2008-11-15

高峰・湯の丸高原 その3

 (高峰・湯の丸高原 その2)からの続きです。

 高峰高原へは「浅間パークライン」という道で向かうことになります。この道、かなり強烈な山坂道であります。なんたって小諸の街からは標高差約1300m、パークラインに入ってからでも約1100mの標高差を一気に上がるのですから…

 現在は道幅も広くきれいに舗装もされていますので、雪のない季節はそれほど苦もなく上っていけますが、30年以上前、くりまんじゅうがスキーを始めた頃は「ものすんごい!」道でした。(^^;
 現在は「アサマ2000スノーパーク」なんている小洒落た名前のスキー場になってますが、昔はそのまんま「高峰高原スキー場」、ゲレンデベースが標高2000m近くにある日本でも2番目に(ゲレンデベースが)標高の高い場所にあるスキー場です。(たしか…)

 当時はもちろん無舗装でした。なので、真冬の雪がある時はまだいいのですが、問題は「雪解け」時…
 標高は高いですが、基本的に太平洋岸気候に属する場所ですので、それほど強烈に雪は降りません。また、チェリーパークラインは南向き、なので日中は日当たりもよく雪解けも早いです。
けれど…故に雪が溶けはじめてぬかるんだ無舗装路はチェーンで削られ泥沼道になってしまうのです。ついでに強烈な上り勾配な為、その泥が流れてしまう…で、、夜中今度はその状態で凍ったりするものだから…まあ、翌朝は危険なんてもんじゃあない道に変身です。4駆車4輪チェーンじゃないと…本当に辿り着けない場所でした。実際、当時は途中でリタイアする車に何度出会ったことでしょう。

 まあ、しかし、それも昔のお話…今じゃあ、冬場もしっかり除雪もするし、いたって快適な道と言っていいでしょう。(雪が降る中行くのじゃなければ…)

 チェリーパークラインを上がる途中で紅く目に付いた紅葉です。大抵の山で一番早く真っ赤に色づくのはやっぱり「ウルシ」ですね。
 ただ山全体の色づきはまだ少し早いようでした。(すみません、これは10/9のお話なのです^^;)

 中腹にある「高山植物園」の前です。

 車を停めてつい見てしまいました。周りの山がまださほど色づく前なので、凄く目立ちます。なので、ぞくぞく車が停まっては、カメラを持った方々(中年…いや、前期高齢者の女性の方々が大きな三脚持って何人も降りてくるのを見かけました^^;)

 チェリーパークラインをかなり上がってくると…怪しい雲が出てきました。

 「うーん、なんだか怪しい雲行きになってきたね…」

 くりまんが顔を顰めてそう言いますが、助手席のぶ~こは「レッツ、ゴー」と指立てながら余裕です。
実は本日、ぶ~この目的は「紅葉」ではなく別なところにあったのです…が、まあ、そのお話は後ほど…(^^;
 チェリーパークラインを上りきったところにあるのが「高峰高原ホテル」。
 http://www.takamine-kougen.co.jp/
 標高2000mに立つ、大絶景のホテルです。でも、雲で視界が利かなくて今回は写真はなしです。(^^;
 同時にここが長野県と群馬県の県境です。
 このまま、この道を北に進めば、山の中をクネクネと通って「嬬恋」(鹿沢の先)へと抜け出ることになりますが、くりまんじゅうたちはホテルを過ぎてすぐを左折して、西に向かって湯の丸高原を目指します。(勿論、冬季はどちらの道も通行止めであることはいうまでもありません。)
 群馬長野の県境でもあり、東西に連なる浅間連山を東西に走る形ですので、これから先は群馬であったり、また長野であったりする道になるわけです。

 道はスキー場(浅間2000スノーパーク)のゲレンデの腹を横切るように進みます。

 手前に見えるのが、スキー場のレストハウス。奥手に見えるのが、「チドリーホテル」スキー場のホテルです。
 言っておきますが、ここ…あと2,3ヶ月もすれば半端じゃなく寒いです。マイナス10度台なんていうのは、連日、ごく当たり前のことですし、ちょっと冷え込めばマイナス20度の世界になることさえあります。(^^; 上信越でも「ゲキ寒」スキー場のベスト(ワースト?)3に入るはずです。

 雲というか霧が出てしまっていて、今ひとつの天気ですが、そんな高原もなかなか風情があり、散歩をしている方々も結構いらっしゃいました。

 「ランプの宿 高峰温泉」という看板…
 「ランプの宿」というのは何なのだろうと思っていたら、こんなランプが玄関にぶら下がっていました。

 いやっ、単にこれでけじゃなく、宿の中にも沢山ランプがあるのかもしれませんが、詳細は分かりません。(^^;

 興味のある方はここ(http://www.takamine.co.jp/)をよく読んでみてください。(^^;

 ここからまた「長野県」にこんにちは。(笑)
 かなり深い山の中をうねうねと走る無舗装路です。

 山肌の土が崩れ落ち、痛々しい姿のはげ山も見えます。

 昨日今日、崖が崩れたわけではないのでしょうが…2000m越えの山ではよく見かけます。

 ところどころ道に落石が転がってもいて、正直、危険な匂いがする道です。(^^;
 なので、車を降りて写真を撮る気も起きませんです。こういう場所は早く通過しちゃうのが一番です。

 山の頂を境に南北に雲(空)の様子が違います。南側は厚い雲ですが、北側は青空が出ています。ぶ~こが発見して、ぶ~こが撮りました。(と、言えと言われましたので、一応、それも書いておきます。怖いから…^^;)

 この先に池の平湿原というハイキングコースもありますが、すこはパス!

 写真自体に意味はありません。「標高2055m」と書かれた文字に意味があります。(笑)

 林道の最高部を越え、道も緩やかで穏やかになりました。
 もう少しで、次の目的地「湯の丸高原」です。なので写真だけ駆け足掲載…(^^;





 当然、さらに続きます…

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