この日は幼馴染のブライスフォトグラファー「Aっ子先生」がチャップ散歩に突然の飛び入り参加でした。^^;
朝、携帯に電話を貰い、それに出てみると…
「くりまん、悪ぃ…くりまんちの家電、教えてくれ!」
「えっ、固定電話?えっと…027-382-****だったけかなぁ…」
「分かった。すぐ折り返し電話する!」
ガチャン!
それから約15秒後、普段、鳴ることのないインターネットの為に引いてあるだけの固定電話のベルが鳴りました。
「もしもし…」
「あっ、くりまん、悪い!携帯だと金かかっからさ!^^;」
「たははは…(笑)」
「あのさ、突然だけど、今日もチャップと散歩行く?」
「はい、行きますが…」
「じゃあさ、一緒に行ってもいい?」
「それは別にいいですけど…」
「ワタシさ、癌かもしんねぇんさ!乳癌!」
「へっ?…」
大変なことを明るい声で簡単に言います。 ^^;
「でさ、今日、富岡の**クリニックに検査にいくんだけど、その帰りに安中寄ってジジイ(実の父親)の面倒とかちょっと見なくちゃいけないんで、それ終わったら歩きたいんだよね!気分的に…」
「はい、それは別に結構でございますが…」
「何時に行く?で、どこ歩くん?」
「時間は多分、2時前後、場所は今日はまだ決めていません…」
「分かった。じゃあ、2時くらいに行くから!」
「あっ、はい…」
かなり要約しちゃってますが、な~んていう会話の流れでAっ子先生、チャップ散歩初参戦となったわけです。^^;
市の駐車場で待ち合わせ。
午後2時15分。チャップと先生を車に乗せて『レッツゴー』!
「検査…どうでした?」
「あぁ、なんともないって!きれいなもんよ!」
「そ、それはよかったですね。」
「でも、絶対ガンだと思ったんだよね。」
「どうしてですか?」
「すっごく痩せちゃったしさ、なんか胸触るとしこりがあるような気もするし、最近、喉の通りも良くないんで…あっ、ひょっとして、食道ガンかな?」
「ふ~む…^^;」
「で、どこ行く?野殿?」
「野殿は山でずっと坂道だから、今日みたいに暑い日は初参加はちょっとキツイでしょうから、デビュー戦は中野谷あたりが無難でしょうか…」
「まぁ、どこでもいいよ!歩くよ!任せる!」
先生、やる気満々です。^^;
で、車で約10分。いつもの中野谷(@安中市)に到着です。
チャップのオヤツをポケットに入れて、カメラを首にぶら下げて、チャップにロングリードをセットして、早速お散歩開始です。
最初は初参戦の先生に「オマエ、誰?」ってな感じで興味津々の様子のチャップでしたが、すぐに慣れました。
「しかし、長閑だねぇ…思い切り田舎じゃん!」
って、あんたももともと安中市民でしょ!(笑)
それをさりげなく伝えると…
「でもさ、くりまんとか私とかは安中でも一応お町の子じゃん。こういう田舎じゃ遊ばなかったじゃんか!子供の頃!」
「まぁ、それはそうですが…^^;」
「あれ、何の足跡だよ?」
「さあ、何でしょう…」
「写真撮っとけ!写真撮っとけ!」
「はい…^^;」
「くりまん、あれ、何の花だよ?蒟蒻か?」
「いや、蒟蒻はまだでしょう…」
「あっ、ジャガイモか!しかし、安中も広ぇなぁ~!まるで北海道のようじゃん!安中の美瑛って感じじゃん!」
「くりまんさ!私、痩せたんだけど本当は痩せてないんだ!それさっき実感した!」
「えっ、充分、お痩せになりましたよ!まあ、もともと、先生は細かったから…」
「それがさぁ、さっき乳癌の検査でマンモグラフィーとかやったんだけどさ、おっぱいを縦にも挟むんだけどさ、これが腹の肉まで一緒に挟んじゃってさぁ、それは違う違う!って検査室で大騒ぎさ!(笑)」
「…笑…」
こ~んな会話^^;をしながらお散歩してました。
ちなみにこの日、先生はこんな感じ!(笑)
黒い日傘を差したここだけ見えれば「有閑マダム」のようなお姿。(笑)
でも、その首にはごく庶民的な白いタオルを巻いていて靴は汚れたズック。
なので「くりまん、私は写真撮らないでくれ!あとブログとかには絶対載せんなよなぁ!」とレンズ向けようとすると逃げ回ってました。(汗)
道沿いのお花畑の脇を抜け、しばし歩くと今度はルピナス畑。
それほど広い場所ではありませんが、一生懸命手入れをしている方がいらっしゃいました。ご苦労様です。
で、小さな公園で休憩。
写さないお約束でした首もとのタオル…こんな加工をすればギリギリセーフでしょうか?>先生^^;
畑の奥に見えるのが先ほどのルピナス畑。
ノボリが立ってますが、なんて書いてあったのか憶えていません。^^;
*
午後4時近くになった頃、突然、南東の空に湧き立ってきた入道雲。しかし、この日はまるで夏のような天気でした。
北西の空にこの積乱雲ならヤバイですが、南東の空なら夕立とかもまあ大丈夫です。
*
太陽もギラギラです。お散歩も終盤にかかる頃、「随分、歩いたねぇ…さすがにちょっと疲れたよ!」と弱音を吐き始めていた先生、突然、いきなり復活いたしました。
その原因はこれ!
