山谷PAの仮眠で多少復活したくりまんじゅうは再び、関越道を走りだしました。
その先、長岡JCで北陸自動車道へと分岐します。
「ねぇ、海まだぁ?」
周囲に高い山がなくなり、辺りのその景色や雰囲気で海が近いことが分かるのか、シスターズが訊いてきます。
「もう少し、あと15分くらいで海が見えてくるよ」
「やったぁ!!!!!!!!!!」
西山ICで高速を下り、東京電力刈羽原発の側道を通って海沿いの道へと進みました。
そう言えば、この辺りでアカリちゃんの難問珍問クイズが次から次とマシンガンのように出題されてくりまんじゅうもぶ~こもタジタジでした。
本、特に歴史や伝記モノの好きなアカリちゃん、その分野もの凄く博識です。
まったく答えられませんでした。^^;
そしていよいよ右手に日本海が!!!!!
「海だぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!©yuki」」
まるで海なし県民の子供ようなはしゃぎ様です。
更にヒートアップする二人のテンションにとりあえず柏崎の海岸公園辺りに行き、しばらく水遊びでもさせようと車を進めました。
柏崎みなとまち海浜公園は数年前までは毎年7月26日に開催される「ぎおん柏崎まつり」海の大花火大会を見に来ていた場所です。その隣が中央海水浴場。
川の「長岡」、海の「柏崎」、山の「片貝」と言われる新潟3大花火。どの花火大会もそれぞれ特徴があっていい花火ですが、くりまんじゅう的にはここが一番お気に入りです。
ここの花火はとにかくだだ広い海の中なので、都会の街の花火と違って保安距離がたっぷりとれるので、上げる花火は尺玉が中心です。
例えば「尺玉100発一斉打ち上げ」とか「3尺玉2発同時打ち上げ」とか他の花火大会にはないような上げ方をします。
でもやっぱり圧巻はラストの「怒涛の尺玉300連発」でしょうか。^^)v
見上げる夜空、その視界の全てに、「これでもか!これでもか!」と終わることなく連射される尺玉の迫力と美しさに、はじめて見た時は感動しちゃって自然と涙が溢れてきたものです。
実際、花火見て泣いた記憶などそれ以外ありません。
あっ、数年前まで花火マニアだったものでつい余分なことを語ってしまいました。(汗)
(実は柏崎の花火を見て花火マニアになったのです。)
さて、海沿いを走りながら、そう時間も掛からずみなとまち海浜公園へと到着したのはいいですが、少し考えが甘かったです。^^;
8月8日…しかも日曜日…
かなり広い駐車場があるのですが、満杯どころか周辺の道の路肩まですべて車で埋まっていました。
「ひぇ~なんだこの混み方は…^^;」
車を駐車出来るスペースがまったく見当たりません。
停車してちょっと海岸を覗き見てみると、そこはまさに「芋洗い」状態。^^;
「ダメだ、こりゃ!他に行こう!」
「えぇ…?」
「大丈夫だよ!これからまだまだいやになるほど海沿いを走るのだから…」
「うん…」
オリバーシスターズは少し不満そうでしたが、目の前に起きているその状況もわかるのか納得していただきました。
日本海沿いの道を西に走ると続いて現れたるは「鯨波海水浴場」
かつてここは安中市民の海水浴場でした。(笑)
今はどうなのか知りませんし、どうしてだったのかも知らないのですが、夏、海水浴に行くといえば「鯨波」というのが安中市民の定番でした。
市の「海の家」とかがあったのかぁ…^^;
でも、ここもまったくダメ!有料駐車場には「空き」有りとか看板もでいていましたが、泳ぐわけでもないのに駐車料金高すぎです。^^;
さらに西に進むと「薬師堂海水浴場」が現れますが、ここは岩場なのでチャップが無理。
続いて、やはり安中市の小学生が臨海学校に行く「笠島海水浴場」ですが、こちらもやっぱりダメでした。
時刻は午後1時近く。まさに海は人出ピークの時間です。
「こりゃ、もう少し先行って寂れた漁村の浜にでも行かなくちゃだめだな…」
上輪海水浴場、そして米山海水浴場をチラ見してパスしてつい口からこぼれた一言です。^^;
実際、柏崎市を離れさらに西に進むとそこから先の海岸には誰一人いないのですが、問題は海沿いギリギリを北陸本線が走っていて道から浜へと横断が出来ないのです。
そして、その先、唯一線路の上に高架が掛かって海岸へいける場所がここ、「柿崎海水浴場」でした。
全域有料駐車場ですが、出入り自由で「500円」ということで「まぁ、いいか!」とめでたくここに決定いたしました。(笑)
もう待ちきれないシスターズの様子に、もう、なんでも、どうでもよくなっちゃったというのが本当の気持ちですが…(汗)
車を駐めて、ビーチサンダル用意して浜へと向かいます。
国道からも見えない出入りも不便なマイナーな海水浴場ですので、人はあまりいません。
芋洗いも興ざめですが、まったく人のいない海水浴場というのも気分が盛り上がらないのでまぁいい感じです。
シュウカちゃんもアカリちゃんもズボンの裾を捲って早速、海へと向かいました。
「ズボン濡らさないようにね。深いところへは行かないでね!」 (ぶ)
「は~い!わかった~!!!」 (シ)
とは言うものの、まぁ5分は持たないだろうと予想はしていましたが…(汗)
そして予想は見事に的中。数分後にはこの状態でした。(笑)
というより、最初は水際で遊んでいたのですが、徐々にもっと海の深い方へ行きたかった二人は「もう裸で泳ぐ!」と言い出したので、ぶ~こが「じゃあ、いいから、そのまま泳ぎなさい!」と許可出したのです。
