2008-07-19

安中の裏道を歩く 谷津・上野尻編1

 前回の「下野尻編」に続く「シリーズ 安中の裏道を歩く」の第2回目は「谷津・上野尻」編です。

 しかし、谷津・上野尻編と言っても、実際には谷津の西側から上野尻の東側のほんの一部。^^;
基本的に昼休みの時間を使っての散策撮影なので、一時間程度しか時間の余裕がなく結果、その範囲で廻れる場所に限定されてしまいます。

 とりあえず、谷津公会堂の坂の下に車を停めてそこから歩き始めました。昔は「そろばん塾」だったところです。少年野球を始める前、小学校の3年の時に1年間だけ通った記憶がありますが、くりまんじゅうは確か「5級」(いや6級だったかな?)でした。(^^;

 今回歩いたルートはこんな感じ。

 「タイトルに偽りあり!表の道も歩いてんじゃん!」といきなり突っ込みを入れられそうですが、まあ、仕方ないのです。(笑)世の中、そう都合よく出来ていないわけで…^^;

 ということで、まずは公会堂脇の坂を下り切ったすぐの場所を西へと向かいます。

 細い道です。車は通れません。こんな路地があるということも初めて知りました。

 どことなく風情があり、紫陽花が似合う道です。
 道の突き当たりは行き止まり、そこ洋館風の古い建物がありました。道を左折して、碓氷川沿いの道へと向かいます。

 碓氷川沿いのこの道は今でも車では時々走りますが、歩くとなるとかなり記憶を遡らせないとなりません。高校生、中学生…いや、その時分は既に徒歩じゃなく自転車でしたらか…小学校の低学年…まで古い記憶が必要でしょうか…


 唯一、はっきりと記憶が残っているのは上野尻の「デンキ館」という映画館で「ガメラ対ギロン」という怪獣映画を見に行き、往きは車で送ってもらったのですが、「帰りは表の道は危ないから裏道を帰ってきなさい!」と言われて、友達と二人でこの道を自宅まで帰ったことです。妙に木枯らしが吹く季節だったので、冬だったように思います。
 当時はまだ写真に見えている橋(昭和橋)はなく(工事中だったような記憶も薄っすらあり…)、その向こう(奥)側につり橋が掛かっていました。

 よく見ると「昭和45年3月竣工」とあります。(調べてみたら「ガメラ対ギロン」は昭和44年3月の映画でした。昭和橋が出来る1年ほど前ですね。)

 坂を上がります。
 草に覆われていますが、これが多分、つり橋の基礎の部分でしょう。

 カーブミラーに写っているのがくりまんじゅうが歩いて来た道です。(笑)

 坂の西側には龍昌寺があり、坂を上がり切ったところにその入り口があります。

 「龍昌寺もいつ以来だろう…」

 そう思って中に入ってみました。

 非常に立派なお寺さんです。やはり小学校(低学年)の頃、何度か来たという記憶は残っていますが、その風景は殆ど憶えていません。
 参道の両側には、108の梵鐘が並んでいて、開運小槌で「過去・現在・未来」と3回撞けば、その澄んだ音色が重なりあい、人々の心を洗い清めるように響くそうです。

 開山はおよそ400年前の1616年。ご本尊のお釈迦様は開運や厄除けのご利益があるといわれ、古くから信仰されています。

 また、同志社大学の設立者、安中生まれの新島襄が米国より帰国後初めて講演をしたのがこのお寺だそうです。1874年というのですから、これは今から134年前のことになります。

 賽銭を奉納してから境内を一巡りしてみました。

 南端に竹やぶがあります。

 その近くからふと下を覗き込むと碓氷川が見えてました。ちょっと分かり難い写真ですが、こんな感じです。水色に見えるのが水面です。(言われなければ分かりませんね。^^;)

 墓地は崖ギリギリにあるのですねぇ。一部、崩れそうな場所もありました。

 東に進むとさきほどの「昭和橋」も見えます。

 お供えしてあった百合の花が妙に輝いてました。
 墓地であまりパシャパシャやると後で写真を見るのが怖いので(笑)、参道へ戻ります。
 参道沿い植えられた椿?の葉っぱを下から一枚。

 そして、ここで一服して…

 同じ敷地内にある「ひかり保育園」を見てきました。

 最後にお地蔵さんに別れを告げて、龍昌寺を後にします。

 その2に続く…

2 件のコメント:

  1. ちかじか静岡からこちらを参拝させて頂きます。裏が碓井川でしたか。
    和合の鐘を撞かせていただきます。
    大変参考になりました。

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    1. 匿名さん、こんにちわ。
      わざわざコメントをありがとうございます。
      そうですか、静岡から龍昌寺を参拝ですか。ご苦労様です。
      地元民の一人として歓迎です。お待ちしております。
      気をつけてお越し下さい。

      削除

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