虫マクロ

　最近､密かにマイブ～ムっているのが、「虫マクロ」。
　いえ、別に『昆虫LOVE』とか虫さんが好き！とかって言うことではないのですが、被写体として撮っていて案外楽しいことに近頃気が付きました。

　何が楽しいってか言うと、うまく説明は出来ないけれど､基本的には「偶然に支配されているから」っていうところでしょうか。
　そういう意味では鳥撮りのはりーさんのお気持ちとかも少し分かったような気がします。なんとなくですが…（汗）

　花のように同じ場所にとどまっていてくれないので撮り直しは出来きません。なので失敗作も当然多々ありになります。

　ついでに､相手はこちらの思惑通りじっとなんかしてくれていないから、「チェッ！」と舌打ちも回数も当然多くなります。
　一見、のっそりしているような虫でも、動くと速いんですねぇ～（驚）

　でも、「逃げちゃったんだから､仕方がない！」とすぐにきっぱり諦められるのも、潔くて精神衛生上悪くないです。

　風に揺れる花を「テメェ、このヤロウ、風吹くんじゃねぇ！」とぶつくさ言いながら､何度も撮り直すより遥かに気分がいいです。

　あと、花とかだと、遠くから「あっ、あそこに綺麗な花が咲いてる」とかある程度わかりますが、虫はそれが分かり難い。

　なので、なんとなくいそうな場所で、ゆっくりじっくりと密かに辺りを観察してみる。
　で、「あっ、いた！」というのも宝探しのようでちょっと楽しい。（笑）

　ちなみに構図とか絞りとかあまり考えている暇はないです。
　見つけたら、直感で写す。まあ、アドリブです。

　この辺もくりまんじゅうに向いてます。^^;

　でも、アリさんとかは常にじっとしていないけれど歩み進む先がある程度予測できるので、構図考えて、そこに置きピンで待ってたりもします。

　同じように、ハチさんなんかも次にとまりそうな花を予想して、そこで待ったりすることもあります。

　予測は当たらないことの方が遥かに多いけれど､稀に当たるとこれがとっても嬉しい。それでいてピント外すとこれが余計に悔しい。^^;

　で「チクショウ！」ってまた挑みたくなる。
　まあ、ゲームみたいなものかもしれません…

　でも、写真撮るのが目的ではなく､あくまで散歩が主たる目的。
　けれど、こんなプロセスが散歩の中に組み込まれるとなんだかとっても楽しいのです。

　あっ、ついでに言っておきますと､チャップ散歩は「虫マクロ」は不可能です。
　いや、不可能って言い切ることは出来ないのでしょうが､ハードルが思い切り高くなりすぎて、全然楽しくなくなります。

　なので、ご近所散歩の時や会社周辺お気楽散歩の時だけ実行なのです。（お散歩写真ですから､マクロ以外も当然写します。^^;）

　ということで本日のお写真は５月１６日の日曜日､休日出勤の会社周辺お散歩マクロでした。

　以上

　＜ Nikon D700 + Tamron SPAF 90mm F2.8 MACRO ＞


　しかし、デジイチ持って３年目ともなるといっぱしのことを語るもんだな！＞くりまん^^;