関連記事:「デジイチ雑感」
http://yume-no-nakade.blogspot.com/2008/10/blog-post_16.html
言わずと知れた信州でも大変有名な風光明媚な観光地ですが、事実、大きな自然を肌身に直に感じられる場所であります。
『登りついて不意にひらけた眼前の風景にしばらくは世界の天井が抜けたかと思う。
やがて一歩を踏みこんで岩にまたがりながら、この高さにおけるこの広がりの把握になおもくるしむ。
無制限な、おおどかな、荒っぽくて、新鮮な、この風景の情緒はただ身にしみるように本原的で、尋常の尺度にはまるで桁が外れている。』
全く、桁が外れて広い。美ヶ原の範囲はどこまでを指すのか知らないが、南の茶臼山から北の武石峰まで、広濶な山上の草原が、果てしもないように続いている。さあ、どこでも勝手にお歩きなさい…
深田久弥は「日本百名山」の中で尾崎喜八の「美ヶ原熔岩台地」をこう引用して続けています。
はい、正直言って、初めて訪れる人はまず驚くと思います。
標高2000mの高地がこうも平らでだだっ広いとは!(ついでに晩秋にでも訪れようものなら、その寒さにも驚くでしょう。辺りに遮る木々がまったく無いので、風がモロ吹いてきてそいつが強烈に体温を奪います。)
東京ドーム何個分だか分かりませんが、兎にも角にも広いです。
あっ、まったくの余談ではありますが、テレビなどで広いものを例える時によく使う、この「東京ドーム何個分」という例え、くりまんじゅうはいつも気になるというか、気に障ります。
そもそも「東京ドーム」の広さ(大きさ)がよく分からんのです。あっ、もちろんグランドサイズが両翼100メートル、中堅122メートルってなことは知ってます。でも、通路とか観客席のサイズとかそういうことは全然分かりません。(一般的な野球場(グラウンド)何個分じゃいけないでしょうか?)
まあ、それでも、「なんとなく」の大きさで、5杯分くらいなら、まだぎりぎり想像力でその空間は妄想できます。(あくまで妄想です)
Demo、TVとか見ていると、平気で「東京ドーム127杯分」とか言っちゃってるし…
そんなの、もはや「どんだけー!」って感じで分かるはずないじゃないの!「バッカじゃなかろかはげ頭!」って何度テレビに向かって叫んだことか…(イカン、イカン、この程度のことで過激になるな>自分!)
メーターサイズやヘクタールや何町歩やヘクトパスカル(こりゃ違うか!)でいいじゃないの!なんか問題があるの?それとも田舎モノバカにしてんの?と思います。
例えが全く違うかもしれないけれど^^;、湯川博士の127人分頭がいいとか川端康成の127人分小説上手い言ってる感じで…実に意味不明。
何、無理して、虚勢張って、世間の人を煙に巻こうとしているのって感じがいつもするのです。(^^;
あぁ…いかん、いかん…このまま愚痴を続けると、これもまた「その7」まで続きそうなので、強引に戻ります。(^^;
だから、とにかく広いんです。そういうことでご了解ください!(笑)
美ヶ原へは一般的な南側から来るビーナスラインを使わず、北東側の武石村(現上田市)から県道464号線で上がりました。
下界はまだ紅葉なんてまるでやってない。
しかし、下界といっても標高1000m程度はあるはずだけど…ここから、あと1000m上がっていきます。
途中の山坂道…
実は…ここまでも何枚か写真を撮ったのですが、前日の夜間撮影の設定のままだったので、ISOがすべて1600でした。ついでにPモードだったので、絞り値とかまったく意識していなかったものだから、なんだか妙に粗い写真。なので…目障りだけなのでここまでの写真はパ~ス!
