2008-02-01

軽井沢プリンススキー場

 もう10日ほど経ちますが、一人で「軽井沢プリンスホテル」スキー場に行ってきました。(2008/1/20)
 今月、これで4回目です。(まずいです。また、くりまんじゅうは仕事をしていないと言われそうです・・・)
 その前週に行った「佐久スノーガーデン・パラダ」(スキーレポはここ)は高速のPA直結で、くりまんじゅうの家から時間的に一番早く行けるスキー場でしたが、今回の軽井沢プリンスは距離的に一番近いスキー場になります。
 碓氷峠をR18の旧道で走ると32キロ、碓氷バイパスで行くと36キロ、そして、上信越道を使うと約40キロの道のりです。
 距離的には旧道ですが、うねうねカーブが続く山坂道です。そして時間的には高速を使うのが少し早いのですが、それも僅かの差であって、高速料金に見合うほどではありません。ということで、数年前から無料になった「碓氷バイパス」を利用するのが懸命です。(但し、降雪時は高速、また軽井沢が混雑している時は旧道がいいです・・・)

 自宅を11時45分に出発、そしてスキー場駐車場到着は12時半でした。(早い!)
 さすがは有名高級リゾート「軽井沢」、既に駐車場は一杯です。けれども、逆に時間が遅くなった為、午前中だけで帰ったお客さんがいるのか、スキーセンター近くにいくつか空きがあってラッキーです。

 早速、スキーセンターで半日券を買いました。


 半日券で4000円です。さすが「軽井沢プリンス」しかも休日料金ですから高いです。
 ただ、一般的なスキー場は半日券をというと「午前半日券」「午後半日券」というように昼を境に区切られている場合が多いのですが、ここは「4時間券」になります。ですから、リフト券はこんな感じの時刻表示なります。

 (あれ?リフト券を見て、今、気がついたのですが、左端の小さな打刻印が入場時刻PM12:37となってますね。ということは、30分おまけされてるみたいですね…まったく、気がつきませんでした)

 でも、駐車場も有料なんです。500円。(^^;(でも、以前は1000円だったような・・・)

 このスキー場の特徴を一言で言うと一見「都会っぽいスキー場」で、洗練されていて垢抜けているようにも見えるのですが、実際の中身はすべて「普通」です。

 ゲレンデのサイズもけして大きくないのですが、急斜面もなければ、ダラダラの緩斜面もなく、効率のいいコースレイアウトになっていて可もなければ不可も無し。リフトも遅くもなく、速くもなく…
 ゲレンデ内の食事も美味くもなく、不味くもなく、基本的に強い不満を感じることもなければ、大きな満足を得ることもないスキー場です。

 まずは、日帰り駐車場前(ゲレンデ一番東側)の第7ロマンスリフトに乗りました。
 正面に浅間山を望む、距離800m最大斜度17度のパラレルコースを滑りました。くりまじゅうの足前にはちょうどいいくらいです。雪質はやや固め。ガリガリとしたアイスバーンではないですが、あまり良い雪ではありません。圧雪された雪面にところどころに転がっている直径2,3センチ大の固い雪の玉っころが気になります。乗り上げると怖いです。

 足慣らしにパラレルコースを二本滑ってから、今度はその隣の第4ロマンスリフトでパノラマコースへと移動しました。

 隣り合ったコースだけあって、パラレルコースとよく似ていますが、リフトを降りてすぐの滑り出しが少し急傾斜(25度)になっています。くりまんじゅうの足前にはほどよいくらいです。ゆっくりとした中まわりが楽しいです。
 余り慣れてなさそうなボーダーくんが「ガリガリ」と雪を削ってくれてました。(^^;

 リフトに乗りながらふと見ると、曇り空の向こう側の太陽、そのまわりが虹のように輝いていました。(こういうのなんて言うんでしったけ?)

