この夏、伯父が亡くなり近所に一人で住んでいる伯母からでした。
「ねぇ、ちょっと家に来てくれる?」
「今、すぐ?」
「うぅん、いつでもいいから…」
「分かった…」
要件を何も言わない電話でした。
数時間後、伯母の家に出かけました。ぶ~こと共に…
庭のサッシ側から家の中に入る。伯母の家に行った時の親戚だけのいつものシキタリ。そのままリビングの椅子に座って、「なに?何かあった?」と尋ねました。
すると「これ…****(くりまんじゅうの名前)のカメラで使える?」と訊いてきた。
「えっ?」
「棚の奥に入っていたんだけど、空箱だと思って捨てようと思ったら、少し重かったので…開けたてみらレンズが入っていたのよ…」
伯母がそう言って笑いながらテーブルの上に出したのは、伯父が遺したレンズでした。
「AF Zoom-Nikkor 70-300mm F4-5.6G」
色はシルバー。几帳面な伯父らしくしっかり箱入りのまま…
防湿庫に仕舞われていた15~20年ほど前のレンズ群は皆F1.4の単焦点、そしてズームはすべてF2.8通し…スペックにこだわる伯父らしいレンズたち…けれど、正直に言えば、これは、あまり伯父らしいレンズではありません。
なによりこのレンズ、現行販売されている比較的新しいレンズです。(調べたら2002.8.8発売でした…)発売すぐに買ったとしても、まだ最長6年程度…
当時、「歳をとってからは一眼レフカメラはもう重くていやだ…」と言っていつもコンパクトカメラを持っていた伯父。
けれど、6年前…伯父がこのレンズを買ったのには何か理由があったはずです。
思い当たるといえば…
一番下の孫が小学生。そう、きっと孫の運動会の為にだけに買ったレンズだったのかもしれませんね。
ありがたく頂戴して…その場でカメラに装着。カメラを持ってるところがくりまんじゅうらしい…(^^;
そして、手当たり次第、片っ端から見えるものを撮ってみました。(^^)
リビングから見える庭の松。(椅子に座ったまま、振り向いてのファーストショット)
本来、アップすべき写真じゃないと思うけど、まあ、これも記念だから・・・(苦笑)
部屋の中を見廻して、伯母の活けた花瓶の花。
庭で遊ぶ愛犬「そら」…
(話は少しそれますが、「えっ、なんで、なんで…?そらが座っておしっこしてるよ!」と突然叫んだぶ~こ。「えっ、雌犬だから普通じゃん!」というくりまんじゅうに「嘘!そらって雌だったの!」と素っ頓狂な声。ぶ~こは、今日の今日まで「そら」が雄だと思っていたそうです。そらがやって来て5年も経つのに…^^;)
なんだかテレ端300mmが面白い。なので、サンダルを履いて庭に出て…パシャパシャやってみる。
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すぐ隣(とはいってもけっこう離れてますが・・・)で畑仕事をしていた知らないおじさん…(^^;家の中に戻って…
五十数年前の伯父と伯母…(小野みゆきと山本コウタロウのようだ!^^;)
お茶をもう一杯頂き、連休に出掛けて来たという東北のお土産をたくさん頂いてしまいました…(東北は伯父の故郷なのです。)
伯父にもう一度お線香を上げて、伯母に挨拶をして、帰る前にもう一度…「そら」
そして「まめ」…(この「まめ」もなかなか話題の多い猫…でも、その話はまたいつか…)
ぶ~こと別れて会社に行く途中…いつもの場所で…
ついでにこんなのと…
こんなのを…
会社のモニタで画像を見て、chotto驚く。はい、十分使えるレンズです。いろんな意味で・・・(^^)
思わぬ話から、これでくりまんじゅうのテレ端300mmになりました。10/16のお話です。
望遠は楽しいですよ。
返信削除なぜか楽しい。
SIGMAでしたが、70-300買って鳥見が始まりました。
マクロもそうですが、見たこともない風景が有ったことに気がつきます。
おじさんの「運動会スペシャル」判る気がするなぁ。孫はかわいい。
普段の画像は親が撮ってやるだろうけど、望遠のポートレイトは自分が...と思ったのでしょうかねぇ?
正直に言ってしまえば、はりーさんに限らず「鳥」を見て何が楽しんだろう???と思っていました。(^^;
返信削除でも、300mmで覗いてみたら、あら、不思議。(笑)案外楽しいかも…
そもそも空飛んじゃうってのが凄い。ついでに、すごく知的な生き物にも思えてくる。
でも、深みにははまりたくない。(笑)
dakara、次のレンズは「Sigma APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM」あたりを考えていたりします。(爆)
あっという間にレンズ資産家になりましたね。
返信削除五百ミリですか・・・
重いですよ~
でも、まだ若いから大丈夫ですね。
だんだんレンズ地獄にはまっていきそうですね。
私も、28mm F1.4や70-200mm F2.8のIS付きなどが欲しいのですが、貯金するのに数年かかりそうです。
鳥はいいですよぉ~...と会う人ごとに言いますが
返信削除真剣に鳥の撮影をお勧めしているわけではありません。
だって、お金も暇もかかるのは目に見えていますので。
見るだけなら、少しはり込んでいい双眼鏡か、フィールドスコープを買うのは悪くないです。
20-30倍もあれば、びっくりするほどよく見えます(フィールドスコープ)安物は駄目ですが。
これにコンデジを付けてデジスコにすると、また悩みが多いです。
軽くて安い500mmはレフレックスレンズ。
Nikonのはもう中古でしか手に入らないかな?
D200であれば、Kenkoの3万円のでも撮影可能ですが、
当然、MFで手持ちは苦しいでしょうね(VR無いですから)
幾らでも、ご相談に乗らせて頂きますが(笑)
hiroさん>
返信削除数えてみたら、現在身近にあるレンズの合計はなんと14本になってました。(^^;
故障レンズが1本(これは意味ないですね…^^;)
カビカビレンズが2本…(これもか…)
1本は使わないレンズ。(笑)
で、使えるのが10本ですが、そのうち4本は2本ずつある同じレンズですので、実質8本ということになります。
500mmはシャレです。(^^;
そんな重いレンズは…無理です。
hiroさんは何本くらい持っているのですか?
はりーさん>
でも鳥っていそうで意外に身近にはいないんですよね。
すぐ見られる鳥というとカラスとスズメ…あとはヒヨドリくらいです…(ツバメはいなくなってしまったし…)
あっ、そうか…狩猟のような感覚ですね。
昔、父親が猟をしていたので…よく一緒に行きましたから、そういう感覚ならわかります。鳥を撃ちに行くという感覚で鳥を見に行くんでしょうね。>鳥見の人たち
で、いい銃が欲しいようにいいレンズが欲しい(笑)
確かにお金も暇も掛かりますね。(^^;
常時使っているのは5本です。
返信削除たまに使うのが+2本
まったく使わないのが2本
と言うことで、やはり5本です。
長いのも好きですが、10-22の広角も好きです。
と広角や魚眼を薦めたりして。(^^;