美ヶ原まで上がる少し手前の「白樺平」です。
実に綺麗な場所です。この日は晴天でしたが、霧の出ているような日の方が雰囲気があります。でも、白樺って実に絵になる樹ですよね。
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標高2000mに到着しました。まずはいつもの場所へ行き、いつものように下界を眺めます。ここへ来た時のお決まりです。
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左を見ると「美ヶ原高原美術館」。こちらも日本一高い所にある野外美術館で、ついでに箱根の彫刻の森美術館と姉妹美術館です。(フジサンケイグループ)
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美ヶ原高原に訪れた人はまず大抵、ここに寄りたがりますが、くりまんじゅうたちはもう何度も入っているので今回もパスいたしました。以前、ここで「BMW」のTVCM撮影を行っていたことがあります。
グライダーが飛んでました。風に煽られちょっと心許ない飛行でした。
「あっ、熊さんが乗ってる?」
「えっ?」
「ほら、操縦席…」
「???」
最初、ぶ~こが何を言っているのか分かりませんでしたが、事実でした。
はい、これが証拠写真だそうです。(ぶ撮影)
女性というのはそういうものに実に目敏いです。信じられない観察力です。
美術館には寄りませんが、大きな駐車場の隣にある売店(道の駅)には寄ってみました。
その駐車場から見る景色がまた豪快です。下に見える田んぼは丸子辺りでしょうか。
はい、これは「景色」を見ないで、下の方に写っているくりまんじゅうの影を見てくださいね。その為の記念写真なのですから…(笑)
山腹には色とりどりの紅葉が見えています。
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結構、寒いです。車で車外温度を確認したら、10度でした。画像を見ていただけばお分かりのようにお日様は出ているのですが、風が吹くとぐっと身体が冷えてきます。
なので、ここに入り…
これを頂きました。
尾道ラーメン。
要するにシンプルな醤油味の「中華そば」です。そのチャーシューメンの大盛りをお願いしました。途中、コンビニでおにぎりを買って食べたので、ぶ~こと一杯ずつは要りません。
味の方はというと「まあまあ」ということにしておきます。そもそも端から期待はしてませんから…(^^;
トイレをお借りして、車へ戻る途中、もう一度駐車場に寄りました。
別に後で見ることもないのですが、つい地図とかがあるとカメラに写したくなってしまいます。癖…それとも病気?
駐車場から「美ヶ原高原美術館」を…
写真をぱっと見ただけだとサイズが分からないかもしれませんが、右下の方に人間がいますので、それと比べてみて下さい。結構、大きなものなのです。
この日は天気も良かったせいかライダーたちも大勢いました。
(その2に続く…)
どれが一番好みだろうといろいろ眺めていたが、決まらず(汗)
返信削除コメントを書き込めずに終わりました。
3枚目、暗めの構図にミラーだけが明るくて印象に残りました。
ミララーってご存じだったかな?
http://pchansblog.exblog.jp/
↑ここの匠さんが作った造語
ミララー…
返信削除知りません。
ミラーに写ったものを撮る人?
ご提示くださったサイトに行けば分かるのでしょうか…後で行ってみます。(^^)
ちなみに…
返信削除栗饅頭的には下から11番目(^^;
http://2.bp.blogspot.com/_BM33w-Fyvjc/SQUv385rx6I/AAAAAAAAI30/86itueVWkfY/s1600-h/Dsc_6665.jpg
が一番好みかもしれませんです。
ふむふむ。
返信削除下から11番目が一番好みとして、その1枚だけで全てが語れるかというと、辛いものが有るのかもしれません。
流れの中での1枚という事でしょうね。
シングルヒットと、アルバムの中の好きな曲の違いかもしれない。
自分でも表現できてないのが辛いところです。
匠氏はすごい技術と知識を持っておられて、それをBLOGで表現されているのが一番すごいと思います。
うまい人はたくさん居ますが、なんでこれを撮ったのかを素人向けに表現できる人は少ないです。
まぁ、好き嫌いは有るでしょうけど。
すいません。できたら5つおきくらいでいいですからお写真に番号かなんかあると数えよいです。
返信削除下から11枚目。スクロールしいしい3回やってようやっと、ああこれねっ! (汗
まあ今日の処は以上です。
「その1枚だけで全てを語る」
返信削除きっと、写真を撮り続けている方ならば、誰しも心に思う深遠なるテーマなのでしょうし、このまま写真を撮り続けていたらきっと、くりまんじゅうもそんな気持ちが出てくるのかもしれません…が、実は、今のくりまんじゅうにはそんな気持ちは微塵もないのです。
なにしろ、カメラの設定間違い、ピンボケ、露出違い…の失敗写真の連続で、遥かそれ以前の段階ですから…(^^;(そんなこと考えること自体がまだまだおこがましい。)
また、単に量というものではなく、質として好みの問題もあるかもしれません。実はくりまんじゅうは映像を点よりも面でとらえるのが好きなのです。だから、本質的にはビデオ向きなのかもしれない。(笑)
