2008-07-29

白駒池・蓼科高原 その1

 いやぁ、県外に車で行くのは実に久しぶりです。昨年までなら、毎月2回くらいは必ずドライブに出掛けていましたが、ガソリンが高くなってからは本当にご無沙汰です。(冬場にスキーには行ってたけど…いいの!!それはまた別なんだから>チャック厳しい人^^;)

 さて、今回(7/20)、くりまんじゅう(&ぶ~こ)が訪れたのは、「北八ヶ岳の白駒池」です。標高は2,115m、日本の標高2,000m以上にある池では国内最大の池になります。
 安中からはR18を軽井沢方面に進み、「松井田IC」で上信越自動車道に乗り込んで2つ目のIC(佐久IC)で下り、R141-R299で所要時間はおよそ2時間弱程度。
 なので9時半出発、11時半到着でした。(連休中でしたので、「軽井沢IC」付近が激混み渋滞でした)

 白駒池は八千穂(佐久穂町)から茅野市へと八ヶ岳北部を縦断する国道299号、通称「メルヘン街道」と呼ばれる道をぐんぐんと登って行き、最高点の麦草峠(2127m)の1キロほど手間にあるなかなかの景勝地です。
 国道沿いに大きな駐車場がありますのですぐに分かります。ちなみにメルヘン街道はちょくちょく通る道ですが、白駒池まで行くのは初めてでした。

 この日は3連休の中日でしたので、普段はガラガラの駐車場もほぼ満車状態。
 とりあえず、駐車料金を500円支払い、早速、カメラを首からぶら下げていざ出陣です。


 …とその前に一応トイレに寄っておきました。備えあれば憂い無しです。


 がーん、「1回50円」の有料トイレでした。
 ならば沢山出さなければ損だとばかりに頑張って振絞りましたが(笑)、殆ど出ませんでした。^^;
 50cc程度、ヤクルト1本分かも…逆算するとガソリンより遥かに高い計算になりますね。けれど、まあいいです。(^^;

 売店の温度計。さすがは標高2000m超えの場所です。この日、出発時、下界(安中)は車の温度計で「34度」ありましたが、ここの気温は「23度」でした。

 さて、身支度も整え、ではあらためて出陣です。行くぞ!!

 駐車場から白駒池まで700mほどの距離です。整備されているので歩きやすい道が続いていますが道の周囲はまさに原生林です。

 これはこの日「ぶ~こ」の写したファーストショット!(笑)

 実はこの日、駐車場を出る時に「カメラ持つ?」と聞いたら、「重いからいい!」と言っていたのですが、遊歩道に入ってすぐデジイチを共に持っているご夫婦とすれ違った瞬間、突如、何を思ったのか、「私もカメラ持つよ!」と言って俄かカメラマンに変身しちゃいました。^^;(まあ、お陰でくりまんじゅうのバッグが軽くなって良かったですが…)
 なので今回お届けする写真は「くりまん&ぶ~こショット」かなり入り交じりです。^^;


 で、これがぶ~こセカンドショットです。この見事なまでな「日の丸」構図に・・・(^^;

 白駒池までの道は背の高い木々に囲まれ、土はすべて緑色の苔に覆われた、これぞまさしく原生林と呼べる林の中です。

 樹齢数百年と思われるトウヒ・コメツガ・オオシラビソの木々に光がさえぎられ、林の中は薄暗いのですが、所々、木立ちの間から差し込む光に照らされてグリーンが輝いていました。


 またコケの緑のジュウタンを敷き詰めたような林でもあります。


 高地だけあって、湿度もなく気温も22,3度ほどですから、非常に爽やかです。


 別に避けた意識はないのですが、写真には何故か人がまったく写っていません。けれど、実際はかなり往来がありました。若者同士、カップル、中年・熟年夫婦、ファミリー、子供の集団…賑やかなほど様々です。

 道の途中、標識が立っており…

 その隣にこんな案内図もありました。
 とりあえず、散策ルートを確認します。迷ったのは往復で約75分とある「高見石展望台」まで行くかどうか…白駒池を眼下に見下ろせる景色の良い場所らしいですが、45分(健脚)のきつい登りが待ってます。
 「まあ、それは「白駒池」を一周してから考えよう…」
 ぶ~ことそう相談して、まずはとにかく白駒池へと進むことにしました。

