ロマンスコースをもう一度滑った後、リーゼンコースと女子国体コースの境に掛かる第8クワッドリフトで西山ゲレンデを目指します。
リフト上からお客さんがなにか落してしまったのか、係のおじさんが腰まである深雪の中をストック片手に歩いてました。リフト上から写した写真で見ると平らに見えますが、実際はかなりの急な斜面です。大変です。お仕事とはいえ本当にご苦労様です。
リフトを降りて、しらかばコースで山を向こう側に下りると「西山ゲレンデ」になります。しらかばコースは距離は短めですが、快適な中斜面でした。天気も回復し始めて青空も見えだしました。
レストラン「ホルン」で昼食にしました。くりまんじゅうは「ハンバーグ付ビーフシチュー」&「発泡酒」(また飲んでる・・・)カレー用の漬物をこっそり頂いちゃいました。(^^;
ぶ~こは「ミートソーススパゲティ」と「クロワッサン」と「コーンスープ」が3点セットになった「レディース・セット」というやつです。はっきりしたお値段は忘れましたが、どちらも1000円~1200円位くらいでした。
お味の方はと言うと・・・まあ「普通」レベルというところでしょう。
ハンバーグが如何にもレトルトな感じで肉の食感が殆どしないものでしたが、シチュー自体の味は悪くはなかったです。ぶ~こも「うん、美味しいよ」って言って頬張ってました。
けれど、くりまんじゅうが感心したのは、レストランの係の女の子でした。とにかく元気ハツラツ(オロナミンCが好きなのかな?)で、てきぱきと働き、湛える笑顔が実に素敵なのです。
「ライスは大盛りにもできますよ」
「じゃあ、少しだけ大盛りに御願いします」
「このくらいでいいですか?」
「はい、ありがとう・・・」
くりまんじゅうとその女の子の会話です。
「スパゲティも大盛りに出来ますが、如何ですか?」
「少なめにも出来ますか?」
「はい、出来ます。このくらいでいいですか?」
「はい・・・」
これは、くりまんじゅうの次(後ろ)にいたぶ~ことの会話です。
「ありがとうございま~す♪」
明るく元気のいい挨拶を背中に受けてこちらの気分も爽快です。
サービス業はこうでなくてはいけません。実に関心です。息子の嫁に欲しいくらいです。(笑)
スキー場での食べ物の多少の美味い不味いなど、こういう対応であればまったく関係ありません。(キッパリ)
時刻はPM2:10。ぶ~こは「今日は滑りが全然ダメ!」と少し落ち込んでいた様子ですが、
ひとたび、これを被ってアルカイダになると指を立てて「ノリノリ」です。
西山第2・4ロマンスの両リフトでみずならコースととちの木コースを何度か滑りました。
最大斜度25~28度程ですが、荒れたバーンは凹凸があり手強かったです。ぶ~こはここで頭から突っ込む大転倒をして更に意気消沈してしまいました。
ぶなの木コースの上部はコブコブ斜面。ぶ~こを誘いましたが「あそこはいい!」ときっぱりと断られてしまいました。転倒の影響で、少し脳震とう気味のようです。
雪に映る影が綺麗だったのでリフト上から「パシャリ!」
と思っていたら、いきなり雪雲が出てきてすぐにこの通りでした。
山の天気は本当に猫の目のように変化します。
人がいなくなった「しらかばコース」に戻り、撮影会をしてみました。
(画像をクリックすると動画が映ります。)
「ダメだ!」というぶ~この言葉がこの日のぶ~こを物語っていました。
時間もそろそろ4時ですので、国体女子コースでメインゲレンデへ戻りました。しっかりとコブが育った斜面は、疲れた身体に手強すぎです。
左がリーゼンコース、右側が国体女子コースです。こう見ると殆ど平らに見えるのですが、実際はなかなか滑り応えがあります。(いや、あり過ぎです!)