徒然なるままに写真系なるブログやらサイトも時折、拝見させていただきますが、「この渾身の1枚」系に憧れている方って意外に多いんですよね。(^^;
わかります。その気持ち、すごくよく分かります。うちの家系、代々俳句の先生でしたから…(^^;
無駄を廃し、贅肉を削ぎ落とし、五七五のたった十七文字に込める魂込めた「渾身の語」の意味、耳にたこが出来るほど聞かされて生きていました。(笑)近所に堀口星眠住んでるし…(^^;(まあ、同じじゃないけれど…似通った意味は感じます。)
そんな抵抗からか、なので文章も無駄が大好き、わざわざ意味のない冗長系を志してます。
だから、分かるんですが、けれど、自分では写真を撮ることに、そういう意識も思いもまったくないのです。やっぱり、まだ自分用の記録でありブログ用の紹介の資料の範囲というのが本当のところ。(^^;
本格的な「映画」撮りたい派じゃなくて、「テレ東」系の「いい旅夢気分」系なのです。(笑)(ナショナルジオグラフィック系とは行かなくても、せめて河口浩の水曜スペシャル系くらいは志したいのですけど…(笑)^^;)
映画の方が高尚で格好がいいよね。なんとなく…(^^;
テレビのディレクターより映画監督になりたいじゃん。なんて…(^^;
でも結局中途半端な「2時間ドラマ」になってしまうのが関の山なので(笑)、くりまんじゅうはそういう高尚なことはあまり考えないのです。
まあ、(半分)冗談はともかくとして、結局、その1枚だけで全てを語るというのは、やはりその人の思いの強さの現れなのだと思います。偶然撮れたものではなく、もはや情念に近い写欲で追い求めて…結果(偶然)撮れたもの…
そして、撮った人間がどんなに必死にそれを説明しても、見た人がそれを見ただけで感じらなければ、実は何も物語っていない単なる撮影者のマスターベーションにすぎなくなってしまう。(^^;
技術系習い事と違う、理屈で現せない芸術系習い事に全て通じる難しい問題ですね。(^^;
ご紹介のサイトへ行き「ミララー」を検索して記事を読んでみました。
最初、誰もがごく当たり前に発想するような撮影方法なので、そんなに一生懸命説明する必要もないんじゃないかなぁ…なんて思いながら記事を読んでいましたが、はりーさんのお話のように様々な撮影技術について皆、懇切丁寧に解説してくださる、大変あり難いお方なのですね。(凄い!)なにより、読み物として非常に面白いです。(^^)
後日、ゆっくりと読ませていただきたいと思います。
はりーさんのコメントを見て、(らしくなく)つい今の自分の写真に対する考えを少しだけ整理してみました。(というより考えたこともなかったです…ありがとうございます&長々とすみません。m(_ _)m)
>すいません。できたら5つおきくらいでいいですからお写真に番号かなんかあると数えよいです。
返信削除面倒なのでイヤです。(笑)
それにしても本当に写真というヤツはうまく撮れないので悲しくなります。実にムズイ!
デジイチ手にしてから既に15000回ほどシャッターを押しているはずですが、「うーん、こいつはいい!」と自分で気に入ってA4サイズに印刷をして額なんぞに入れちゃったのはまだたった1枚です。(^^;
しかも、その被写体は感情移入出来る「甥っ子」ってうんだから、写真としての出来ではない。(笑)
「これなかなかよく撮れたかな!」と思っても、まあ、3回も見ればイヤになる。実際、自分で欠点ビシビシ指摘できまくり。
だから写真なんてキライ!(笑)
でも、、音楽入れて、文章付けて、エフェクトびしばし入れた演出かましたスライドショーとかにして、一つの物語にするとつまらない写真でも結構いい。
そいつで人を泣かせる自信もある。実際「自分で作った」スライドショーを見て自分が充分泣てしまうのが、嬉しいやら悲しいやら情けないやら…(笑)
ということで、カメラやめて、またビデオ買うかな!(^^;
(でも、ビデオは一度挫折したんです。いや、3回くらい。一番最初は30年くらい前(100万越えの肩に担ぐタイプ^^;)二回目は20年位前…、そして三回目はソニーが民生用小型ハイビジョンビデオカメラ出した時だから…10年弱前?考えてみると散財しまくりです…^^;)
う~ん。。。 ナンと申し上げて良いのやら (笑
返信削除ナニかを伝えたい意志を持っているモノにとってスチール写真と言うのは、
いささか役不足。。。な、感じはあります。前々から。
私の言葉に置き換えますと「1発で決めるのは無理。。。」
んまあ、取り敢えずはブログです。フォト系ブロガにならなくてはいけない (爆
意味不?かもしんない。。。 ですが、以上です!
写真を見ながら、いろんな事を考える。
返信削除それが自分の写真であっても、あとから「そうなのか!」と思えるような時もあります。
何せ、ほとんど刹那的に撮っていますので。
そう言うのを、リアルタイムにだらだら書いて行くのがblogの面白いところでしょう。
毎日書くのは、駄作を目立たないようにするためだと、昔書いた気がします。
たくさん押したら自分の好みが出てくるような気がします。
たくさん見たらこう言うのが好きなんだというのが少し見えてくる気がします。
その上、私にはブレと戦いながら超望遠で撮ると言う課題があるのです。
最初は、長い玉さえ買えば(買えれば)全て上手くいくと思っていました。
そんなのは全く嘘でした。
ピンボケだと思った画像の大半はブレだったなんて。解っていて何ともならないなんて。