今年もようやくその季節がやってきました。
朝、6時半に起床。本日の出発予定は午前9:00。
当初の予定では、車で一時間もかからない隣町の「軽井沢プリンススキー場」へ行く予定でしたので、その時間でもばっちりです。
けれど、カーテンを開けてみると空に「雲一つない」じゃないですか。
「なんだ、このいい天気は!」
まさにグッテンです。すかさず、インターネットでスキー場(長野県)の「天気予報」の確認です。どこもかしこも、「快晴」マークの表示でした。
こんな天気に「軽井沢」ではもったいないです。まだ寝ていたぶ~こに「行先代えるから、予定より30分早く出発するね」と告げると、布団の中から「なんで、今になって言うのよ!!」と思い切り不機嫌な声。
「いや、神のお告げがあったんで・・・」と素知らぬ顔をするしかありません。触らぬ神に祟り無し!(意味不明)
夏にウエブ通販で買ったおニューの板を早速積み込んで、出発進行。GO,GO!
実は、当初行先が近場の軽井沢プリンスだったのには一つ理由がありました。それはこれ!
夏場もずっとそのまま乗り続けていたスタッドレスタイヤの溝が、既になくなってしまっていたのです。先日、雪の軽井沢(嬬恋)に行った時、「どうも滑るな?」と思ったのは、路面凍結のせいだけじゃなく、このせいでもあったわけです。
そこで、ここ数日、雪の降っていない軽井沢ならば、このタイヤでもOKでしょう。ということで、当初はは「軽井沢プリンス」の予定でした。
甥っ子たちのいるぶ~この実家は家から約12キロ。けれど、方向的には南西なので上信越道「松井田IC」に乗るには約8キロ程度の回り道ですので然程時間は掛かりません。
ぶ~この実家のミルクが「いいな。私も行きたいな」って顔してをしていました。
昨年までは、長男、次男の二人の甥達を連れて行ったのですが、今年は次男だけです。理由は長男には3日後に高校受験が迫っているから。今さらここまで来て勉強してもと思いますが、万が一にも怪我をしたり、風邪をひいたりしたら大変ですので、受験が終わるまでは残念ですが「お預け」です。
Am9:30。予定より少し遅れて上信越道に乗り込みました。
浅間の山も真っ白で雲一つない快晴です。高速を運転しながらフロントガラス越しに撮影したら、「危ない!!」と隣にいたぶ~こに怒られました。(笑)
群馬長野の県境を超えて、すぐの「佐久PA」で朝飯代わりに(これ)と(これ)を買い、くりまんじゅうは「ご満悦」です。
浅間連山も八ヶ岳も美ヶ原も北アルプスも… 周囲どこを見渡しも、雲一つなく美しい姿を見せてくれていました。ブラボー!思わず叫びたくなるほどです。
この時点で、新たな「行先」は妙高高原の「赤倉」スキー場に心密かに決めていました。
東部・湯の丸ICを過ぎた辺りで「ねえ、どこ行くの?」と訊くぶ~こにそれを伝えると「えっ、こんな時間から妙高?それにタイヤ、大丈夫なの?」と心配そうな顔をしていましたが、まあ、大丈夫でしょう。(内心、少し不安はありましたけど…)
妙高高原は、北国街道(R18)を進み、長野県から新潟県に入ったすぐの県境にあります。
くりまんじゅうの家から150キロ強。上信越道(長野自動車道)がない時分は、R18の渋滞と深い雪道で、片道5時間は当たり前、とても日帰りスキーエリアではありませんでしたが、高速道なら「あっ」と言うまです。途中、休憩しながらでも2時間少しで到着できます。
また、ICからスキー場までが非常に近いのもありがたいです。ICを降りてからきつい山坂道は殆どありません。雪が降っていなければ、高速道も下道も、駐車場まで完全除雪されていることが多いです。
(ただ、逆に言えば、日本でも指折りの豪雪地帯でもありますので、冬場は快晴は珍しくいつも雪が降ってます。そして、一旦寒波来襲となれば、それこそ近づくのが危険なほどに降りまくります。以前、既に3月の下旬というのに高速道が「なんだ、ここは!シベリアのツンドラ地帯か!」と目を見張るような姿だったことがありました。
