お盆過ぎから、ほぼ毎晩行われるお祭りの準備。
通常は夜7時30分から9時過ぎまでの「濃密」な一時間半(^^;…
で、それから、もうワンクール(の一時間半)が「親睦の時」、いわゆる世間で言うところの「飲み会」というやつ。厳かに、また濃密な時間を過ごします。(^^;
場所は古い公民館の二階。おんぼろ畳の上に薄っぺらなカーペット。そこに足の短いぶっこわれた長テーブルを3つばかり連結させて、合い向かいにぞろぞろと座って、一番安い焼酎(4L)をお水で割って呑むのです。(発泡酒は高いので最初の一本限定。しかも、ビールじゃないのが悲しい…)
言うまでもなく、普段はおぢさんばかり。下は四十ほんの僅か手前から上は六十半ばまで…
でも、この間、若い子がやって来ました。二十代前半。はっきり書けば二十二歳。(笑)
十年前、小学生の頃、お囃子を習いに来ていたという若者たちです。
その若い子がくりまんじゅうの前に座ってしまったのです。今は前橋で歯科衛生士をしているという、町内の女の子。
いや、しかし、一般人の若い娘さんと一緒に飲むなんてここ最近、ご無沙汰。(プロは別!また同級生も別!)なので、不思議な緊張感に包まれました。(笑)
この子、明るい顔して色々な質問をおちさんにしてきます。
例えば、「好きな女優さんとか誰なんですか?」とか…(笑)
「う~ん、誰だろう…」
そんなことここしばらく訊かれた事もない。 だから、好きな女優なんて考えていなかった…
くりまんじゅうが悩んでいると、「****とか。マジ綺麗ですよね!」と云う。
ごめん…
「****」という女優さんの名前をまったく知らない。ついでになんと言ったかも思い出せない。弱ったもんです。
「じゃあ、少しベテランどころで松嶋奈々子とか!」
彼女にとっては、松嶋奈々子がもはや既にベテランなのか~~とかなり驚く。
そうこうしてるうちに、まわりのおちさんたちも面白がって、話に加わってきた。
「もっと上だ。もっと年増じゃなければ、わらないよ、このおぢさんは!」と云ってチャチャを入れる。
「えぇ、もっと上・・なら、工藤静香とかですか?」
徐々に近づいては来ているが、それでもまだだいぶ足りない…(^^;
「嘘!工藤静香より歳の人なって…**(その子の名前らしい)知らな~い!」
がっくり来た。彼女にとってそこが行き止まりらしい。(そう言えば、昔、ドリフターズが「止まれない。進めない。Uターン禁止の行き止まり♪」っていう歌を歌ってましたね。関係ないけど…)
けれど、まだ一生懸命考えているご様子。そして、はっとしたような顔で…
「あっ、ひょっとして、吉永小百合とかですか?」
がっくん!今度はちょっと行き過ぎでしょう。少しジャンプしすぎ……
そこへくりまん世代のおばさんが助け舟を出してきました。
「くりまんさんの世代なら…例えば、黒木瞳とか高島礼子とか鈴木京香とかなんじゃないの?」
さすが同じ世代を生きてきた同志…素晴らしい。見事にグリーンはとらえてくる。(残念ながらカップインには至らないけど…パーセーブは固いです。)
でも、歯科衛生士の彼女…誰も知らないらしいご様子…(笑)
「へっ?それって、誰?」というような顔をしてました。
なので、この話はその辺でお茶を濁してしまいました。
続いて話はファッションのこと…
ピアスをどう思うかとか、見せパンがどうとか…その他もろもろ…
で、「Tシャツの裾をズボンの中に入れるか」という話になり…
「えっ、入れてるよ」と言ったら大笑いされちゃいました。小娘め、人に指まで指しやがって笑いやがんの…
でも、今の若者は入れないんですってね。別にいいけど、入れるから…(笑)
ついでにシャツの下に下着を着てもNGだって言われました。ふ~ん、着るけど…(笑)
その後、「子供の頃はそろばんとか習ったんですか?」と来ました。
「うん、習ったよ」と言ったら、「嘘、マジ、現物、見たことな~い!」(イントネーション大事)と驚きモードです。
で、「っていうか、今はエクセルじゃない!」(イントネーション大事)と言うじゃないですか…
うーん、おぢさん、ここで小さく唸っちゃいました。
こんな子まで、今やエクセルが計算の王道になっているとは「恐るべしマイクロソフト」と思った次第だからです…
「君が生まれた頃、おぢさんはマルチプランを使っていたのだよ。しかもマイクロソフトのマルチプランじゃなく、まだアスキーが発売していた頃のことだよ。」
な~んてことを言っても多分、まったく、全然分からないだろうから(笑)、
「じゃあ、おぢさんが今度、エクセルのマクロでそろばんを作ってあげよう」とちょいと冗談のつもりで言ったら、「ひょっとして、おぢさん、オタッキー?」と言われてしまいました。
もはや、ぐうの音も出ません。(笑)
でも、彼女、まったく悪気とかはないんですよね。感じたままをそのまま言葉にしてくるだけ。なので、いつも真正面から力のある瞳をこちらに向けてきます。
意識も価値観もライフスタイルも全然違うけど、若いということはまったくもって素晴らしいものだと思いました。 まあ、そう思うこと自体が、やっぱりおぢさんなのかもしれませんけど…(^^;
さて、今日、明日はお祭りです。
ようやく終わります。(^^;
ココだけの話。
返信削除うちら夫婦は未だに『藤圭子の娘』と某女性歌手の事を呼びます。若手芸能関係者の名前は聞いても全く覚えられない。
飲兵衛で有名な私が、お外で呑まなくなったのは、お世話掛かりしてくれるおねいさん達の年齢が私の子供世代になってしまったから。
まあ私は気が若いので、まあだ通訳ナシでも若いコと会話出来ます。20分間くらいなら。
それ以上会話を続けると、ふと我に返ると言うか、アフォらしくなってしまうのは何故?
あ!お写真は明日の分を期待しています (汗
母校の同窓会の役員などをやっておりますと、卒業してすぐの後輩などと言う年の離れた知人ができたりするのですが、先日マイミクでもある彼女の日記を読んでましたら、タイトルが「彼氏できました!」です。
返信削除ちょっと、びくびくしながら覗きますと、「この日記を読んだヒトは、自分でも『彼氏(彼女)できました!』と言うタイトルで日記を書くこと!」と書いてあります。「見たら判るからね!」とさすが mixi
う~む。若いこのすることはすごいです。
久しぶりに、どきどきしてしまいました。
おぢさんは、ついていけません。
皆さん、ご一緒のようで安心です。(笑)
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