大好きなア～ちゃんシュ～ちゃんへ

　夢のような・・・本当に夢のような夏の日の一週間が終わってしまいました。

　参ったなぁ…
　別れがこんなにも辛いと思ったことなんて本当に久しぶりです。
　これまで、親しい人の生死の別れも何度も何度も経験してきたけれど、そういうのとはちょっと違う感情です。

　お別れに際し、アカリちゃん、シュウカちゃんがくれたそのたくさんの涙、くりまんじゅうおじさんもぶ～こさんも絶対一生忘れません。
　キラキラとした二人の瞳からこぼれる涙に、必死に…それこそ必死に頑張って笑顔で見送りましたが、二人を乗せた車のテールランプが小さくなるほどに、その灯りが涙で滲みました。
　日本語に「心にぽかりと穴が開いたよう」という言葉がありますが、まさにこういうことをいうのだなと今、改めて噛み締めています。

　でも、初めての、たった二人だけの”群馬の旅”はどうだったかな？

　寝る前に「くりまんじゅうおじさん、明日は４時に起こしてね！」と言ったシュウカちゃん。
　「えっ、そんなに早くどうして？」って聞いても「うん、いいの…でも、絶対に起こしてね」とニッコリと笑うだけでした。
　でも、その時間に起こしても、結局一度も起きられなかったけれど、４日目か５日目あたりの夜に「シュウちゃんはどうして朝４時に起きたいの？」と尋ねると「うん、もう一度、あの景色が見たかったの…」と小さな声で答えました。

　そうか、そうだったのか…
　実は群馬で初めて泊まった日の翌朝、くりまんじゅうが４時半頃に起きると隣で寝ていたシュウカちゃんも少し遅れて起きてきました。
　そして、黙って窓の外の徐々に明けていく朝焼けの景色をじっと眺めながら「凄い。綺麗。こんなの見たことがない･･･」とポツリと小さく呟いたのです。
　元気そうに見えても、どこか不安な気持ちで眠った初めての群馬の夜。だからこそ、夜から朝へと移りゆくその情景はシュウカちゃんの小さな幼い心を強く打ったのでしょう。
　でも、シュウちゃん、その感性、素晴らしいよ。
　そういう気持ち、ずっとずっと大切にいつまでも育んでいって欲しいな。くりまんじゅうおじさんは、そう思います。

　アカリちゃん。
　小学４年生でも、ア～ちゃんはやっぱりお姉ちゃんだったね。
　本当はぶ～こさんにもっともっと甘えたかったのに、ぶ～こさんはずっとシュウちゃんが独占状態。
　でも、何も言わずにずっと我慢してたよね。
　そして、くりまんじゅうさんにも気を使ってくれて…^^;
　毎晩、夜になると「ア～ちゃんはくりまんじゅうおじさんと寝る」って言って一緒に寝室へ行ってくれて本当にありがとう…
　うれしかったなぁ…
　本当にやばいくらいにうれしかった。
　小さな寝息を耳にしながら、そっと触れる肩先にその細く小さな身体を感じると、「あぁ、子供を持つ幸せってきっとこんなところにもあるかな…」って初めて体験させてもらいました。

　書き出せばもっともっと沢山あって、キリがないくらいの二人との思い出…
　でも、それは後で書きますね。

　そして、今日、いよいよ帰る前に「これ！」って手渡してくれたお手紙。
　ぶ～こは「ダメ。泣いちゃいそうで今は読めない」というので、ついさっき、くりまんじゅうが拝見しました。

　折りたたまれたお手紙は開いてみると感謝状。

　「かんしゃじょう　＊＊＊＊かつひこ・ゆうこさまえ
　　このなかでいっしゅうかんいじょうすごしました。たのしかったです。
　　またいきたいです。しゅうか あんど あかりより」

　でも、こんな素敵な感謝状、いったい、いつの間に書いてくれたのかな？
　文字から見て、多分、シュウカちゃんが書いてくれたんだよね。
　でも、ちゃんとシュウカ＆アカリになっている。
　偉いな･･･

　二人の心を受け取ってくりまんじゅうおじさんも、もう正直いっぱいいっぱいです。
　うん、どうにも耐え切れず、今、二人と過ごした一週間の間に撮った写真を見て、笑いながら涙こぼしています。
　大人が泣くなんて恥ずかしいけれど、でも仕方がありません。
　だって、本当に嬉しかったのだから･･･

　今まで、特に長生きなんて別にしたいと思ったことはないけれど、実は初めてしてみたい気持ちになりました。
　そう、二人が、君たち二人が立派な大人になる姿が見てみたいな。
　心の底から今、そう思っています。

　明日からのお祭り、「くじら舞」の踊り、是非、頑張って下さい。
　遠くなんて全然ない群馬の空から二人のことを目一杯応援しています。^^

　だから、また会おうね！！^^)v