水好きで海が珍しいチャップも入っていきます。
でも、泳げない(泳がない)チャップは足が届かない深みへとは入り込みません。
「チャップもこっちおいでぇ~」と言っても来ないチャップにシュウカちゃんが実力行使!!!リードを無理やり引っ張りました。(笑)
チャップ、犬生3度目の犬掻きです。^^;
岸へと戻ろうとするチャップをシュウカちゃんが必死に抑えます。
でも、振り切って帰ってきました。
「チャップ、もう一度海に入ろうよ!」
そう誘いに来たシュウカちゃんですが、チャップは断固拒否してました。
はい、この通り(笑)
「オイラ、絶対行かないもんね」の姿勢です。(笑)
それでも強引に引っ張るものだから、結局首輪が外れてしまいました。^^;
「じゃあ、いいや!」とシュウカちゃんは単独浴。
服着ての海水浴と言うのはあまりお勧めできるものではなけれど、すぐ近くに監視員のお兄さんもいるし、くりまんじゅうもファインダーで常に見張っているからまあいいか!と…^^;
ただ正直に言えば、服着て海に入っているのはこの二人だけだったことも確かです。^^;
まっ、そりゃそうです。だって海水浴場なんだから…(汗)
しかし、水着持ってくればよかったね。>あ~ちゃん&シュ~ちゃん
浜辺ではチャップが若いオネエチャンたちに大人気。
「カワイイ、カワイイ」とやらた可愛がってもらっていたのですが、いきなり飛びついて水着剥ぎ取らないかとこちらはそればかり心配してました。
ヤツ、やりそうで…(汗)
ついでに、「言葉」よりなんか「喰えるもん」くれ!ってそばに置いてある浮き輪にシッコかけちゃうし…(汗)
ちなみに上の写真は前橋から来た女子グループの皆さんでした。
それから結局1時間半ほどここ柿崎海水浴場で遊びました。
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あっ、ウミガメじゃないです。シュウカちゃんです。(笑)しかし大変だったのはこの後。
言うまでもなく着替えです。服の中まで砂がビッチリ…
すぐ近くのトイレと一緒に男子のシャワー室はあるのですが、女子の更衣室は少し向こうの方にある海の家の傍なのです。
ぶ~こはズブ濡れドロドロ犬チャップの始末に手一杯。
仕方がないので男子シャワー室に連れて行き、「ここで服脱いで身体の砂流して!」と言うと「えぇ~、うそ~、ここ男子用だよう~!!!」(笑)
既に心は女子でした。(汗)
でも、結局「いいの。くりまんじゅうおじさんが誰も入ってこないように見ていてあげるから!!」と言ってそこで洗わせてしまったのですが…後から聞いた話では、シャワー室を出る時、見知らぬオヤジに「邪魔だ!ドケ!」と頭を叩かれたとか!
ちくしょう!見ていたら殴ってやったのに!(怒)
柿崎海岸にて海水浴を終えて、時間を見ると既に3時近く。
まだお昼を食べていませんでしたが、この時間にしっかりと食べてしまうと「アカリちゃんが楽しみにしていた宿の夕食」が美味しく食べられなくなってしまいます。
なので、国道8号沿いにあったスーパーにより、今晩用のくりまんじゅうのお酒やシスターズのジュースやお菓子、そしてマス寿司を買ってそれを軽い車上昼食にしました。
さてそろそろ宿のある斑尾高原へと向かいましょう。
本当は時間があれば、上越市立水族博物館にでも寄ってみようかとも思っていたのですが、海水浴を楽しみすぎちゃいました。^^;
北陸自動車道へはすぐ近くの「柿崎IC」から乗り、その先の上越JCで長野方面の上信越自動車道に分岐すえば、そこから約50キロ。スムースに行けば、約45分というところでしょう。
が、しかーーーし!
長野から上越市までの一部区間が4車線化されていない上信越道がメチャメチャ混んでいてかなり時間ロスしちゃいました。
ということでまだまだ旅は続きます…
< Nikon D700 + AF-S Nikkor VR70-300mm F4.5-5.6G >
くりまんじゅうさん
返信削除こんにちは。
ア~ちゃんとシュ~ちゃん本当に元気ですね。
チャップもタジタジな様子わかりました。
今回は、チャップも普段経験しない若いお姉さん方に囲まれてよかったようですね。
しかし、海水浴場でいつも思うのですが日本人は綺麗な場所より、汚い人の集まったところへ集合するのでしょうかね。
くりまんじゅうさんはそうではなかったので、海水浴場選びに苦労されたようですけど。
昔、海水浴場に行って、場所を選んでいるうちに、嫌になって見るだけで帰ったことがありました。
では、
なんでんtoshiさん、おはようございま~す^^
返信削除はい、二人は元気なんてもんじゃなかったくらいに元気でした。
普段、あまり子供と関わることのない生活をしているのでそれを余計に感じるのかもしれませんが・・・^^;
そして、ふと声が聞こえなくなったと思うと突然「グウグウ」と寝てるんですよね。(笑)
笑っちゃうくらい極端です。
夏の海水浴場なんて20数年ぶりだったので、まったく状況が飲み込めませんでした。^^;
昔は日本海側の海水浴場なんてどこだってガラガラって感じだったのに・・・時は流れだいぶイメージ変わっていました。
まぁ、30年近く前の話と比べること自体がそもそもおかしいのかもしれませんが・・・^^;
あっ、オフシーズンは年中行っていますが、そちらは今でも常にガラガラです。^^;