に、なんで?)と思っていると、すぐ傍にため池があり、そこで釣りをしてました。
さらに奥へ歩いていくとこんな感じ・・・
すると足元がガサガサ・・・と・・・
げっ、マムシでした。
なので、さすがにこれ以上進むのはちょっと不気味でやめました。(意気地がないのではありません。お得意の「大人の判断」というヤツです。)
ついでに、ポツポツと小雨も落ちてきましたし・・・(^^;
車に戻り、安中へと帰る為に「一丁八丁」を上ります。
ちなみに「一丁八丁」とは、一丁(町)進むのに八丁かかるとというところから名づけられた(という言い伝えの)九十九折の坂道です。(ちょっと薀蓄をたれると・・・(^^; 条里制においては6尺を1歩として60歩を1丁。1891年日本がメートル条約加入した後、メートルを基準として1.2キロメートルを11丁と定めたそうです。なので、逆算すると1丁とは約109.09メートルとなるそうです)
坂を上り切り、安中市へ入ってすぐの「清水屋」でウーロン茶を買おうと、自販機の前に車を停めて、ボケットを探りました。
(あれ・・・? あれ? あれ!!)
出掛ける前に千円札と五千円札をむき出しのままポケットに入れた来たはずなのに・・・それがないのです。(慌) 間違いなく持ってきたはずなのに・・・ない!
げげげっ!ひょっとして落とした?
さっと血の気が引きました。くりまんじゅう、今月、もうその6000円しか、お小遣いがないのです。
すぐに車に駆け込んでまた一丁八丁を下りました。スピード限界、カーブでタイヤが鳴ってました。
車を下り、ただ足元を見ながら、歩いた畦をすべて歩いて探しました。もはやハナショウブなどもはやまったく目に入りません。
田んぼから山の方まで行ってきました。けれど・・・ダメでした。
一時間くらい探しましたが・・・結局、見つかりませんでした。(泣)
もう一度、ハナショウブの群生地に戻ると、くりまんじゅう以外の人も撮影に訪れてました。
あっ、この人を疑っているわけではけっしてありません。(^^;
多分、水路に流れちゃったのかもしれませんね・・・
それにして、辛い思い出の地になりました。富岡へ行く度に・・・思い出すと思います。
なので、この日は一日落ち込んでました。(^^;
それにしても「カメラ」というのは金食い虫です。(やつあたり!)
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