 しかし、一人でスキーに来るとリフトに乗っている時間がすごく暇です。思わず暇つぶしにタバコでも吸いたくなりますが、「搭乗中禁煙」の看板が連続して立て掛けてありじっと我慢の子でした。(スキー場へ行く時は携帯灰皿は必ず持っていきますので、ポイ捨てはしません。だから、吸わせてくれぇ・・・

 第4リフトから降りてゲレンデに向かうと眼下に軽井沢の街並みが一望できます。新幹線の駅が出来て軽井沢も本当に変わりました。
 白く雪が見えるのは「ゲレンデ」と「浅間山」だけです。この辺は太平洋側の気候に属されるので降雪はあまりありません。当然、ゲレンデの雪も人工雪が大半であることは言うまでもありません。

 下に下り今度は第6ロマンスリフトを使ってプリンスホテル側の中央ゲレンデ(プリンスゲレンデ)に移動しました。このリフトは初心者コースと隣のゲレンデへの連絡リフトも兼ねているので一番混んでました。
 ただ、一人でスキーに来た時はリフトは多少混んでいるくらいの方がくりまんじゅうは好きなのです。誰と話すこともなく、誰を待つわけでもなく、ただひたすら滑っていると疲れてしまうので、まわりの人を見ながらの、多少のリフト待ちはむしろ楽しいです。必ず一人くらい変な人や面白い人がいますしね。


 このスキー場のメインゲレンデである「プリンスゲレンデ」はそれなりにそこそこ混んでました。プリンスホテルの近くだからプリンスゲレンデです。(笑)

 プリンスゲレンデでは夜九時までナイター営業も行っています。(けど、手書きの張り紙は少ししょぼくありませんか?>関係者の方々
 ナイターでのスキーなど30年以上前に、苗場でやって以来、記憶がないです。(ん?万座温泉で一度やったかな?忘れました・・・) 
 勿論、今ではそんな元気はありません。

 プリンスゲレンデは平均斜度10度程度であり、このスキー場では一番幅が広いゲレンデです。くりまんじゅうの足前にちょうどいいくらいです。 (さっきから全部そうじゃんか!)
 軽井沢プリンスは若い層が多いスキー場ですが、それでもこのゲレンデはファミリースキーも多く、年代もバラエティ豊かでした。

 ゲレンデを取り囲むように、その周囲にはプリンスホテルのコテージが沢山あります。昔々はこれに泊まることに憧れてもいましたが、今はまったく関心がありません。まあ、そんなものです。(笑)

 ここから、「高速第2リフト」で山頂へ上がります。フード付きの4人乗りクワッドリフトです。フード付きは寒くないのでありがたいです。ただ、高速と名乗っている割に然程高速ではない感じがします。先日の「サンメドウズ清里」(スキーレポ)のパノラマクワッドに比べるとまるで遅く感じました。


 山頂には展望台があり、周囲の山々が見渡せませます。群馬長野の県境の山はもちろんですが、天気がいい日には八ヶ岳はもちろんのこと遠く北アルプスまで見え渡せる非常に眺望の効く場所です。

 山頂には自動販売機や女性用トイレなどもあります。また、ゴンドラの古いキャビンを利用したこんな休憩施設もあります。くりまじゅうは「お茶」(ホット)を買って飲みました。350ml缶で150円、少し割高ですが、ここまでお運び賃が加算されてるのでしょう。ゲレンデ価格で、なかには200円という値段を付けているスキー場もあるくらいですので、まあ、仕方ありません。

 この日は曇っている割には時折薄日も差し、空気も澄んでいるのでしょうか視界も意外に良かったです。


 昼食はここ、「うどん・そば『峠』」です。ゲレンデ内、少し分かり難い場所にあります。

 頼んだのはこれ。「かきあげ蕎麦とご飯」セット。税込1000円でした。

 味は…まあ、普通です。(笑)
 どのくらい普通かというと語彙の乏しいくりまんじゅうにはなかなか形容する言葉が思いつかないくらい、もっと言うなら、いちいち書くのも面倒なくらい思い切り普通の味です。
 ただ、ご飯の量が少し多過ぎです。蕎麦をおかずに食べても食べても減りません。半々ライスでちょうどいいくらいでした。

 入り口を入るといきなりこんな食券の販売機がどーんと鎮座しており、中はこんな感じです…

 もともとはラーメン屋さんだったのでしょうか。どう見ても、そんなつくりのお店でした。
 まあ、サービスエリアの可もなく不可もない食堂を思い描いていただくのが一番近いかもしれません。
 したがって店内にトイレもありません。用を足すにはスキーセンターまで歩いていかなくてはいけません。お水とかももちろんセルフサービスです。