周りの景色など見えません。左右は雪の壁、そして路面は氷雪でデコボコでした。特に「豊田・飯山IC」を過ぎてからは景色が一変するケースがありますのでご注意を…)
黒姫高原ICを過ぎると真正面に「妙高山」が一際大きな姿を見せてくれます。
妙高山は標高2454m、日本百名山の一つで上信越高原国立公園に属しており、複式火山で現在でも活火山に指定されています。新潟県を代表する山であり、同時に長野県との県境にも近いので長野県側からも北信五岳のひとつとして親しまれている山です。
この山の広大な裾野に大小様々スキー場が並んで存在します。
代表的なスキー場は山裾向かって左側から「妙高杉野原スキー場」「池の平温泉スキー場」そして、今回の目的地でもある「赤倉観光リゾートスキー場」と「赤倉温泉スキー場」になります。(その他にも周辺にはスキー場が沢山あります)
「赤倉観光リゾートスキー場」と「赤倉温泉スキー場」は経営母体は違いますが、両スキー場は林間コースでゲレンデが繋がっており、共通のリフト券を購入することも出来ます。
「杉野原」と「池の平温泉」は以前何度か行ったことがあったのですが、「赤倉観光」と「赤倉温泉」は行ったことがなかったので、一度、訪れてみたいと思っていたスキー場だったのです。
「赤倉観光リゾートスキー場」の駐車場に車を止めて、妙高山を見上げます。山に雲がかかっていますが、天候が崩れる心配はなさそうです。
背中の「JAPAN」の文字が実はかなり気恥ずかしかったです。(^^;
スキー場に横付けできる広い無料の駐車場は実に便利です。しかし、正月の休日、既に時間は11時を過ぎていると言うのに「満車」ではありません。昔の混雑を知っているくりまんじゅうには信じられない光景でもあります。
山の中腹に「赤倉観光ホテル」が見えます。赤い屋根のなかなか小洒落たホテルです。
さて、準備も整い、いざ出陣です。ちなみにスキー場まで歩いて30秒です。(一番スキー場寄りの駐車位置なら雪の上に下ろしたスキーをそのまま履いて滑っていけます)
青い空、眩い日差しに相まって、風は少し吹いてましたが、全く寒くはないです。
さて8ヶ月ぶりのスキー。重く窮屈なスキー靴は多少憂鬱ですが、「カシャ」というビンディングの音はなぜか心躍ります。なにせ、本日おろしたての「スキー板」ですから、尚更というものです。
考えてみたら、いままで中古であったり、買ってもらったりしていて、自分で直接お金を出して、スキー板を買ったのは生まれて初めてかもしれません。
「HEAD i-SUPERSHAPE CP13」
この新しいスキー板のインプレッションはまた後述します。
ぶ~こと甥っ子は「リゾートセンター」でトイレに寄り、その間にくりまんじゅうはリフト券を購入です。前述しましたが、「赤倉観光リゾートスキー場」と「赤倉温泉スキー場」はその経営母体は違うのですが、隣同士に並んでいて二つのスキー場は乗り入れ自在になってます。けれど、両スキー場を滑るには「共通リフト券」が必要になります。
「赤倉観光リゾートスキー場」単体であれば、1日券が大人3900円、子供 2700円です。ファミリーパック券(大人2名+こども1名)ならば、8800円になります。更に既に時刻は既に11時を廻ってますので、早めのお昼を食べて、12:00から使える「半日券」を使えば、大人2800円、子供1900円で、3人を合計しても7500円!安いです。
それに対して、赤倉共通リフト券だと、ぐっと料金は上がり、大人4500円の子供3200円になります。こちら側は、ファミリーパックも半日券もありません。3人で合計12200円ですので、その差、最大4700円。(実際、これはかなりの差です。食事代が浮きます・・・)