桑の実…この辺りでは通称『ドドメ』です。
かつては全国一の養蚕国であった群馬県。なので、昔は辺り一面桑畑でしたが、それも既に過去のお話。
ちなみに、「ドドメ」という言葉を用いるのは、群馬、埼玉、東京、神奈川の四都県だけだそうです。
明治時代、群馬の生糸は横浜から船積みされていましたが、そのシルクロードに当たる四都県で「ドドメ」という表現が用いられていたそう。
で、どうして「ドドメ」かというと、これも諸説あるらしいけれど、有力なのは「土留め」。
これは、昔から桑の木が堤防の土を補強するために植えられた木だったからだそうです。(先生のブログに書いたコメントをそのまま引用、手抜きです。^^;)
先生、「懐かしい~!!!」とか絶叫しながら、「くりまん、食べられっかな?」というので「放置された桑の木なので無農薬だから大丈夫ですよ」とお伝えすると「じゃあ、食べちゃおう!何十年ぶりかな!」と必死に摘んで食べてました。^^;
ちなみに、桑の木って手入れをせずに放置して、そのまま野性化すると途方もない巨木になります。そんな巨大な桑の木がこの辺りには多数あります。
「美味いじゃん!」とドドメ頬張る先生に、「すみません。ドドメ、写真に撮りたいので、手のひらに載せてくれるます?」とお願いすると…
「ワタシ、手が汚いからイヤなんだよね!」とか言いながらもこの通り…
こんな加工修正で、ギリギリ大丈夫でしょうか?>先生^^;
実は翌日(土曜日)の朝、また先生から電話がありました。
はて?と思って出てみると「昨日はどうも!実はさ、昨日の夜、旦那にくりまんと散歩に行ってドドメ食べたって言ったらさ、ドドメジャムがどうしても作りたいっていうんで、昨日の場所、今、旦那と一緒に来てるんだけど、場所がわかんないんさ!どこだっけ?」とのこと…
休憩した公園は分かるというのでそこを基点にして電話でナビゲートさせて頂きました。
ちなみにもの凄い量のドドメ、ご夫婦で摘みまくったそうです。(笑)
で、スティーブ(旦那)の作ったドドメジャムは「星3つ!!」だったそうです。^^
水路を歩くチャップ。
別にチャップは加工しなくてもいいのだけど…
まあ、折角だから…お揃いってことで…(笑)
さて、歩き出して約2時間、ここまで来れば車はすぐそこです。
最後にもう一発、全身ギリギリショットです。^^;
ということで、先生、お疲れ様でした。
たまには安中の田舎もいいものでしょう。(笑)
歩きたくなったらいつでもご連絡下さい。
チャップ共々お待ちしておりますので…
< Nikon D700 + AiAF Nikkor 85mm F1.8D >
あっ、いつも申しておることですが、くりまんじゅうと先生の会話はフィクションではありませんが、かといってもノンフィクションでもありません。^^;
まあ、8対2でノンフィクション寄りってくらい。(汗)
しかし、先生のゆめなかキャラって、既に出来上がっちゃってるので変更できないのです。お許しください。^^;>先生
おはようございます。オリバーママです。
返信削除まずは,リモコン“黄泉がえり”おめでとうございます(^^)
修理,やってみるものですね!
ドドメ…桑の実が食べられること,恥ずかしながら知りませんでした(^^;
桑の木自体が見たことあるのかどうかわからない位ですから…
子供のころ,木苺の実なら見つけては友達と食べた記憶があります。
昨夜は子供会の行事で,ホタルを観察に行きました。
あかりさん,マイカメラを持って出撃です。
大切に首からぶらさげて,とても嬉しそうでしたよ!
くりまんさんの記事を読んでから、
返信削除実際のAっ子先生にお会いしたので、
「ぬわんて清楚な女性なんでしょ~!!!!!!!!!」
と思いました(#^.^#)
くりまんさんの記事を読まないで、
お会いしていたら・・。
オリバーママさん、こんにちわ。
返信削除30年程前までは、ドドメは群馬県の子供の通学時の「おやつ」でした。(汗)
街中ですら、空いている土地があれば「桑の木」が植えられていたくらいですから…
ただ、農薬散布されていたりするので「ドドメはあまり食べちゃあ駄目!」と言われたものです。
なので「分かった!食べない!」と言うのですが、実はこっそり食べちゃう。
すると家に帰りすぐに「ドドメ、食べたでしょう!」とばれます。
理由は単純、ドドメを食べると舌や口の周りが紫色になっているからです。(笑)
まあ、美味とは言えませんGな、そんなエグみもなくてアマ酸っぱくて少量食す分には美味しいです。
うーん、アカリちゃん、いきなり「ホタル」の撮影ですか…
それは、最高難易度に挑みましたねぇ~^^;
普通に撮れば暗すぎですし、逆にフラッシュ焚けば写らないでしょうし、たははは、デビュー戦としては実にハードル高いです。
ホタル…見かけなくなりましたね。
あっ、でも、ぶ~この実家へ行くと庭に小川が流れていてそこにいます。^^;
最近は随分と数は少なくなりましたが、それでもまだちゃんと生息しています。
ホタルの光…美しいですよね。
匿名希望になっていない匿名希望さん、こんにちわ。(笑)
返信削除先生にしてもK代さんにしても、意外に人見知り(っていうかどうかは定かじゃないですけど…^^;)するので、匿名希望さんにお会いした時はまだだいぶマシなほうです。(笑)
チャップの暴走と同様に、いったんスイッチが入るとそこから加速度的にヒートアップしていくので、そうなるともう誰も止めようがありません。
公の場所ではとても書けないような単語や内容がマシンガンのように放たれます。^^;
そのくせ、人にはキツイのですが、案外打たれ弱く、ちょっとしたことをクヨクヨと気にします。(笑)
くりまんが本当に何気なしに言った「先生、頭、ちょっと薄くなったねぇ…」という一言をハゲしく気にして、医者通い始めたほどですから…(爆)
本当に薄くなってたら口に出来ませんって!はい!^^;