最後に第2高速ロマンスリフトに乗って照明の点いた「ファミリー」コースを滑ってナイター気分を少しだけ味わって終わりにしました。
シャトルバスで駐車場に着いたのがPM4:20。
ずっと雪雲に隠れていた日光白根山ですが、最後になってその姿を見せてくれました。白く輝いていておりとても綺麗でした。
車に乗り込み「沼田」へ向かって出発。
「最近はスキー・スノボ人口激減して、土日でもスキー場はガラガラ、道も余り混んでませんよ」
この言葉はこの日に限って言えば、明らかに「嘘」でした。確かにスキー場はまあメチャ混みというほどではありませんでしたが、帰りの下道はまさしく「激混み渋滞」でした。
特に丸沼方面からのR120と合流するまでが酷かったです。その後も断続的に渋滞。
それを逃げるように途中途中で、村道・県道を走りつつ、国道を避けて老神温泉そして園原湖沿いの県道277、276と通りましたが、それでも沼田ICまで約2時間近く掛かってしまいました。
本来の目的である家具屋さんが閉まってしまうのではないかと気が気ではありませんでした。(閉まっちゃったら意味ないじゃん!「ぶ~こ談))
家具屋到着PM6:40。滑り込みセーフ、どうにか間に合いました。
そして、無事「ステンドグラスのスタンド」を購入することが出来ました。(ちなみに小さい方です…)
くりまんじゅうは暇だったので鏡に向かってこんな写真も撮ってみました。
「ぶたくりまんじゅう」です。(笑)
しかし、いい歳をして子供っぽいことが相変わらず好きです。呆れます。
再び車に乗り関越の沼田ICに行くと「沼田-昭和1キロ渋滞」と電光掲示板に表示されていました。
「まあ、1キロくらいなら…」 と乗り込みましたが、これも真っ赤な「嘘」でした。沼田から昭和ICまで大渋滞です。
これも嘘に違いありません。その先も絶対に渋滞です。道路公団も民営化されて「商売っけ」が出てきていますので要注意です。
すかさず、昭和ICで一般道に下りて、R17で渋川へ向かいます。
そしてR17から赤城ICへ入り口の交差点にはやはり「赤城-渋川渋滞中」と表示されてました。
細切れに表示してますが本当は「関越トンネルより練馬ICまでずっと渋滞中」が正しい筈です。ちゃんとそう書きなさい。 結局、その後もずっと下道を走り、自宅についたのはPM8:20でした。(でも、まだマシです。東京方面へ帰る人は可哀想です…)
そして、やっぱり休日に関越方面は訪れないのが懸命だと心底思いました。
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※尾瀬岩鞍スキー場について
「尾瀬岩鞍」スキー場は大きな標高差をダイレクトに活かした非常にタフな斜面が揃っているとても骨太で男性的なスキー場に感じました。「広々とした」スキー場というよりも「深く大きい」スキー場という印象です。
だらだらとした緩斜面はほぼ皆無です。一般的なスキー場に比べると、どの斜面もレベル表示より明らかにきつめです。初めてスキーを履くというような初心者が訪れるスキー場ではありません。ボーダーの数も非常に少なく感じます。
くりまんじゅうがこれまで行ったことのあるスキー場と照らし合わせてみても、同じように感じるスキー場は殆ど探し出せませんでした。白馬八方尾根スキー場がやや似た雰囲気も持ってますが、並べて比較すると明らかに毛色が違います。同じ彩りも備えてますが、八方の方が多彩です。
岩鞍スキー場には「レジャー」ではなく「運動」の匂いが強く漂ってきます。
対象はまったく異なりますが、あえて似たものを探すと「プライベートなのに敢えてバックティからするゴルフ」のような感じです。しかも、ラフがきつく、グリーンが速いというコース。
普通のコースでレギュラーティなら常に80台で廻れるという人も、2,30ヤード距離が長くなるだけで、スコアはものの見事に悪くなります。
同じように普段は「上手そう」に滑れても、岩鞍の斜面はそういう錯覚はさせてくれません。その人の本当の実力が見事に露呈してしまいます。
ゴルフが最後はコースに住む「パーおじさん」と戦うスポーツといわれるように、岩鞍の各コースも斜面に勝った負けたの勝負をしているような気にさせられるのです。
勿論、くりまんじゅうは「負けっぱなし」でした。(^^; 実際、凹みっぱなしです。
ぶ~こなど何度もの転倒と不整地急斜面に最後の方は泣きそうでした。
しかし、それに打ち勝つことを真の「楽しみ」と感じられる人には「素晴らしい」スキー場だと思います。同時に、いわゆる「スキー中毒」と言われる人たちがこのスキー場を好む気持ちも分かりました。
今回のスキーにも当初は甥を連れてくる予定だったのですが、急用で急遽、行けなくなってしまいました。けれど、結果的には良かったのかもしれません。(判断は難しいですが…)まだスキーを始めて3年目、年3、4回の彼にはきっと「楽しくない」スキー場に感じたかもしれません。
ぶ~こも「もう岩鞍はいい」と言ってます。
で、くりまんじゅうはと言うと岩鞍に限らず「片品エリア」はやはりもうこりごりです。(^^;
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