両スキー場の赤倉スキーエリアは上のようになっています。
水色の点線から左が「赤倉観光」そして右側が「赤倉温泉」スキー場です。マップを見る限り、「観光」は中・上級者コース主体、「温泉」は初級者コースが主なスキー場のようです。
しばらくリフト券売り場の前で悩みましたが、結局、「共通リフト1日券」を購入しました。まあ、初めて来たスキー場ですので、とりあえず、すべてのエリアを滑ってみたいと言う気持ちが財布の紐を緩めました。(といっても、ぶ~こからお金を預かっていたのですが…(^^;)
実際、結果的にも共通券にして良かったです。
まずは麓から妙高高原スカイケーブルというゴンドラに乗り込みます。
お客さんはだ~れもいません。「リフト待ち」じゃなく「お客さん待ち」の状態です。
3人ずつ背中合わせに乗り込め、合計6人乗れるゴンドラです。外見は新しそうに見えましたが、乗ってみると結構年式は古そうでした。
大きく広いスキー場ですので、リフトを乗り継ぐよりもやはりゴンドラが快適です。
このゴンドラは山腹の駅まで約2.6キロの距離をおよそ11分でビューンと一気に運んでくれます。
ゴンドラを降りると更に上に行く「ホテル第五リフト」があったのでそれに乗り継ぎました。リフトは山頂までは行きませんが、それでも眼下は大絶景です。
正面に斑尾高原のタングラムスキー場(らしきもの)が見えます。その奥は志賀高原でしょう。右手には野尻湖の湖面が光り、さらに左手に眼をやれば、山並みの先に遠く日本海が見えそうです。上信越の山々がまさに一望です。
こういう景色は残念ですが車で行ける場所にはあまりありません。まさにスキーヤー冥利に尽きます。
さて、この絶景をとりあえず残さねばとポケットからカメラを取り出したのですが、ここで問題発生です。
くりまんじゅうの現在使っているデジタルカメラは「Panasonic LUMIX DMC-TZ3」いわゆる「キミマロズーム」といわれるヤツなのですが、このカメラ、最近のコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)の流れに乗って、ファインダーが付いていないのです。
昔に比べれば、確かに液晶は大きく「はっきり」、「くっきり」と良いものになっていますが、雪山の快晴状態では殆ど何も見えません。おまけにサングラスをしているので尚更です。
とにかくレンズをその方向へ向けてシャッターをパシパシ切りました・・
けれど、その殆どが「なんじゃ、こりゃ?」のモノでした。
カメラメーカー(特に家電メーカー)さんに言いたい。「非常用」と割り切って、どんなにしょぼいものでもいいので小さなファインダーは必ず付けておいて欲しいです。
くりまんじゅうは、ファインダー付のコンデジに買い替え必死になりそうです。
その2に続く (明日以降更新予定)
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只今、両足、激しい筋肉痛に襲われております。
日に日に酷くなってます。
赤倉は30年以上前に行ったことがありますが、風景が全く違って見えます。
返信削除スピードを殺さないで滑ってきてカッコよくブレーキングしようとしたら、もう少しで車道に出そうになった記憶があります。
赤倉は歴史があり、日本のスキーリゾートの草分けと言ってもいいスキー場ですから、懐かしい思い出がある方も多いと思います。(^^)
返信削除くりまんじゅうは「初めて」行ったスキー場なので、景色の変貌等は分かりませんが、良い意味でも悪い意味でも「歴史」を感じさせるスキー場だなと思いました。
hiroさんは、最近はスキーはやられないのですか?
スキーはもう20年以上やっていません。
返信削除若い頃は下手でも楽しくて仕方が無かったのに歳のせいでしょうか(大笑)