 ここを左に行けば、キャンプ場のある「青苔荘」へ、直進すれば「白駒荘」の前へ出ますが、どちらの道を行っても池を一周して同じ場所へ帰ってくるので、そのまま続く直進の道を選んで進みます。
 徐々に道は下りになり、木々の種類が針葉樹から広葉樹に変わっていきます。

 (あぁ、そうだ!ここは秋の紅葉がいいんだ…)
 そんなことを思いながら、足を進めるとほどなくして白駒池が見えてきました。

 駐車場から本当に15分でした。旧碓氷峠を歩くとことに比べたらまるで遊園地です。^^;

 くりまんじゅうがほとりで湖面を眺めたり…

 青いトンボを写したり…

 空にカメラを向けたり…していると…いつの間にかぶ~この姿が消えてました。

 どこ行ったんだ?と思って先に進んでいくと…

 「白駒荘」なる施設があり、その前で椅子に座ってなにやらカメラをいじってました。

 くりまんじゅうがその姿を写そうとすると気がついたのか、すかさずこちらにもカメラを向けてきます。(笑)

 「なんだかいまいち上手く撮れないんだけどさ!」

 そういうぶ~こに休憩しながらカメラ講義を少ししました。ちなみにぶ~こが持っていたカメラ(D40x)についていたレンズはSIGMA 30mmf1.4です。

 なので、まずは「絞り」についてです。
 絞りを開けるとピントが合う範囲が狭くなり背後(手前)がボケるということを実際に撮影しながらそれを見せました。絞りを絞ればその逆です。

 それはすぐに理解した様子でした。ふーん、と言いながら、パチパチ写してます。
 ということで、ぶ~こが「絞り」を意識して初めて撮った写真がこれです。(本人はボケを意識していたらしいですが、結構絞ってます…^^;)

 「でもさ、なんだか白っぽくなっちゃんだよねぇ」

 快晴の炎天下、NDフィルターも付けずにF1.4のレンズを絞り開いて空に向けて写せば、シャッタースピードの最高値超えちゃうだろうと…手渡されたカメラを見たら、案の定、白飛びまくり…しかも設定もISO800(^^;
 とりあえず、感度(ISO)設定を100にして…NDフィルターつけて、ついでに「露出補正」のお話も…

 実際に同じ場所から補正値を変えて写し、それを液晶で確認してみます。
 ちなみに「上EV+1.0」「中EV+-0」「下EV-1.0」です。

 「なんだか面倒なんだね…」
 「慣れてくれば、感覚でだいたい分かるようになってくるよ。ケースバイケースだけど、基本的には明るい場所はプラス補正、暗い場所はマイナス補正に…」
 「えっ、なんで?逆じゃないの?」(鋭い!)
 「うーん、カメラは明るいところは暗く撮りたがり、暗いところは明るく撮りたがる傾向にあるからだけど、まあ、最初はあまり難しいことは抜きにして、とにかく撮ってみる。デジカメなんだからダメなら消して補正してまた写せばいいんだから…」
 「わかった。やってみる!」

 色々とパチパチやってました。(^^;

 「でもさぁ、そう思うと人間の眼ってすごいよね」
 「そうだね。カメラなんかより遥かに凄いね」
 「なら、人間の眼と同じように写るカメラ作ればいいのにね」
 「それがそう簡単に出来ないから、こうなってるんじゃないの…」
 「ふーん、そうかぁ…そう聞くとなんか『勝った!』って感じだね!(エッヘン!)」

 (笑…)

 「こっちのカメラ持つ?ズームレンズが付いているから撮りやすいよ。」
 ぶ~こにそう言ったのですが、
 「いい!それ大きくて重いから…」
 と、見向きもしませんでした。(^^;

 続く…

 ※ 本当は…これ来週の更新予定ネタだったのですが…(^^;
    これの為、急遽繰り上げです。

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