 不味くはありませんが、間違っても美味しい「信州蕎麦」とかを期待してはいけません。
 軽井沢は信州、信州だったらやっぱり「蕎麦」でしょう・・・という安易な論理で出来たお店かもしれませんが、ま~あ、別にいいです。(笑)

 既に3時近かったので店内は空いてました。一人なのでもくもくと食べてすぐにゲレンデに戻りました。(あっ、そう言えば、ビール飲むの忘れました)

 食事した場所がパラレルコースの下だったので、再び第7ロマンスリフトに乗りました。

 軽井沢の駅や大きなアウトレットモールが見えます。(とういかやけにそれらがやけに目立ちます)

 そのままパラレルコースを途中で左折して進むと再びプリンスゲレンデに出ることが出来ます。


 第2高速リフトで山頂へ上がり、そこから西側へ進んで、このゲレンデ唯一の急斜面といってもいいアリエスカコースへ向かいました。

 最大斜度は30度。上から覗き込むと「ゲッ」っと一瞬たじろぎましたが、滑ってみると意外に普通に下りてこられました。くりまんじゅうの足前にちょうどいいくらいです。

 すみません。をついてしまいました。m(_ _)m
 アリエスカコースは2本あり、写真左側は整地されてるので、それでもまだいいのですが、右側のコースはコブじゃない不整地で、ざっくりした雪に途中足をとられて転びそうになって怖い思いをしたので、そちら側は一本だけ滑ってやめてしまいました。
 金持ち喧嘩せず。いえ、君子危うきに近寄らずです。
 これまたをついてしまいました。正しくは単に技術と根性がないだけです。

 左のバーンではスクールの教師らしき人が引率した「検定中」という白いゼッケンをつけた人たちが滑ってました。
 しばらく見ていたのですが、皆さん、真面目のスキーに取り組んでいることが分かる、とても上手な今風な「滑り」でした。レベル的には1級検定という感でしょうか。
 ただ、実際の検定ではなくレッスンのようでしたので「事前講習会」とかなのでしょうか?この辺のことは、検定とかまるで受けたことのないくりまんじゅうには仕組みがよく分かりません。

 斜面下にあるレストラン「アリエスカ」からは、そこを滑ってくる姿が丸見えです。お茶を飲みながら皆さん、斜面を見上げています。それがわかると結構気恥ずかしいです。


 少しきつめのスラロームバーンを下り、うさぎ山コースでゲレンデ下に下りて「第一高速リフト」に乗りました。時刻はPM3:45。殆どのリフトの営業がPM4:00までということで、既にリフトはガラガラです。

 4人掛けに一人ですから、ストックも横に置けてリラックスできます。というより少し寂しいです。


 再びプリンスゲレンデに戻ると、既に照明が点いてました。
 「おぉ、気分だけはナイターだ!」

 前述しましたが、このゲレンデだけはPM9:00までナイター営業をしています。リフト券はPM5:10まで有効ですが、そろそろ薄暗くなってきたので、この時間に切り上げることにしました。(くりまんじゅうのサングラスは度入りで暗くなると歳のせいもあってみえなくなってしまうのです…)


 PM4:40、ちょうど滑り出して4時間です。 ちょうどいい時間でしょう。

 ゲレンデには人は殆どいなくなってましたが、駐車場には車がまだまだ残ってました。どこでいったい何をしているのでしょう?また、ナイターを滑りに駐車場へと入ってくる車もあります。
 皆さん、お元気ですね。

 アウトレットモールに寄り、30分ほどぶらついて帰宅したのがpm6:00くらいでした。
 旧道で帰ろうかとも思ったのですが、どう見ても先の路面が白いので、帰りもまた碓氷バイパスにしました。

 けれど、やっぱりスキーは一人で来るものではありませんね。滑ること以外にすることがまったくないというのはどうにも孤独を感じます。写真も景色以外に撮れませんし…

 滑りに関して言えば、特に新しい発見はなにもありませんでした。相変わらずアイスバーンと荒れたバーンに弱いということを改めて実感したくらいでした。(^^;

 さて、来週はどこに出かけましょうか…

(おしまい)

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