都会にお出掛け3

　都会にお出掛け2からの続きです…

　ビッグサイトの外に出ると既に陽はすっかりと落ちて、辺りは真っ暗でした。
　この季節、夕刻5時という時間帯は微妙です。いや、周囲のビル群の灯りが点りはじめ、けして「真っ暗」じゃないのですが、まだ多くの灯りは点き切らずに微妙な明るさ…

　しかも風が吹いていて、寒い…^^;
　そんな中を駐車場へと急ぎました。

　湾の向こう側にライトアップされた観覧車が見えます。
　方向的に葛西臨海公園のものでしょうか…

　車に乗り込み「さ～て帰りましょう！」とナビを自宅にセット。
　すると…？？？
　はて？モニタに表示された行きと帰りのルートが違うのです。
　まっ、違う言っても首都高速の11号を走るか9号を通るかという程度の違いなのではありますが…^^;

　その時は、最近のナビは賢いからVICS（交通渋滞情報）でルート選択したのかと思ったのですが、先ほどgoogle地図で調べたら、な～んてことないビッグサイトって江戸川JCTからどちらのルートを使ってもほぼ同距離みたいでした。（笑）

　撮った時は窓拭きをしているものだと思ったのですが、写真を見るとどうも窓じゃない。なんていう名称なのか分かりませんが、開閉式の窓の扉でしょうか…
　しかし、車中から高速移動中、しかも夜間。ハードル更に上がります。^^;

　そこそこ混んではいましたが、渋滞と呼ぶほどではありませんでした。
　そして護国寺まで来れば後は道が混雑することもないでしょう。
　お写真を見ていただくとお分かりになるかと思いますが、それにしても、ビルの上の看板って「首都高速」用にできているんだな！とこの日、しみじみと思いました。

　先日の社員旅行の時もそうだたのですが、なぜか池袋のアムラックスはなぜか撮りたくなってしまいます。（汗）
　ここを過ぎると後は真っ暗と言ってもいいような場所を走るだけなので、「はい、お仕舞い！」と言って、カメラは足元のフロアマットに転がしておきました。（笑）

　首都高から外環道、そして関越自動車道から上信越自動車道に乗って富岡ICを降りたのは7時を少し過ぎた頃でした。
　富岡からの帰り道、弟が夕食を食べて行きたいというのでここに寄ってみました。

　「しかし、まだやっているのかなぁ～」と恐る恐る訪ねてみると「OPEN」のネオンが！(^^)v
　あんかけ焼きそば「富ちゃん」（安中市）です。（笑）

　今から8年ほど前に終了した『愛の貧乏脱出大作戦』という番組を憶えていらっしゃる方はいるでしょうか。
　司会はみのもんた。制作はTV東京で絶頂期には裏番組の『月9ドラマ』（フジ）を凌ぐ高視聴率を獲った4年半ほど続いた人気番組です。
　こちらのお店、その番組で「貧乏脱出」したお店なのです。（笑）
　確か番組が終了する直前くらいの放送でした。
　その詳細はすでに忘却してしまいましたが、安中市を見下ろすような高台にドーム型の小洒落た建物の店舗でひっそりと営業していたのですが、とにかくお店の立地が凄いのです。まぁ普通の人には絶対に分からない様な場所。以前は居酒屋だったと思います。ついでにそこで提供する飲食物もなんの特徴もなければ味も…まぁ…なんというか…（汗）

　そんなお店をご夫婦で営んでいたのですが、たしか「離婚」！

　そして「貧乏脱出」の為に番組に出演に相成った記憶が残っております。。
　番組では店主が全国の有名なお店に修行に（一週間ほどで修行というのかどうかは別にして…^^;）行くのですが、「富ちゃん」のご主人は九州の焼きそば屋さんに行った記憶が残っています。（ネットで調べてみたら宮崎県延岡の薬膳焼きそば｢みんみん」で修行されたみたいです。
　修行後^^;、「薬膳あんかけ焼きそば」一本に絞って再オープン。

　まぁ、番組放送後はそれはもうモンの凄い混みようでした。
　予約しなければ入店も出来ず、その予約すらずっといっぱい。改めてマスコミの力恐るべし！と思ったものです。
　そして、くりまんじゅうが初入店したのは放送から半年くらいしてからだったでしょうか。

　早いもので、あれから8年…
　2度目の来訪でした。（弟は初来店）

　建物は木製のドーム形になっていて見あげると店内はこんな感じ。
　お店の看板にもありましたが、「OREGON DOME」というのがこの建築物に付けられていたお店の名前みたいです。
　8年前は2階の個室もお客さんが入っていたような記憶もあるのですが、今は使われていない感じでした。
　土曜の夜7時…お客さんはくりまんじゅうの他一組でした。
　「どこでも好きな席にどうぞ！」というお言葉に従って大きなテーブルに腰を下ろしました。
　以前は「薬膳あんかけ焼きそば」と「薬膳海鮮あんかけ焼きそば」の並と大盛りだけだったような記憶が残っていましたが、メニューを見ると「小」「並」「大盛」「特盛」になり、さらに「激辛」なるものが加わってました。
　また、焼きそばの他に「あんかけ飯」なるものが目に留まりましたが、餡を単にご飯に掛けるのかそれともチャーハンに掛けるのかその詳細は不明です。（汗）
　さらに手作り餃子やシューマイにデザートなども加わってました。

　とりあえずくりまんじゅうは薬膳海鮮あんかけ焼きそば(並)と弟は薬膳海鮮あんかけ焼きそば（大盛）を注文。
　お冷やとお代わりの水差しがテーブルに置かれ、ご店主が厨房に戻っていきました。

　焼きそばがやってくるまで暇つぶしにテーブルに置かれたノートを拝見します。
　見ると結構遠方から来店されている方多いのですね。
　県外からのお客さんの書き込みが目立ちました。
　読み難いですが、上の横文字は「おフランス」からのお客さん。（笑）

　そして、待つことおよそ10分ほど･･･
　はい、ご覧ください。！ちらが「薬膳海鮮あんかけ焼きそば（並盛）」です。
　ちなみに「薬膳」の名の由来は、霊芝を初めとした数十種類の漢方を配合した醤油ベースのあんかけを使用していることかららしいですが、別に薬臭いわけではありません。
　でも、「身体にいい！」というのも売りなのでしょうが、薬膳の言葉をあまり前面に出さず、さりげなく伝えるほうが方がくりまんじゅう的にはよりイメージがいいように思います。

　あまり油っぽくないさっぱり味のあんかけが外はパリパリ中は柔らかな細麺によく絡みます。8年前より味はよくなっている気がしました。
　ただ、8年の歳月はその分くりまんじゅうを老いさせました。並盛じゃなく小盛でもよかった！大盛り頼んだ弟は、当然、「フードバトル」してました。（笑）

　う～ん、お腹一杯！
　しかし、久しぶりに食べましたけど、まずまず美味しくいただけました。
　ただ、ノートにも同じようなコメントが沢山書かれていましたが、「もう少し内装や整理整頓に気を遣うといいのかなぁ…」と思ったりもして…

　ご馳走様でした。m(_ _)m

　ということで「都会にお出掛け」シリーズこれにて終了でございます。（笑）

　＜ Nikon D700 + AF-S VR70-300mm & Sigma 24mm F1.8 EX DG MACRO ＞